- 本 ・本 (673ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041020012
感想・レビュー・書評
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18412
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN06048060詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「桐壺」
「帚木」
「空蟬」
「夕顔」
「若紫」
「末摘花」
「紅葉賀」
「花宴」
「葵」
「賢木」
「花散里」
[須磨]
[明石]
[澪標]
[蓬生]
[関屋]
[絵合]
[松風]
「薄雲」
「朝顔」
「乙女」
・源氏物語と晶子源氏 /池田亀鑑 -
平安時代中期に成立した紫式部による長編物語です。光源氏を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など貴族社会が描かれます。本作は与謝野晶子が現代語訳したもので、全54帖のうち桐壺から乙女(少女)まで収録。ちょうど源氏誕生から35歳くらいまでです。与謝野晶子版の特徴は、物語の始めに晶子の詠んだ歌が載っていること、とても美しい日本語が使われている点ではないでしょうか。それにしても世界最古と思われる恋愛小説が日本にあったと考えるとなんかすごい。
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「源氏物語」には様々な現代語訳が出ているけれども、与謝野晶子訳の特に目立つ特徴は「和歌を訳していない」所だと思う。そこに歌人としての拘りを感じる。単なる恋愛小説にとどまらず、テーマは思ったよりも多岐に亘っていて非常に興味深い。過去に途中で挫折してしまっていたが、今回は最後の”宇治十帖”までしっかり読みたいと思う。
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配置場所:摂枚文庫本
請求記号:913.36||M||*
資料ID:95970304 -
香り高く、唇に触れて溶けるような、美しく舌触りのいい言葉だけで出来ているような贅沢な文章だと思った。日本語とはこんなにも優美な言語だったのかと感動する。原文をそのまま読んでいるのに意味を理解できている感じ。登場人物の表情、仕草、色気がダイレクトに伝わってくる。
とまあ文章自体は申し分ないのだが、いかんせん古典常識に欠けるため、意味の分からない場面や台詞が多く、多分書いてある事の半分も理解できなかったと思う。解説が無いと苦しい。正直終盤になると読むのが苦痛だった。少し背伸びしすぎたかな、と思う。また挑戦したい。 -
桐壺から乙女まで。
田辺源氏が角ばった感じなのに対して、
与謝野源氏は丸みがある感じがした。
流麗で読みやすいと思った。 -
がんばって読もうとしたものの、文章表現が難しく、ページ数も多く、途中でリタイア。またいずれ再チャレンジしたいと思う。
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【与謝野源氏】の特色は、何よりも女性の心をもって女性の心を見ていることである。女性でなければとらえがたい繊細な女性の心が、香り高い麗筆を通して約一千年の【時】を隔てここによみがえった。
上巻は「桐壺」から「乙女」までが収録されている。 -
読むたびに源氏が嫌イヤになって(訳のせいではないです)、何度も「若紫」で中断しています。
いつも源氏を刺したくなりますが、そろそろ読破しなければ。
著者プロフィール
與謝野晶子の作品





