- Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041018880
感想・レビュー・書評
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ファンタジーという括りでは足りないほどに多彩なお話。上巻でこれだけぐいぐい読ませてくるので、下巻が楽しみ。
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図書館で50人待ちで読んだ上巻。
久々の上橋菜穂子さんだったが、今回はスケールが大きすぎて上巻だけではこの先どんな風に展開していくのかまったく想像がつかない。
登場人物が多すぎて、今までの上橋さんの作品のように一人の人物の心の動きみたいなのはあまり描かれていない。
それでもやっぱり読ませる。
この先どうなるのか早く下巻が読みたい。 -
ファンタジーはあまり得意ではないけれど、頑張って読み進むと勢いがついてきた感じ。なかなか面白く読みました。
複雑な政治構造や支配関係や人間模様は大まかに理解しつつどんどん読んでいくに限ります。
一応医療関係者の一人として、西洋医学と東洋医学の考え方の違い云々は、こういう感じでとらえられているのかな~と参考になりました。 -
黒幕は誰??
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ヴァンとホッサルの物語の幕開け。
医療・政治・冒険の3つが織り込まれていてとても深い。登場人物や地方・民の名前が少し覚えづらいかなぁ。
上に関しては多くの伏線が張られていて本当に物語の導入部分の印象。 -
面白い。
2つのはなしが同時進行しているで今後の二人の主人公のこれからが気になります。
とくにヴァンの身体の中で起こっていることが、とても気になる。
下巻につづく。 -
久しぶりの上橋作品。今回の作品でその魅力を考えてみました。
・各集団(民族・部族・階級)の事情、個人の感情が共に描かれてしている。
・他者・他民族との接触による軋轢と衝突により生まれるものへの発見がある。
・目線が優しく人物を意地悪に描いていない。一面的な人物像で描く人は限定しており、多くの登場人物の背景を丁寧に伝えてくれている。
どうでしょう。うなづいていただけますか。 -
んー。いつもの引きつける感じがなかった。
二つの物語が同時進行で一緒に流れてるから上手く読めなかったのかもしれない。
モチーフや世界観は相変わらずすごいんだけれども。
ユナのしゃべり方もなんとなく受け入れることが出来ず……
ホッサルが好き。 -
世界観に入り込むまで少し時間がかかったけど、引き込まれてからは一気読み。
得体の知れない病との闘いで緊張感漂う中、ユナの可愛らしさに心なごむ。
死生観や宗教・民族の違い、いろいろな問題が絡み合い、これからヴァンとホッサル、2人の物語がどう交わっていくのか気になる。下巻へ。 -
病気そのものを看るのか
病気を持っている人を看るのか
この頃身近に感じる「生きていくこと」
幸せだった頃を取り戻すために
他者が不幸になることがある
気がつかなくなっていないか -
面白いけど、前置きが長い、くどい、無駄な話が多い。簡潔さあれば、ツボに入るのだけれどね。まあそれも含めて著者の特徴なんでしょうが、疲れました。
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人の名前や土地の名前 部族の名前 覚えていくのが たいへんでした!
病気に対してどんなふうに、対処していくのか 興味深かったです。
病気との戦い 政治的な戦い
盛りだくさんで おもしろかった!(*^^*)
下巻も楽しみです。 -
岩塩鉱の奴隷に落とされたヴァン
絶望的な状況の中、犬らに襲われ、謎の病で奴隷たちが死ぬ中、一人、生き残り
幼い少女を拾い育て…
生きる術、意味、国や氏族の複雑に絡む思惑…読み応えあり -
上巻を読み終えました。
登場人物がとても魅力的です。
風景の描写もステキで、頭のなかに美しい景色が広がります。
気を付けないと人物の相関だとか、
国の関係とか分からなくなってしまいそうで、相関図と地図が手元に欲しいなぁと思ったりします。
ヴァン、ユナ、ホッサル…みんなこれからどうなってしまうのか。
下巻も楽しみです♪ -
2014年9月刊。ヴァンとホッサルを交互の章で書いてあるが、ホッサルの話が、冗長で読み辛かった。下巻まで読んだのでわかったが、ホッサルの話を別の章にしたのは失敗。魅力的な主人公のヴァンを主にして書くべきでした。鹿の王というタイトルもいただけない。ホッサルの章に目をつぶれば、謎あり、爽快感ありの楽しい話でした。
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上橋菜穂子ならではの、独特の世界。
下巻にも期待。