- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041018897
作品紹介・あらすじ
何者かに攫われたユナを追うヴァン。同じ頃、医術師ホッサルは移住民に広がる謎の病の治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが愛する人々、この地に生きる人々を守るため、選んだ道は――!?
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
読み進めるのに時間がかかった。
端折っても良い部分が結構あったため星3つ。 -
大きなテーマは掴みました。
人と領土の相関を掴み損ねましたね。一生懸命頭に図を描いていたのですが。
まさしく「還って行く者」の意味がよーくわかりましたが、一応続きがあるみたいなので、もう少しがんばってみましょう。
医学や医術では説明がつかないこと。それは絶対にあると思います。そんな体験をたくさん聞いてきました。生命力はとてつもないと信じています。これからも信じ続けます。 -
鹿の王、かっこよし!
地名や政治、人物名も難しく、途中から理解するのを放棄してしまいました‥
でも、それでも面白かった。
民族を超えた人と人との繋がりに温かさを感じました。
絡み合う複雑な歴史や事象を超えて、身近な人を大切にすることから平和が始まるのだろうと、現実の世界に思いを馳せました。
上橋先生の本全て大好きです。 -
深い。
元々、硬派なファンタジー小説を書く作家さんと思いますが、これまた硬派なファンタジー小説でした。
コロナを予見したかのような感染症の知識や生物学などフィクションとは思えない内容でとても読み応えがあります。
これからどうなるのかという上巻から、下巻に入ると怒涛の展開。もうハラハラドキドキでした。
ラストのヴァンを探しにいろんな民族が家族のように寄り添って出発する場面がたまらん…。
きっとヴァンが見つかってみんな幸せに暮らしてほしいって思わせる余韻を持たせてくれたのでしょう!オススメ!-
hibuさん、おはようございます
この作品ブクログで面白いと聞いてから、読みたい読みたいとずっと思っていました
多分一年位前から〜笑
hib...hibuさん、おはようございます
この作品ブクログで面白いと聞いてから、読みたい読みたいとずっと思っていました
多分一年位前から〜笑
hibuさんのレビュー読んで、再燃致しました
(✿´꒳`)ノ°*❀2024/03/31 -
K村さん、こんにちは!
最初、登場人物の名前や地名が理解するのに苦労しますが、その後はどんどん面白くなります!
読んでみてね〜^_^K村さん、こんにちは!
最初、登場人物の名前や地名が理解するのに苦労しますが、その後はどんどん面白くなります!
読んでみてね〜^_^2024/03/31 -
2024/03/31
-
-
どうなるんだろう、とドキドキ終わった「上」から、「下」は、スーパーヒューマンとスーパーヒューマンがいよいよ!という感じ。ワクワクゾクゾク。後半から終わりにかけては「ああ、終わってしまう…!」と思うくらいずっと夢中で読んだ。
犬から見たら、人間はスローモーションで動くものすごく聴覚も嗅覚も愚鈍な生き物なのかもしれないなぁ。犬の一生は私たちから見たら短く感じるけど、犬から見たら私たちの命はだらだらと意味なく続いているように見えるかもしれないな。
-
面白いけど、ファンタジー過ぎて想像力が乏しい自分には難しかった。
-
ベースはファンタジー小説だけど、色々な要素が散りばめられていて、考えさせられるものがあった。生命の神秘、医学、生物学、望郷の思い、飛鹿や火馬など飼育動物との関係性などなど。
メインキャラ達が魅力的で、誰しも活き活きとしていた。
読後感は、根底にある人を慈しむ想いを感じたことと、ズッシリと重厚な世界観に達成感に似たような余韻に浸ることができた。 -
コロナ時代で感染病に恐怖を感じワクチンを待ち焦がれる経験をして、イスラエル辺りの国と民族と派閥やら何やらの複雑な争いにやるせない気持ちになっている今日この頃のタイミングで出会った本。
コロナより前に書かれてたことに驚いた。
ファンタジーだけど、リアル。
そして家族になるっていいな、と思った。
無事を願う人、願ってくれる人がいるっていいな。
-
漸く梅雨っぽくなったかなw
ってな事で上橋菜穂子の『鹿の王 下巻 還って行く者』
上巻読んで間が結構空いたんで内容も朧げなのと、550ページと言うプレッシャーw
わし的に内容描写が細か過ぎたかな?
