- KADOKAWA (2014年6月20日発売)
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感想 : 45件
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041019177
作品紹介・あらすじ
真敷市公民館で開かれた奇術ショウ。演目の直後、水田志摩子が姿を消した。自宅で発見された彼女の屍体の周囲には、奇妙な品物の数々が。奇術小説「11枚のとらんぷ」に対応しているという。傑作奇術ミステリ!
みんなの感想まとめ
奇術をテーマにした本格ミステリーで、ショーの最中に起こる殺人事件から物語が展開します。主人公の失踪と彼女の死が、作中作の短編集『11枚のとらんぷ』と深く結びついており、奇術トリックとロジカルな謎解きが...
感想・レビュー・書評
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奇術クラブのショー最中の失踪から殺人事件へ。ショーの演目からメンバーの書いた小説、そして世界国際奇術会議へと章ごとに舞台が変わる中で明らかになる謎。ロジカルな謎解きはもちろんいつものユーモアに加え奇術愛溢れてて良かった。
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奇術トリックを軸にした本格ミステリーで、奇術ショウの途中で起こった殺人事件が作中作の『11枚のとらんぷ』の見立てではないかという謎が終始不可解で最後まで気になり読み終えた。事件のトリックは勿論作中作の奇術のトリックも作者が奇術師なだけあってバラエティに富んでいたのも印象的だった。
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未読でしたが、古典的傑作だと感じました。手品ショーの最中に女性手品師が離れたアパートで死亡。いつの間に彼女は抜け出したのか?また、11編の手品短編集に準えた見立て。
時代背景から見ても伏線回収、短編の魅力(ほぼショートショート)、素晴らしい出来でした。正直、現代ミステリを読んでいる人からすると、犯人当てもわりと容易で、目新しくなく感じますが、1979年の小説ですので、かなり凄い。 -
無数の奇術で彩られた贅沢な構成と、丁寧な伏線。
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奇術ショウの最後を飾るはずのひとりの若き女奇術師、水田志摩子が姿を消した。遺体で発見された彼女の周りに散らばる、不可解なアイテムたち。それは奇術クラブに属する鹿川の著した奇術解説小説「11枚のとらんぷ」のトリックに対応したアイテムだった―ークラブのメンバー全員にアリバイあり、一体犯人は誰なのか。犯人の意外な性質とは、犯人の動機とは―ー 自らも高名な奇術師であった泡坂妻夫氏の奇術ミステリの傑作!
そういえばミステリらしいミステリってすごく久しぶりに読んだ気がする。TRICKが終わってしまってさみしいので何か奇術に関するものが読みたいな~と思いながら今年の角川の百冊を見ていたらちょうどいい具合にこれがラインナップされていたので買いました。
三部構成で二部が「11枚のとらんぷ」そのものが収録されてて、入れ子式な書き方で面白い。「11枚のとらんぷ」自体小説風奇術の解説書だから一編一編がショートショートみたいでとても面白く、これで独立してもおっけーなくらい。でもここに犯人の大きな特徴が隠されているとは、うおー!と思いました。なるほど。ちょっと「死神と少女」の第四章を思い出した。人間の五感に何らかの欠陥があるってことは、なかなか描写しにくいしわかりにくいし、だからこそ大きな証拠として持ってこられるとウォオーってなります。途中から犯人わかってたけど、そういうことか!ってね。奇術の描写も自身が手品師であった泡坂氏なだけにわかりやすくて良かった。でも実際に見てみたいなー映像化とかしてないのかなこれ。
奇術の設計書を巡るあれこれや無名の奇術師・蓬丘斎乾城についてのストーリーとかもとても面白く、あ~奇術師ネタに私も何か話書きたい……と思ってしまいました。 -
色んなマジックの手法が書かれているので、マジック好きは楽しめると思う。
マジックにあまり興味がないと、大筋に話を戻してほしいと、途中焦ったくなるが、マジックは事件解決の伏線になるので飽きずに読み進めたほうがいいと思った。 -
騙すより騙さられる方が好み。
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奇術仕立ての中編ミステリー。
騙し具合がとてもお洒落で気持ちよくオチまでよめる
作中作のショートショートがとてもよく、このシリーズでもっと読みたいと思った。 -
