新世紀エヴァンゲリオン (14) (カドカワコミックス・エース)

著者 : 貞本義行
制作 : カラー 
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年11月26日発売)
3.90
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  • レビュー :74
  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019320

新世紀エヴァンゲリオン (14) (カドカワコミックス・エース)の感想・レビュー・書評

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  • 1~14巻まで読み終わったので、こちらに感想をまとめます。
    面白かったです。アニメ版と違い、なんて優しい終わり方! きっとファンの間では賛否両論あるのでしょうけど、私はハッピーエンドが好きなので、断然こっち派です。
    エヴァンゲリオンの洗練されたデザインや、独特なキリスト教的世界観、全人類を巻き込んだ壮大なストーリー、妙に哲学的な言葉の数々など、この漫画の面白いところはいろいろあると思いますが、個人的に、「傷付いた子供が、試練を経てどうかこうか大人になっていく」という、ありふれてはいてもやはり胸に残る、主人公の成長の描写にグッときました。寂しくて、必要とされたくて、愛されたくてたまらないのに、素直にそうと言えない。傷付くのが怖くて、失うのが怖くて、嫌われるのが怖くて、自分の殻に閉じ籠もってしまう。とてもよくわかります。シンジのキャラクターは、いかにも現代風で、リアルです。漫画の主人公には絶対に向かない、見ていてちっとも気持ちの良くないタイプですが、一貫したこの弱々しさ、子供っぽさは彼の魅力だと思います。「ありのままの自分を受け入れてもらいたい」という、なかなか叶わない願い…、彼の寂しさは、本当のところ誰の胸の中にもあるものなのでしょうから。それなのに、アニメ版のあの終わり方はひどい。あまりにも意地悪です。アニメ版の作者(監督?)がどう思っていたのかは、それほど関心がないので実は知らないのですが、私はこういう風に、シンジには自分の本当の願いに気付き、その願いをきちんと叶えてほしかった。だからこちらのシンジが、「僕はそれでも君と もう一度君と 手をつなぎたいんだよ」と願いを口にしてくれて、本当に良かったと思います。
    貞本先生が『エヴァ』をこういう風に終わらせてくれて、嬉しく思います。アニメ版しか知らなかったら、私はいつまでもこの作品のことが好きではないままでした。読めて良かったです。

  • とにかくお疲れ様!の一言です。

    第1巻発行時は十代だった私もアラフォー。
    年月が経ったぶん成長したかといえばそういう訳でもなく……。
    まだまだどっぷりとシンジ君に感情移入してしまいます。
    彼の弱々しさ・危うさはいくつになっても誰の心の中にもあるのかもしれませんね。

    ユイさんが可愛くてカッコ良かったんですが、なりたいとは思えないなぁ。
    自分の子供に世界の未来を託すなんて色んな意味で恐ろしい……。

    アニメにはなかった雪景色のエヴァ世界。
    シンジ君はきっと素敵な大人の男性に成長すると思います!

  • 中学生の頃に買っていた貞本エヴァがついに終わった。全然期待してなかったけれど、その期待通りだった。
    自分の中で、貞本エヴァは4巻がピークだった。あれほど、きれいなボーイミーツガールは読んだことがなかった。だから最終巻で、シンジとアスカが旧劇と違う形で分離して生きているということを示しただけでも、あー、よかった、みたいなところがある。
    原作で実体のなかった父親と母親、ゲンドウとユイが、実体のある他者として描こうとされているところには好感が持てた。他者が他者として描かれることで、つながりを持てることができる。エヴァには母親のユイが入っていて、父親のゲンドウも人間なのである。そのことをわかるように、丁寧に描くことには意味がある。異性であるレイやアスカ、両親であるゲンドウとユイにつながることを、二十年もかけてなしていったように思う。

    クリアでなく、混沌があるからこそ、エヴァは人々を戸惑わせ、実存を追わせる力があって、そこに解やオチを与えるということは、エヴァの読者、視聴者が求めていたものではないのかもしれない。けれどみんなもう大人になったし(僕は25歳だよ)、まあこのへんで落ち着いとくか…と、そういうところだろうか。

  • 貞本さんすごい。感動した。
    庵野エヴァと同じ「起・承・転」をなぞり、その上の「結」で多くの読み手が安心するハッピーエンドを描き、心地よい余韻を残した。

    ゲンドウに与えられた「救い」がインパクト大きいと思う。
    「自分はユイを死なせシンジを不幸にした」という絶望と罪悪感を、ユイに清めてもらって、
    それから、ちゃんとシンジに向き合い、背中を押してあげる。
    よかったねお父さん。エゴを追い求めながら、ちゃんと「お父さん」できたじゃん。

    補完計画が失敗するシーンを読みながら、シンジと一緒に、作中の「てのひら」で傷つけ合い、助け合ってきた場面を思い出すのが気持ち良かった。
    約20年かけた物語を丁寧につないで、見事につなげたなぁ!と拍手。
    ラスト、他人とのふれあいがちょっとずつ巧くなっていくシンジを見送るのも嬉しい。

    庵野さんは、未だシンジたちの落ち着けどころを探っているように見える。
    それも、これから先、楽しみにしているけれども、
    貞本さんが見つけた「キャラクターたちを幸せにする方法」はとても良い。
    やさしくて、読み終えてホッとした。
    素敵な物語をありがとうございます。

  • 終焉を迎え、すっきり浄化されたエヴァ最終回。

  • 家族と一緒に追いかけてるマンガだったので、よんだ。

    サード・インパクト、「EXTRA STAGE 夏色のエデン」。
    最終巻。

    「君が言う通り
     他人の手は
     僕を
     傷つけるかもしれない
     僕の手が
     他人を
     傷つけるかもしれない
     つないだ手は
     いつか離れてしまうかもしれない
     綾波
     でも僕は
     それでも
     君と
     もう一度君と
     手をつなぎたいんだよ」

    よみ終わってから、すこしさびしく思いながらも、あたたかい気持ちになった。
    心に何か抱えて、弱いA.T.フィールドを強くせざるを得なかったのが、エヴァのパイロットたちだ。
    人との繋がりを希求するシンジは、退化して進化して、成長している。
    救済と希望のあるラストで、ほんとうに良かった。
    私たちも、生まれ変わってたりして、とぼんやり感じた。
    最後、いきなりマリが出てきて少し驚いたり、ユイの意外なキャラクターがわかっておもしろかった。

  • サード・インパクトが人々のATフィールドを内側から破壊していく。
    他人と自分の境界のなくなったLCLの海で、シンジは綾波の世界に別れを告げる。
    他人と融合することで苦しまない世界に安住するよりも、他人と触れ合うことで傷つきながら成長していく道を選ぶシンジ。
    TV版、映画版、様々なエヴァンゲリオンが、それぞれ別のパラレルワールドで成立していることを示すような暗示も随所に見られる。

  • なかなか良い終わり方だったんじゃないかと存じます!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、劇場版「まごころを、君に」の通りにストーリーが進んでいくような印象を受けました。所々違うところはあるかと思われますけれども、基本的には映画に忠実に、といった感じですかね…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    そして、最終話なんですけれども、なんだか新劇場版の意味不明さを補足・補完するかのような内容…これはますます新劇の最終話が気になりますね!

    といった感じで特段の感想はないんですけれども…なんだか漫画版のエヴァは僕が小学校か中学校くらいからスタートしているので、こうして無事に完結してくれることに感慨深さを感じます…。

    といった感じで感想を終えます…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • ついに完結!

  • アニメも、こういう終わり方にすればよかったのに。

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