僕たちのアラル

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 43
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019276

作品紹介・あらすじ

外界とは完全に切り離されたテラフォーミング実験のためのドームで数万人単位での居住実験が始まり30年。かつてないトラブルがドームを襲う。事件に巻き込まれた少年と少女の運命は?

感想・レビュー・書評

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  • 将来想定される地球外での生活に備え、外界と完全に切り離された施設で生活することを選んだ被験者たち。
    その隔離された世界に生を受けた主人公を巡る、かなり複雑な物語。
    コロニーの生活や階級制度、社会の仕組みなど、かなり複雑な世界が展開されているが、退屈になることはなく、テンポよく展開する話に乗って楽しめた。
    複雑なことを考えずに読めるライトなSF?

  • カテゴリは何がいいのか迷うけどSFに設定した。
    火星に移住するための実験。テラフォーミング計画実験「スフィア」内での暮らしから物語は始まる。色々な要素が盛りだくさん過ぎて予想外の展開に驚きを感じた。たぶん期待し過ぎたんだと思う。
    めまぐるしく変化する内容に唖然としながら読み進めたけど、どうしても主人公とある人物に好感が持てず、作品内で明日菜が言う「不潔です!」に激しく共感した。
    誰にも誰ひとりとしていい印象が持てないまま終わってしまった。ある意味こういうのも珍しいかも。

    書きようはいくらでも出来る設定だと思うので、続編とかありそうな気がする。
    乾さんは、たぶんサリンジャー好きなんだな…ということと、あと宮内さんを意識して書いたんじゃないかな…ということを、ほんのり感じた。
    何かを模索しているのかもしれないけど風呂敷広げすぎた気がする。あかんねん…。残念。

  • ヒロインの行動原理がイマイチ分からなかった。
    また、主人公のスフィア内での最後の行動も自暴自棄としか思えず、イマイチ共感できなかった。
    個人の緩いディストピアものとして、まあまあ面白かった。

  • スフィアと呼ばれる巨大な実験施設で暮らす高校生井手拓真の日常は、父が誘拐されたことで一変する。父はスフィアの管理運営する組織の一員でありながら、危険思想を持つ宗教団体JLCのメンバーでもあった。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。2010年『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞、『完全なる首長竜の日』で第9回『このミステリーがすごい』」大賞を受賞し、デビュー。2013年『忍び秘伝』が第15回大藪春彦賞候補となる。他の著書に「鷹野鍼灸院の事件簿」シリーズ、『海鳥の眠るホテル』『機巧のイヴ』『思い出は満たされないまま』『ライプツィヒの犬』など。

「2017年 『決戦!賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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