ユマニチュード 認知症ケア最前線 (oneテーマ21)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 71
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018620

感想・レビュー・書評

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  • ユマニチュードについての取材をもとに書かれた本。

    今まで読んだユマニチュードの本は、現場の方の書かれたものばかりだったので、「取材によってわかってきたこと」「取材を通して表現されたこと」は新鮮で興味深かったです。

    ユマニチュードは、哲学であり、技術である。

    人の尊厳を大切にしていることを、視線や姿勢、行動によって示していて、私もこの実践を続けていきたいと、改めて思いました。

  • さいきん医療の現場で注目されはじめているらしい、ユマニチュード。「見つめる」「触れる」「話しかける」「寝たきりにしない」の四つの柱があるようです。
    こうやってひとをケアするときのテクニックを体系化することによって、ひと助けに対しておおきな情熱を持っていないひとでもひとをきちんとケアすることができるようになる、との話があって、そこはとってもバランスの取れた感覚やなぁと思った。
    ユマニチュード、今後どうなるんでしょうね、楽しみです。

  • ユマニチュードは技術。だから、誰にでも身につけることができるようになる、はず。

  • ユマニチュードの紹介と介護業界の近況について書かれています。
    ユマニチュードについては紹介くらいの内容なので、深く知りたいのであれば、別の本の方が良いかも知れません。

  • 覚書
    ユマニチュードの4つの柱
    ①見つめる②話しかける③触れる④寝たきりにしない
    ケアレベルの設定
    健康を改善 健康を維持 付き添う
    立って体を拭くと筋肉が鍛えられ骨にカルシウムを定着させ呼吸機能が弱まるのを防ぐ
    介護移住
    特養を地方に整備すればコスト面でも都会の10分の1 衰退する地域の雇用創出や経済の活性化につながる
    介護能力の高い介護施設へのショートステイと適切な精神科往診を組み合わせれば精神科病棟への入院をせずに治療が可能

  • youtubeで「クローズアップ現代」と「報道特集」の映像を見てから読んだのでわかりやすかった。認知症の母と接するうえで、この心構えと技術を生かせたらと思う。

  • これから入門の本を読むための導入を意図しているのだろう。ユマニチュードの目を合わせる、触れる、ゆっくり話しかける、立つ、ポジティブなメッセージでコミュニケートする、が不自然な技法だというのがものすごくわかりやすかった。おそらく、

  • NHKクローズアップ現在で取り上げられた内容がもとになりまとめら絵rた本。
    ユマニチュードの基本は、高齢者との人間関係の見直し。①見る ②話す ③触る ④立たせる、歩かせるが基本。

  • 認知症者に対するあらたなケア技法『ユマニチュード』
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    p.28「ユマニチュード(Humanitude)」という言葉は1930年代から、パリに集まったフランス領植民地の黒人知識人たちが、自らの”黒人らしさ”を取り戻そうと起こした文学運動である「ネグリチュード(Negritude)」を起源に持ち”人間らしさを取りもどす”あるいは”人間の尊厳の回復”という意味を込めて、生まれた造語なのでそうです。
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    フランス人のイヴ・ジネストさんにより考案されたケア技法だ。

    基本技法としての、4つの柱
    1)見つめる
    2)話しかける
    3)触れる
    4)寝たきりにしない

    考え方を取っても、4つの柱を考えてみても、リハビリテーションとの親和性が高いように感じた。

    ふと考えると、そこまで画期的ではないのだけども、それを現場が行える状態にするかということに関しては、考え直さなければならないと思う。

    そして、特殊技術としての存在のみでなく、だれでも(ケアスタッフでも、ご家族でも、取材スタッフでも)そのアプローチが行えるという点では、画期的かもしれない。

    医療や、人間としての存在の根源を見つめ直すこと。
    ユマニチュードを通してそんなことが完遂されたらいいだろう。

    本の中では、取材を通したユマニチュードの実際が描かれているのみならず、第5章(岐路に立つ日本の高齢化・認知症対策)では、”社会に対してのユマニチュード”として、現在や未来における日本の認知症者との関わりあい方の提案もなされている。

    ユマニチュードという言葉を知らなかったので、ケア技法としてのみならず社会に対するアプローチや思想も組み入れた内容で、勉強になった。

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    【内容(「BOOK」データベースより)
    認知症の人が本来持っていた最も善良なその人らしさを取り戻す。「クローズアップ現代」「あさイチ」「NHKスペシャル」紹介!誰にでもできる認知症ケアの新技術。
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    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    望月/健
    1965年生まれ。89年、日本電波ニュース社入社。ハノイ支局長、カンボジア支局長を歴任。99年、報道番組制作会社ジン・ネット入社。テレビ朝日『サンデープロジェクト』、テレビ東京『ガイアの夜明け』などを制作。番組ディレクターとして、「中国人犯罪グループ」による密航や自動車盗難の実態、「偽ブランド品汚染」、「イラク戦争」などを取材。2010年よりフリーランスとなり、主にNHKの『クローズアップ現代』で、「超高齢社会へ向けた対策」や「森林・林業の可能性」などをテーマに取材を続けている
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    【目次】
    第1章 見つめて触れて語りかけて
    ・ユマニチュードとの出会い~「叫ぶ女性」と「訴える女性」
    ・認知症の“中核症状”と“行動・心理症状”
     ほか
    第2章 ユマニチュードの衝撃
    ・“拘束・抑制”が日常化する医療現場
    ・全日病研修会の熱気
     ほか
    第3章 ユマニチュードの哲学~考案者イヴ・ジネスト氏インタビュー
    ・絆の哲学
    ・認知症の世界
     ほか
    第4章 ユマニチュードは日本に普及するか
    ・在宅復帰した94歳の久万辰雄さん
    ・解明が進む認知症のメカニズム
     ほか
    第5章 岐路に立つ日本の高齢化・認知症対策
    ・2025年問題
    ・認知症の人と社会の共存を否定する判決
     ほか
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