全訳源氏物語 下巻 (角川文庫 緑 20-3)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (673ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041020036

感想・レビュー・書評

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  • 「匂宮」
    「紅梅」
    「竹河」
    「橋姫」
    「椎が本」
    「総角」
    「早蕨」
    「宿り木」
    「東屋」
    「浮舟」
    「蜻蛉」
    「手習」
    「夢の浮橋」

    ・源氏物語年立・源氏物語系図  池田亀鑑

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18412

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN06048060

  • 平安時代中期に成立した紫式部による物語。本作は与謝野晶子が現代語訳したもので、全54帖のうち匂宮から夢浮橋まで収録。宇治十帖を含む源氏の息子である薫の物語です。恋愛に積極的だった源氏と違い、ちょっと奥手な薫が色々と悩んでいる姿が印象的。本作は、現在のサブカルも含めヒロイン像のほぼ全ての形がここに集約されているのではないかと思うほど、バラエティに富んでいます。推しキャラを探すのも面白いかな。まずは最後まで読み切れたことを祝いたい。そして本作は多くの訳者版がありますが、個人的には与謝野晶子版をおすすめします。

  • 匂宮から夢の浮橋まで。

    宇治十帖はオスカルが死んだ後のベルばらみたいで、読み進めるのに時間がかかった。心の動きが丁寧に書いてあるから話は面白いんだけれど、尻切れトンボな終わり方なのが残念。

  • 資料番号:011334927
    請求記号:913.3/ ム/ 3
    資料区分:文庫・新書

  • 源氏が亡くなってしまったため、いつも途中で断念。

  • 光源氏が亡くなった後、その子孫たちの物語。

    ガラリと変わった登場人物に、なじめなくて戸惑っていたものの、舞台が宇治になったあたりから面白くなってきた。
    さらに浮舟が登場してから俄然面白くなった。
    今までの話は浮舟のためのプロローグだったのでは、というくらい。

    源氏物語にはたくさんの女性が出てきて、有名な人もたくさんいる。
    六条御息所とか紫の上とか、はたまた末摘花とか。
    たいてい光源氏の若い時代に恋愛をした人たち。
    だけど、全訳を読んでみて紫式部が丁寧に書き込んでいるのは、玉蔓や浮舟のことだと分かったのはちょっと以外だった。

    宇治でのお話は本当に素敵。
    平安時代の人も京が一番良いところと思う反面、他の土地には面白いことや素敵なことがあるんじゃないか、という思いがあって、それが宇治や須磨での物語を作者に書かせたんじゃないかと思う。
    そういう気持ちはいつの時代でも一緒なんだ、きっと。


    海外に住んでみて、日本の独自の考え方や美意識や風景のギュっと詰まった、大作である「源氏物語」を全訳で読んでみようと思い立った。
    上巻の一番最初のページを読んでから3ヶ月強かかった。
    淡々と綴られている超長編(それでいて力強いんだけど)、その世界に頭がとんでいけばさらっと読めるんだけど、そうでないときはちょっと読むのがしんどかった。
    浮舟が出てきてからは、一気に読めたけど。(なんで私はこんなに浮舟が気になるんだろう?)

    源氏物語の全訳はいろんな作家が手がけていて、どれも魅力的。叙情的と言われる谷崎潤一郎、親しみやすいと言われる田辺聖子、出家した女性の思いを強くえ描いた瀬戸内寂聴とか。
    いつかは読んでみたいなぁ、とは思っています。
    それぞれの作家さんで、雰囲気が違うだろうから。

    と言いつつ、中国在住者として次に読むと決めている長編は、「三国志」。

  • よむよむ第84回

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著者プロフィール

平安時代の作家、歌人。一条天皇の中宮、彰子に仕えながら、1007~1008年頃に『源氏物語』を完成されたとされる。他の作品として『紫式部日記』『紫式部集』などが残っている。

「2018年 『源氏物語 姫君、若紫の語るお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

紫式部の作品

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