登場人物に国々の人種や犬や狼や鹿やらで、ややこし過ぎるw
活字より映像化した方が頭に入りそう(笑)
終盤の謎解きもなんだかなぁ、結局知りたかったあの感染による裏返りはなんだったん?
ヴァン、ユナ、サエはあっさり森の中へ…。
長編にしては後味スッキリせずに疲れだけが残ったかなw
2015年31冊目 -
下巻からは医療の視点がどんどん入ってきて主人公たちの行く末も気になるが、私自身の身体や細菌のことにも興味が湧いてきた。人と人との繋がりを大切にしたい、とも思わせてくれた。
-
面白かった。壮大な人間ドラマ。
出自によって置かれた立場がありつつも、最後は「愛する人を守りたいという思い」に勝るものはない。
病は人間のコントール下にはおけない恐ろしいものであるという認識も新たにした。
時間はかかったが読み切れてよかった。 -
大変おもしろい小説だった。病の成り立ちからヴァンたちが生きている今に至るまでの経緯が政治を絡めて分かりやすく書かれていた。ツォルのせいで移民が発生し、人や動物が動き、土地や環境が変わり、病の生態系も変わる。ツォル民が病に罹り、死に、アカファ民だけが助かる理由。ツォルとオタルの医療の根本的な考えというか認識、捉え方の違い、自分の国を取り戻したい民たち、そんな思いを、物語にしたのが凄すぎる。
国や習慣が違うだけで、生きる運命が変わってしまうという下りが今の地球全体にも起きている事実なんだよなあと思った。
ヴァンとホッサルの視点交互で話が進み、お互いも違う場所にいるのに一つの真実に向けて、ヴァンとホッサルがどんどん一つの点に向かってくる。その向かう過程で病の原因や、流行した理由、移民たちの気持ちなど読んでいて「なるほど~~」と言わずにはいられなかった。
みんながおすすめするファンタジー小説納得できます。 -
一匹の雄鹿が敢然と群れを守る。
それを鹿の王と言う。
部族間の争いは古代からつきない。歴史は常に血ぬられている。無くされてしまった、葬り去られた無数の文化。誰が声を挙げるのか。巻き込まれた時、自分は「鹿の王」になれるのか?答をまだ見つけられずにいる。
文庫の旨さに引き込まれた。 -
結果として、面白かった。最後半の盛り上がりはなかなか良かった。
もっとも、いっちゃん最後は気に入らないのだが。
だが、満足はできていない。何故だろう。
全体に予定調和が過ぎる。セリフとか、立場とか。それぞれの人物への掘り下げも浅い。全員である必要はないが、ダブル主人公というのが視点が散ってるのかもしれない。
医療、生命、というのが一つのテーマになっていて、それはとても良いと思ったが、主人公側の医療の知識が突出して「現代医療」になってるのがむしろ興醒めした。
宗教的な伝統医療の立場は結構なるほどと思わせるところもあり、そっちとの対比をもっと明確にしたらまた違った話になったかもしれない。
でも多分、文体だろうな
文章合わないと、今一つ気持ちよく読めないところ。好き嫌い。 -
未知の疫病のことを主題に据えてはいるが、そこに絡む民族間の思いや主権を守ろうとする国の思いも汲み取ることができ、どんどん読み進めていくことができた。ファンタジーな世界観なんだけど、描写が上手いのかイメージも持つことができるのはさすがと思います
-
4.0
-
医学的な部分、民族間のこと、今この時にマッチしすぎていて、考えさせられた。
面白かった。 -
何者かに攫われたユナを追うヴァン。同じ頃、医術師ホッサルは王幡領で移住民に広がる謎の病の治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は…。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40217797 -
黒狼熱、、、ウィルス兵器みたいな話だった。
-
映画は観ていませんが。うごくユナもかわいいんだろうな。
-
生きることを諦めたヴァンが様々な人と出会い、生命を考え、再び生きていく。
医術師のホッサルは人を、国を救おうと道を探す。
壮大なスケールのファンタジーですが、その世界観にすんなり入っていけました。
コロナウイルスが蔓延した現代とリンクする部分もあって、非常に考えさせられました。
また時間をおいて再読したい本です! -
児童書ですが大人が読んでも面白いファンタジー小説です。ファンタジーあるあるですが専門用語が多くて最初は大変ですが、ストーリーに引き込まれてさくさく読めます!
子供が大きくなったらオススメしたい本です。 -
クソおもろい。疾走感えぐい。最後一緒に野を走った気がする。