大年神が彷徨う島 探偵・朱雀十五の事件簿 (5) (角川ホラー文庫)

著者 : 藤木稟
制作 : THORES 柴本 
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年10月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019719

大年神が彷徨う島 探偵・朱雀十五の事件簿 (5) (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 朱雀が百絵子や菖蒲に男扱いされているのが意外だった。朱雀は普通の女からは「綺麗だけど男であの髪型と顔と体型はナイわ」と思われているとばかり思っていたから。
    いつか朱雀に対して「綺麗過ぎてヒクわー」みたいなことを言う女キャラが出てこないだろうか。
    律子の身体が白魚に例えられているのも解せない。彼女の経歴や身体能力を考えるとツルツルで滑らかな身体つきをしてる訳無いと思うのだが。
    7歳の頃から軽業修行を仕込まれ続けている律子の身体は普通に考えれば古傷だらけの筋肉質体型だろう。

  • 前々回や前回とはまた違う意味での閉ざされた空間で起きた殺人事件。律子が段々子供っぽく図々しくなっていく様な気が…。というか朱雀に自分の身を大事にしない事をあんだけ怒られたのによく無茶をする気になるなあ…。彼女の行動が結果として良い方に向かったから「活躍」に見えるだけでよくよく考えればただの無鉄砲にも思える。この作品はシリーズで初めて「弱い立場の人間」が犯人になり、朱雀がどんな事件でも喜んで首を突っ込むわけではないということが分かる巻でもある。そういう意味ではシリーズの転期とも言える。

  • 再読。真犯人は特に意外でもないけど、動機や成子様の処遇、結末に悲しくなる。朱雀シリーズはしばしば人間の持つ残酷さについて考えさせられるわ。
    清子さんのふてぶてしさにムカつくも、どこまで悪巧むのかいつの間にか期待してしまってたな~。特に美の描写もない年を重ねたおばさんの一族存続と若い男への妄執がおぞましい。対向する池之端のお兄ちゃん他がふがいない分、悪女の印象が鮮烈。だからあの盛り上がって盛り上がって急にプツンと糸が切られてしまったような展開は驚きよりがっかりが大きかった。

  • 前回の事件で「一度死んだと思えば怖いものなんてない」みたいなことを言って義兄にあれほど叱られたのに暴走の止まらない律子くん。
    鳴子様役から逃げてくるのはまだしも犯人らしき人間を追いかけたり怪しげな白い粉を舐め赤の他人の百絵子に「死んだらお葬式をお願いね」とか…良いのかこんな女がアシスタント役で。
    朱雀が動かないタイプの探偵だから暴走キャラがいないと話が進まない、という都合によるものなのかもしれないけど。
    律子をネチネチネチネチ電話で叱る朱雀もなんだかな。「律子みたいな女を昭和になっても怪しい行事を続けてるような村に行かせたらそりゃ何かやらかすだろ」って思うんだけど。

    鳴子様の正体や事件の真相も怖かったけど、この作品で一番衝撃的だったのは頭が弱いために男たちに遊ばれてしょっちゅう妊娠している菖蒲の存在。
    菖蒲に比較的同情的な百絵子や祖母の真砂ですらそれを運命だと諦めて何も手を打たないのがまた怖い。しかもその話を聞いた朱雀も律子も後木もノーコメント&ノーリアクション。

    ところで朱雀が不在の時は吉原の治安は誰が守っているんだろう?

  • 儀式の巫女の替え玉として離島へ入った律子が監禁される。
    離島に伝わる邪教を取材に来た紀行作家の御剣。

    島では神罰による怪死が相次ぐ。
    隙を見て逃げ出した律子と御剣が神罰の謎を追う。

    律子を迎えに来た朱雀と後木があっという間に解決!

  • 朱雀さん途中から参加な感じが割りと好きでした。律子さん視点が楽しいというか。
    小脇に抱えられバタバタしてるコミカルな朱雀さんを見たい…

  • 「TRICKと京極堂シリーズを混ぜた感じ」という言葉とともに薦められたので、読んでいる間中ずっとTRICKのメインテーマが頭で流れ続けていた。
    三津田信三のようなおどろおどろしい村の雰囲気。殺人の謎ひとつひとつは解きやすくてシンプル、次々と起きていく事件も最後のまとめ方も犯人も探偵もいい。でもどうしてもだめなのが方言。雰囲気づくりに必要なのはわかるのだけれど、読みづらくて仕方なかった。もう少しわかりやすくするか登場人物紹介(家系図)を入れてほしい……頭がこんがらがってしまう。
    事件自体はだいぶ好み。

  • 角川ホラー文庫版の朱雀シリーズ、第5巻。
    割と内容が記憶にある方だった。こういう力業トリックは昔から好きなので、印象に残っていたのだろう……。

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