草の穂をゆらす つれづれノート 26 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 128
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019375

作品紹介・あらすじ

サコの高校受験を終え、カーカも一人暮らしに慣れてきた模様。新しい春を迎える銀色家は、行きつ戻りつしながらも、小さな歩幅で確実に歩んでいく。未知が待ち受ける世界へ、自分の人生はまだ続いていく。

感想・レビュー・書評

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  • つれづれ全巻持ってます。
    他にも書いてる方がおいでですが、
    スピリチュアルなムードが弱まっていて、本来のつれづれノートらしくなっていて、読んでいて幸せな気持ちになりました。

    私は自信が揺らぎそうになった時や寂しさを感じた時に、つれづれノートを読みます。
    そうすると、私はこれでいいんだな、人を気にせず我が道を行こう!と思えます。
    いつもそのように助けられています。
    心のお守りって感じかな。

    これからも読みつづけます。

  • 銀色さんの熱烈なファンというわけでもなく
    ただただこのつれづれノートで
    銀色さん家族の経過を眺めているのが好きで
    つれづれノートは出れば必ず買っている。
    途中座絶しそうになったり、どうにも手元に
    置いておく気がせず売ってしまったりしたつれづれも
    あるけれど、最近はまたいい感じで嬉しい限り。

    今回は更に良くて、初期のつれづれのように
    気負いなく、美味しいお菓子と飲み物用意して
    日々のほっとする時間の楽しみとして読める
    読み物になっている。

    さくくんの受験結果が気になったり、
    かーかのこれからが気になったり、日記とはいえ
    一大ドキュメンタリーだよなこの本はと思う。
    人さまの人生をこうして垣間見ることは
    中々出来ないことだから、本当につれづれがあって
    ずっと続いていて良かったなって思う。
    自分の子供が7歳で反抗期ならば、かーかはどうだった
    かなってその部分を読み返して、やっぱこんなもんかって
    安心したり、下の子が2歳になれば、2歳のさくくんは
    どんな風かなって読み返して、うんうんって納得したり、
    そういうことが出来るのもつれづれの良さだと思う。
    かーかは成人前は反抗的だったりしてどうなるのかなって
    心配だったけど、とても頼りになる素敵な女の子に
    なっていて、就職して自活するとかそういう話とは別に
    自分の相談相手として銀色さんも心強いんじゃないかな。


    今回のつれづれでは銀色さんが今までのつれづれを
    言葉集のために読み返してて、それぞれのつれづれごとに
    感想を書いているところが面白かった。
    家具屋の遠藤君ややよいちゃんも久しぶりに食事会
    みたいので登場していたり、最近話題にでなかった
    せっせやしげちゃんも宮崎帰省のところで一緒に
    食事したりしてて、なんか安心した。

    これからもずっと発売日を待ち焦がれる本として
    続いて欲しいなーと思う。

  • 書きたいことは全部書いた、何度も言い方を変えて書いたというのはそうだろなあと思う。
    その時々の年齢や環境に対する考えも今後も読みたいのでそういうのは出尽くすということは無いんだろうけど、つれづれが無くなる場合もそりゃあるんだろなあ やだなあ

    比較的安定してて安心して読める。
    カーカにイライラしてた頃は本当に合わないんだろなって思ったけど間合いが取れてる感じ。

  • 私も銀色さんの真似をして今1巻から読み返しているところ。2015/03/20

  • つれづれを読むととてもゆったりとした気持ちになり、リラックス出来る気がします。今回は特に、難しく考える部分もなくさらりと読みやすくよかったです。

  • さくがものすごく成長していてびっくりした。(しげちゃんと映ってる写真で)
    V模擬で20%の合格率だったのに本番でちゃんと都立に受かるとこがすごい。
    台湾旅行にかーかといったり、ストレッチの先生についたりやりたいことをやりたい時期にやってる
    かーかもレストランのキッチンのアルバイトと専門学校とがんばってるし。
    みんなそれぞれ歩んでるな。

    ろく助の塩と松田のマヨネーズアマゾンで買ってみようかな…

  • このところスピリチュアルなとこにはまってる感じがついていけなかったけど、今回はほとんど触れておらず、いつものつれづれに戻った感じでよい。
    過去のつれづれを振り返ったりしてて、自由に書いていそうで書けないこともたくさんあるのだろうなと推察する。
    お弁当の写真が好き。

  • のんびりとした暮らし、いまを生きるっていう言葉がよかった。つれづれノートはじめてだったけど、はまりそうです。言葉集を注文したので楽しみ。

  • 癒しのシリーズ。むずかしい事は考えないで、書いてある日々をありのままに味わう。ヒーリングミュージックのようなもの。
    だいぶ詩的なものの割合が増えた。
    できれば旅行記は別本ではなく、これに含めてほしい。

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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