封鬼花伝 光綾なす千花の夢 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018842

作品紹介・あらすじ

刀火から身を引く決心をした矢先、春鬼を具現させた疑いで都を追われてしまった千樹。しかし彼の身に危険が及んでいるのを知り、騒動の突破口を掴むため、自らの姿を絵に描いて鬼界へ出向こうとして!?

感想・レビュー・書評

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  • 都に鬼が出ていて、原因と思われている千樹。刀火の弟宮である綾峰と逃げ、信頼をしているものと協力し、都の鬼が本物の春鬼なのか調べる。その結果、何が起こっているか突き止めていき、大団円へ。
    三巻あたりからちょっと暗い雰囲気だったので、ワクワク感低めで読み進めました。刀火も千樹も特殊能力保持者なのに恋愛偏差値は低いし、陰謀に巻き込まれるし、楽しいエピソードが少なかったのが残念でしたが、お話の作り込みや、刀火・千樹の心根が真っ直ぐで格好良かったのが好きでした。

  • シリーズ5作品目。最終巻。

    楽しかったです。
    今まで大変な思いをした分、2人の幸せな生活を見たかったけど、ラストにあったショートストーリーにホッとしました。2人の話しではなかったけど、幸せになってもらいたかったトップの人だったので…。

    それにしても雅近と頼近…。
    そうだったのか。と、びっくりしました。
    なんだか切なかった。守ろうとした側と守られた側。でも、一人ではなく九反がいてくれてよかったなとほんとに思った。

    日本の古代のような…似たような世界観、やっぱり好きだなぁとこのシリーズ読みながら再確認しました。

  • 守り守られてでとてもよいと思います。

  • シリーズ5作目(完結)

  • 4.5巻と読了。
    自ら戦うすべを持ち、好きな人を守るために力を尽くす、力強い主人公が魅力的。
    刀火も自分を律することができる人で格好良いです。
    戦うシーンが多いため、甘さに欠けるところもありますが、主人公の一生懸命さが伝わってくる作品です。

  • ハラハラしたー
    頑張ったなあみんな
    綾峰が頑張ったのがとてもよい

  • 完結巻。

    とりあえず、よかったね?

  • 春鬼を具現化させたと都を追われた千樹。
    刀火への異常な執着を見せる家臣の雅近。
    そして、正体不明の生き別れた雅近の弟・頼近。
    春鬼は果たして封印を解いているのか?

    兄弟の確執の裏に隠されたものに迫り、刀火と雅近の成長が描かれます。
    ですが、物語は、彼女が千絵となる覚悟を決めるまでで終幕です。
    もう少し続いて欲しいと思っていただけに、ちょっと残念かな。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4444.html

  • シリーズ最終巻です。
    すごく素敵な感じにまとまっていて。
    さいごのおまけの短編がなんだか嬉しかったです。

  • シリーズ最終巻。
    封印したはずの春鬼が都で目撃され、成る絵を描く力がある千樹が疑われる。綾峰の手引きにより、隠れ家に逃げ延びた千樹は絵の魔力で春鬼が鬼界にいるか確認しようと試みる。一方、刀火はある決意を固め、千樹と何とか連絡を取りつつ、この陰謀の犯人を追い詰めようとする。

    なかなか読み進めることが出来なかったな〜。最終巻ということもあって内容が濃ゆかったからかな〜。詰め込まれ過ぎてた。だけどハッピーエンドだったし、2人が離れ離れにはならないラストだったから良かった。雅近にはけっこう終盤の方まで苛々させられた(笑)あとこのシリーズで一番成長したのは綾峰だと思う。私の中の好感度は刀火よりも高いww

    今度はどんなシリーズなのか楽しみです。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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