黄泉坂の娘たち

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 112
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019955

作品紹介・あらすじ

あの世とこの世の狭間を漂う「入日村」に、やよいという少女が村長候補としてやってきた。村の住人で、迷える魂を救う仕事につく彩葉は、やよいの存在に心乱されるが……。黄泉坂シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 速人は何故デューセンバーグになったのか?
    元は人間だったやよいが何故入日村の村長になったのか?
    スッキリしない所はありますが、物語としては面白いです。
    東日本大震災での被害者は約16,000人と一口に言ってしまいますが、その一人一人にそれぞれの人生があり、その一つ一つと真摯に向き合おうとする彩葉と速人のこれからに期待します。

  • 黄泉坂を登る魂の手助けをする彩葉、相棒のハヤがいなくなってから村の村長として活動している。そこへ新しく派遣されてきた村長候補やよいが現れる。ハヤはデューセンバーグと一体となっていて再び仲間に加わる。一作目とは視線が違っていますがお馴染みのメンバーの活躍で魂が川を渡っていき最後はホッとするお話です。死者の想いを考えるとうるっと涙が出そうになる場面が多々あります。

  • ハヤくんは、どうなるのか?

  • 前作必読。
    突然村長候補として現れたやよいが “何” なのか、先代の玉置さんのキャラクターの意味不明さ、現実の大災害を描いた事とのバランスが上手く取れていない。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14052464.html

  • 仁木さんの僕僕先生シリーズだけが好きだって言いたくなる~速人は車デューセンバーグと一体化し,大国を追い出した彩葉は村長代理を務めていたが,やよいという村長が川向こうから送り込まれてきた。両親を失った女性は建築会社で営業をやっていて,契約先の担当者と男女の仲になったが,彼女は自分の勤め先が不正を働いているのが許せない。死んだ父が特撮物のヒーローとして応援に来てくれて,男が自分を利用しようとしていることを知り,父は川向こうに旅立った。大坂方についた木村長門守重成は,剣道で勝てない相手に運動会の騎馬戦で勝ちたいと願う小学生の願いを叶えさせるため,自分の首を探させた。重成を狙う山口伊豆守重信の相手をしてやり,運動会で応援をし,重成も川を渡った。村長になったやよいは,彩葉との間で選挙をやると言い始める。妖らはやよいの味方らしいが,効率よ川を渡す方法を考えているようで,じっくり話を聞いて川向こうに渡そうという綾葉とは路線が違う。看病に疲れた妻と共に向こうに行きたい老人は,心中を謀って死にきれずにいる妻を待っているが,妻は生きる道を選ぶ。僅差で選挙に勝利したやよいは,海津波で亡くなった人が大挙して押し寄せる前に方策を練り,彩葉はそれ以外の担当にされる。先代の玉置さんは,手伝いをさせるためにうつしよから,べとべとさんを連れてこいと言うが,実際に連れてくると,彩葉の方が離れられなくなり,こどもと一緒にいたい,餓死した女に乗っ取られてしまう。先代の鏡で,子らと一体になってあやかしになった女は嬉しそうだ。デューセンバーグには何者かが取り憑いている。東吉野で林業を営んでいた男だろうか。勝手に走り出した車は故郷のあったダムの底を見せ,年寄りが黙々と樹を植え続ける場面を見せ,山を丸裸にしたせいで,山津波が起き,妻も娘も失った男が黙々と樹を植えている処で,娘が父に声を掛けているのだった。虚ろの町に迷える魂が屯している。やよいは体育館のような建物で皆で一体となって妖になる施設を作った。速人も娘に会いに行ってこのままで良いから,定着する道を選ぼうとするが,川の向こうに行ってしまった,戻ってくると約束をした両親を入日村で待とうという少女を河原まで連れて行くと,邪魔をする鬼が現れたが,少女には両親にしか見えず,3人で向こうへ旅立った。戻ると彩葉がかぐつちで,絆の館を打ち壊していた。やよいは津波で消え去った町の出身だったのだ~このイラストレーターが嫌いなのかも知れないけど! 死者が長い坂を登って,川に辿り着くって設定が腑に落ちないのだよね。死んだ人間は,ころころ転がり落ちていけばいいので,現世に未練がある者はしっかりしがみついて,必死?で坂を遡って行くのが良くない?

  • 黄泉坂の続編です。
    新しい村長・謎の美少女やよいという新キャラがどうにもしっくりこない。
    東日本大震災を短編ネタに絡めるのは、まだちょっと……早いんじゃないかな。上手く消化できてない気がします。

    装画 / トミイマサコ
    装丁 / 鈴木 久美
    初出 / 『小説屋sari-sari』2014年1月号~6月号連載「黄泉坂往還録」加筆・修正・改題

  • 前作で消えてしまったハヤくんがデューセンバーグに取り込まれていたのには驚きました。

    いま一つキャラクターが分かりにくい新村長のやよい、どこから突っ込んでいいのか分からない前の玉置さんの登場で話にあまり入り込めませんでした。

  • 生きるって、そして死ぬって、なんだか
    とても切ない。
    死んでしまったのに、心残りが強すぎて
    あの世へ行けない悲しい「マヨイダマ」
    そんなマヨイダマを救いたい思いは同じ
    なのに、違う道を主張する彩葉とやよい。
    それから、仲間の妖たち。

    マヨイダマたちの心残りが、深い愛情から
    だったりもするのが切ない。
    それでも、死んでしまった以上、どこかで
    区切りをつけないといけなくて。

    今回、彼らが出した答えは、絶対のものでは
    ないのかもしれない。
    でも、とても救われる気がする。

  • うつし世とあの世の間にある黄泉坂。
    未練をのこしたまま亡くなったマヨイダマをあの世へおくりだすために奮闘する人や妖のはなし。

    解りにくくて全然話に入っていけず。

  • 今西彩葉が暮らす「入日村」に、やよいという美しい少女が現れた。やよいは彩葉に代わって村の長となり、黄泉坂にとどまるマヨイダマ―現世に未練を残して彷徨う魂たち―を一掃し、坂を完全に清らかなものにする、と宣言。しかし彩葉は、その強引なやり方に賛同することができなくて…。はたして、黄泉坂を守る二人の少女が、迷いながら導き出した結論とは?

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著者プロフィール

1973年、大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』で「歴史群像大賞」最優秀賞、また同年『僕僕先生』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー。「僕僕先生」「千里伝」「くるすの残光」などのシリーズをはじめ、歴史・警察・伝奇など様々なジャンルを書いている。

「2018年 『飯綱颪 十六夜長屋日月抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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