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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784041018361
作品紹介・あらすじ
1556年秋、山上城城主の山上氏秀は、関東を席巻する北条軍に城を包囲されていた。近隣諸侯に援軍を求めるも、北条を怖れて二の足を踏む事態に、氏秀は徹底抗戦を余儀なくされる。武勇で鳴らす氏秀の活躍も空しく、城は陥落寸前。重臣たちの説得により降伏を選択した氏秀は、北条氏康により領地追放となる。城を失った城主……己にできることは北条と戦うのみ。出家し、山上道牛となった男は、北条に敵対する佐野家を頼り、新たな戦場を求めるが──。
北条、上杉と戦い、織田信長、豊臣秀吉に仕えた猛将は、戦国の世でついに天下の傾き者・前田慶次郎と出会う。
感想・レビュー・書評
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山上道牛が戦いで活躍するたびにすごく興奮しました!この本を読んで、凄く興味を持ったので詳しく調べてみようと思いました。【小4】
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山上道牛。
戦国時代、上州の山上城主の山上藤七郎氏秀。
上州に勢力を伸ばす北条氏に屈服するが、その後、数々の武将を相手に戦国時代を駆け抜けていく。
北条氏康、武田勝頼、上杉謙信、織田信長、上杉景勝など、正にワクワクする展開。 -
さて,何人くらいの人名が出てきたのだろうか.それに戦国時代の人物はしきりに名前を変えるのだ.主人公の道牛も,最初は山上藤七郎氏秀で剃髪後,道牛を名乗る.忍びの蛇の目が重要な場面に登場して,的確な情報を伝えてくれる.どの時代も情報は重要だ.薙刀を駆使して首塚を幾つも築いた道牛だが,その力量を見込んだ領主に重用される.戦国時代の武将たちの戦略では,敵を皆殺しにするのではなく,逃げ道を作っておいてやる度量も必要とされていたと感じた.このような考え方が,太平洋戦争ではなくなったのは何故か.今川義元,武田信玄,上杉謙信,織田信長,羽柴秀吉など,著名な戦国大名が登場して,裏話のような展開が楽しめた.
著者プロフィール
近衛龍春の作品
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