鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 5442
レビュー : 578
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018880

作品紹介・あらすじ

強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?

感想・レビュー・書評

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  • 最初は登場人物多いし良くわからない設定だけど、読み始めたらすぐに入り込める。途中からユナちゃのことしか考えられなくなる。

  • 上下巻読了。よかった。

  • なんだか壮大であって盛大な作品である。いろいろなテーマやサブテーマが散りばめられていて、現代の病気や戦争のことを事細かに時代背景は違えどよみがえらせている。謎の病、黒狼病それは狂犬病のようだがそうではない。vector を通じての病、そして一度症状が現れると死を免れることはできないのをみて、狂犬病と1300年代にblack deathと呼ばれた悪しき病でヨーロッパの人口を40%も減少させたペストを彷彿させるような架空の病。そして、この時代にワクチンの発明の先駆者でもあるsmallpoxで有名なEdward Jennerの手法を取り入れた抗体の取り方をみていて、すごく興奮してドキドキしたとともに昔の人たちの神のあがめ方はきっとこういった不治の病から信仰したのだろうなと思わされた。ほかにも、脳科学で有名なMorris Water Navigation Taskというラットを使った脳と学習行動における実験も出てくるのですごくおもしろい。残念ながら、現代において科学も医療も発展していっているのに人々の思想は自然派といってワクチンを拒否する親も増えてきている。そんな今だからこそもう一度、子供たちの未来、私たちの未来を考えさせられる。

  • 鹿の王(上) 生き残った者
    著作者:上橋菜穂子
    KADOKAWA:角川書店
    架空の世界でありながら、瞬く間にこの世界に引き込まれます。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • ファンタジーなのに詳細な設定や細かい心理描写があり、とてもリアルだった。

    致死性の高い黒狼熱の患者たちは、現代医療の知識はない。そんな人たちに、予防接種や血清療法をして治していく場面は読んでいて爽快だった!

  • 岩塩鉱の悲劇で生き残った者は、ヴァンとユナ、であるが、2人が鹿の王か不明。
    黒狼熱は「キンマの犬使い」の仕業か?
    謎は深まり、「下 還って行く者」へつづく。
    印象に残った文章
    ⒈ この獣は、野の獣ではない。
    ⒉ 我が槍は、光る枝角
    ⒊ 鷹狩りの襲撃も、アカファ岩塩鉱の悲劇も、ただ獣から偶然に移された病ではなく、意図的に仕組まれたもので、ガンサ氏族がそれに深く関わっている・・?

  • 練り込んだ世界観からして好き。
    下巻読み終えてからでないとなんとも言えないけど上巻を読み終えて感じることは



    早く下巻読まなきゃ!

  • 久しぶりに上橋菜穂子の世界観に浸かったが、最高。医学の話が出てくると、身近に医学系の大学にいる友人がいるからすごく面白かった。文化人類学の勉強をしたあとだったので、少しだけ前よりも深く物語の世界に入り込み、理解できた気がする。ヴァンとサエが出会った場面は、鳥肌がたった。ここからホッサルとどう絡んでいくかが楽しみで仕方ない。

  • 二人の主人公を軸に物語は進む。
    この二人の絡みそうで絡まない物語が下巻でどう動くのか、楽しみ。

  • 最初は世界に入っていくまでに時間がかかったが、途中からは引き込まれていった。東洋医学と西洋医学、政治。ファンタジーの中にありとても上手だなと。

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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