鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 5416
レビュー : 578
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018880

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーはあまり得意ではないけれど、頑張って読み進むと勢いがついてきた感じ。なかなか面白く読みました。
    複雑な政治構造や支配関係や人間模様は大まかに理解しつつどんどん読んでいくに限ります。
    一応医療関係者の一人として、西洋医学と東洋医学の考え方の違い云々は、こういう感じでとらえられているのかな~と参考になりました。

  • 黒幕は誰??

  • ヴァンとホッサルの物語の幕開け。
    医療・政治・冒険の3つが織り込まれていてとても深い。登場人物や地方・民の名前が少し覚えづらいかなぁ。
    上に関しては多くの伏線が張られていて本当に物語の導入部分の印象。

  • 故郷を侵略者から守るため戦ったが、囚われ奴隷として岩塩鉱でこき使われていたヴァン。
    ある夜、犬の一群が岩塩鉱を襲い、致死率の高い病(黒狼病)を広げていく。辛うじて生き残ったのはヴァンと幼子ユナ。
    犬に噛まれ、自らの体の変化に戸惑いながらも岩塩鉱から逃げ出す。

    「逃亡囚」として、また「病から生還したもの」という価値により追われるヴァンは、森で一人の男を助け、その男の集落で暮らすことになる。

    高名な医師の祖父を持つホッサルは自らも医師として、黒狼病に立ち向かうべく新薬や予防薬を開発せんと日夜奮闘するが、いつしか政争にも巻き込まれていく。


    地名とか人物名とかがややこしいのに、さらに国々の微妙な力関係を理解して読むのが大変だった。
    宗教観、それによる生死観、価値観が違うと対立が生まれる構図が人間らしくて痛ましい。

  • ☆3つ
    たいそうな賞を獲得した程には面白くはない。 なぜだかなんだかわたしにはストリーの展開が複雑で呑み込みにくい。 本屋大賞を取ってベストセラーとなった作品とは思えないようなところがある。 でもそんな事言いながら結構三日間くらいで読んでしまったのだから、まあ面白かったのかもしれぬ。 さらに未だ下巻も読み残っているんであった。 すまぬ。

  • 面白い。
    2つのはなしが同時進行しているで今後の二人の主人公のこれからが気になります。
    とくにヴァンの身体の中で起こっていることが、とても気になる。
    下巻につづく。

  • 久しぶりの上橋作品。今回の作品でその魅力を考えてみました。
    ・各集団(民族・部族・階級)の事情、個人の感情が共に描かれてしている。
    ・他者・他民族との接触による軋轢と衝突により生まれるものへの発見がある。
    ・目線が優しく人物を意地悪に描いていない。一面的な人物像で描く人は限定しており、多くの登場人物の背景を丁寧に伝えてくれている。

    どうでしょう。うなづいていただけますか。

  • んー。いつもの引きつける感じがなかった。
    二つの物語が同時進行で一緒に流れてるから上手く読めなかったのかもしれない。
    モチーフや世界観は相変わらずすごいんだけれども。
    ユナのしゃべり方もなんとなく受け入れることが出来ず……
    ホッサルが好き。

  • 世界観に入り込むまで少し時間がかかったけど、引き込まれてからは一気読み。
    得体の知れない病との闘いで緊張感漂う中、ユナの可愛らしさに心なごむ。
    死生観や宗教・民族の違い、いろいろな問題が絡み合い、これからヴァンとホッサル、2人の物語がどう交わっていくのか気になる。下巻へ。

  • 病気そのものを看るのか
    病気を持っている人を看るのか

    この頃身近に感じる「生きていくこと」

    幸せだった頃を取り戻すために
    他者が不幸になることがある
    気がつかなくなっていないか

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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