ある劇団の奇術ショウ。飛び出す鳩が死んでいたり、氷酢酸をぶちまけたりと予期せぬハプニングが続くその日、最後の仕掛けから出てくるはずだった女性が出てこない。そしてその女性は、マンションで撲殺させられているのが発見され、その周りには小説「11枚のとらんぷ」に対応する小道具が…。作中作「11枚のとらんぷ」単体としてもかなり楽しめます。奇術の物々しさは特になく、興味を持たせる内容。不器用な私にもやってみたいなぁと思わせます。どこまでも読者を楽しませようとする姿勢、まさしくエンターテイナー。まさしく泡坂さんです。
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小説内小説!キーワード?キーアイテム?こういうの好きです。
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40年近く前の本だとは到底思わなんだ。
中程に差し込まれた作中作が、見事。
子供は、不条理だ。 -
だっていいじゃない、奇術だもの。
トリックを書きたいから、小説を書く。おかしくも悲しい、推理小説の弱点ではないかと思う。動機よりも犯人よりも、もしかしたらもっと書きたくなるのがトリックではないだろうか。まず事件が起こるI部。事件の元になった本が実際に書かれるII部。謎が解かれるIII部。II部の小説は、実用的ではないけど、封印するには惜しいトリックを小説にしたものと、登場人物は語る。称賛を浴びたい、自分の才能を証明したい、一番になりたい、そんな人の欲がつまった話。 -
35年以上も前に書かれたので仕方ないが、ちょっと読みづらく感じた。
手品に通じてないと、用語で「?」となるところもあり。
けども、独特の3部構成で、うまく絡んでます。
kindleの調子が悪く、文章が飛んでひどかった。ウチのだけだとよいんですけど。 -
一度だけ本物のマジシャンによる奇術を目の前で見たことがある。引いたカードを当てるという単純なものだったが、その時の高揚感と驚きを思い出した一冊だった。作中作が伏線となって、犯人に帰結させたところがとても良かった!
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数多くの奇術が出てきて、文字でしか感じられないのが歯痒くなる。所々テンポが悪く感じられるところがあるけれど、奇術はもちろん事件の謎も考えながら読み進めることができた。
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奇術…いわゆるマジックショーの最中にメンバーが殺害されるが、メンバー全員にアリバイがあるというミステリー。
第三部作から成り、第一部は上記のショー中の殺人事件。
第二部は、体験談としてメンバーが登場する奇術短編集。
第三部は、第一部の殺人事件のタネ明かしといった構成。
殺人事件の設定としても面白く読みやすかったです。推理の要素となる第二部は、短編集になっていて、それだけでも楽しめるトリックのタネ明かしが沢山。退屈せずに読めました。
第三部まで読み進めていくと実は、このあたりに殺人のヒントが隠されており、見事!という感じ。
最後の第三部ですが、トリックも犯人にも感心。途中、推理ショーまでたどり着くまでには中だるみしている印象もありましたが…
全体的にトリックも展開も構成も面白く、40年前の作品とは思えませんでした。登場人物が多いので、もう少しキャラが立ってくれたら良かったかなぁとも思います。 -
奇術師としても活躍された作者の知識と経験を存分にいかした、奇術づくしのミステリ。
真相の衝撃度は弱いかなと思うけど、緻密な伏線や構成の妙には感心することしきりです。
奇術の種明かしをテーマにした作中作にもミステリ的な趣きがあり、奇術とミステリの親和性の高さを改めて実感しました。 -
公民館でアマチュアのサークルによって行われる奇術ショー。ドタバタでコメディタッチな雰囲気が大上段に構えてなくて凄くいい。しかし殺人事件が起きてからは、ヒントとなる劇中作に続いてラストの解決篇と第一級品のミステリーに。おすすめ!
著者プロフィール
泡坂妻夫の作品

〝アワツマ総合部門ベスト”いいですね!重いというか、好きだから重いと思われたくない‥という気持ちです。
たださん「趣味を超えた真剣さ」まさにまさに、アワツマらしさですよね‼︎
読後すぐよりも、akikobbさんたださんとコメントやりとりした今の方がいいもの読んだなぁという気持ちになってます♪
コメントのやり取りに喜びを感じて下さる、その気持ちがとても嬉しいです。ありがとうございます(^^)
また、語り合うために、...
コメントのやり取りに喜びを感じて下さる、その気持ちがとても嬉しいです。ありがとうございます(^^)
また、語り合うために、まずはあれを読み終えますよー。
しずちゃん!それもいいですね!
「好きだからこそ『長っ』と思われたくない」のわかります。凝ってますよね、この作品。ヨギガン...
しずちゃん!それもいいですね!
「好きだからこそ『長っ』と思われたくない」のわかります。凝ってますよね、この作品。ヨギガンジーの仕掛け本とはまた違った、こだわりを感じます。
たださん
「やりとりに喜びを感じてくださる気持ちが嬉しい」→私も同じ気持ちです♪言葉にして下さってありがとうございます^ ^