殺意の産声

著者 : 鏑木蓮
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年10月21日発売)
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  • レビュー :19
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019283

殺意の産声の感想・レビュー・書評

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  • 京都で染織作家の由良美津子が首を絞められ殺される。手がかりは首筋に残った藍色の染料。一方、北九州では全国指名手配されていた婦女暴行犯が逮捕される。美津子も被害者の一人だったことが判明し、捜査は一気に進むと思えたが・・・
    登場人物もそれほど多くなく、犯人探しという意味ではすぐに分かってしまう。女性コンビによる捜査という設定は良かった。テーマがテーマなだけに、性的マイノリティや未婚の母の可能性まで広げる必要があったのかなと。

  • 2月-7。3.0点。
    京都の女性染織家が、殺害される。
    捜査するのは京都府警のキャリア女刑事。
    被害者にはレイプされた、忌まわしい過去が。

    二つのストーリーが同時進行。ラスト近くで、交差する。
    うーん、結構ありがち感。
    最後はちょっと切ない感じ。
    まあまあ。

  • 京都府警の女性刑事 大橋砂生が横井聖とコンビになって、染織作家 由良美津子が殺された事件を追う.容疑者として佐伯旭が浮上するが、彼は女性に対して数多く暴行事件を起こしている.黛ナミエと竹内翼のカップルとの接点が出てくる.翼の生まれた経緯が判明するについて、美津子の複雑な気持ちが砂生に理解できるが、冷静に捜査を進める.綿密な構想が背景にあり、非常に良質なミステリーだと感じた.

  •  男社会にめげることなく警視庁で準キャリアとして経験をつみ、京都府警に戻っていよいよ刑事部課長補佐という役職につけた大橋砂生(おおはしすなお)は、自らが妊娠していることに気づく。しかし染織作家・由良美津子が殺害された事件に関わり、そこで性犯罪の匂いを感じた砂生は、子どもを産んでいる場合ではないと、事件に専念することを決める。

     砂生の視点と、ナミエという謎の人物2つの視点でストーリーが進んでいく。確かに最後のどんでん返し的なものには少し驚いたが、物語自体にはそこまで入り込めなかったなぁ。レイプ事件の後遺症だったり、特別養子縁組についてだったり、知らないことも多くて興味深くはあったけれど。

  • とある殺人事件と婦女暴行事件との繋がりを巡るミステリ。とことん女性目線で描かれているけれど。作家さんは男性なんですよね。意外。
    ほんっとこういうの読むと、性犯罪は許せません。軽くとらえられがちだけど、影響力はとんでもなく大きいと思うし。この事件でもあまりにやりきれない悲劇に発展してしまったのが痛々しくて仕方がないです。
    そしてヒロイン自身が悩む問題も、男社会で生きる女性にとっては切実な問題だよなあ。

  • 女女した描写がなんとなくわざとらしい気がした。

  • 2015.2.26

  • ある一人の男の勝手な欲望が生んだ悲しい物語。ケダモノが起こしたレイプが20年後の人々の人生を翻弄する。レイプは本当に許せない犯罪なのだと感じた。被害者は自分に授かった命を簡単に消すことはできず、被害者も、その生まれた命までが、罪の意識を背負って生きなければならない。そして、悲しい結末を迎える。内容は書けないが、その罪の深さを思い知ることになること間違いなし。

  • 限られた登場人物の中で進む殺人事件の犯人捜し。二つの別々の物語りが一つになる時、人間が生まれてくるというのは「喜び」だけではないのだなぁと切なくなった。喜びの生もあれば、歓迎されない生もある。でも完全に歓迎されない生はないと感じた。主人公の砂生が選んだ選択に希望が持ててよかった。

  • 最近読んだ本の中で、男性作家が女性目線で書いてる中では、違和感なく読めた。
    染色家の女性が一人殺されただけで、ここまで話を深く描けるのはさすが。ラストに意外な落ちもあり、少し中だるみはあるが、面白かった。

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