- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041020425
作品紹介・あらすじ
家族を何者かに惨殺された過去を持つタケルは、クチナワと名乗る車椅子の刑事からあるチームに誘われ、組織の謀略渦巻くイベントに潜入する。孤独な潜入捜査班の葛藤と成長を描く、エンタテインメント巨編!
感想・レビュー・書評
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家族を惨殺され、一人生き残ったタケルは、法的に裁かれない人間に私的制裁を加える日々を送っていた。
そんなタケルは謎の人物クチナワに出会い、極秘潜入捜査に加わることに。最初に潜入先で他のメンバー、カスミ、アツトと出会い、チームとして警察では捜査出来ない特命の潜入捜査を行っていくシリーズ。
久しぶりの大沢作品。チームを組む3人の年齢が若いので、最初は物語に入り込みにくかったが、敵との対峙シーンなどはさすがに大沢在昌。読み応えあり。
中途半端な警察小説ではなく、あくまでもエンターテイメント作品として楽しめる。
タケル、カスミ、アツトのそれぞれの成長と、過去の謎がこれから描かれると思うと、今後も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テンポよく読めて面白かった。物語の設定も突拍子もないけど、続きか気になって読み進めた。カスミの秘密が気になります。
次回作に移ります。 -
久々の大沢作品。
もう、一気読みがとまらない!!
3人の距離が少しずつ近くなる感じが切なくていい。 -
これからどうなっていくのかなかなか読めない展開だった。シリーズ読破決定。
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渋谷デッドエンドを読み終わることができなかった。
怖くって。。
なので、だんなにさき読んでもらい~
おもしろい!とわわかったので、
最後をまず読んで、
安心してからまた読んだ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
そして、このシリーズを制覇したくなった。 -
少年たちだがハードボイルド
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怒りをその身に纏って自分の正義を貫こうとしているタケルたち。ヤッパリ、クチナワの指示に無条件に従っていてはいけない気がする。流されずに、自分たちの目と耳で状況を捕まえていないといけないと思う。
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2024.03.30
3人の主役の若さは素敵だが、警察側はちょっと類型的すぎて面白みに欠ける。 -
十字架の女王を読んで面白かったから
また読んでみたカスミ、タケル、ホウの
3人チームで宗教団体の闇を暴く
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塚本を抹殺する前編のような「渋谷デッドエンド」で配役が登場し、表題作で彼らの活躍に焦点が当たる構成は、面白いと感じた.クチナワが全体をコントロールし、タケル、カスミ、ホウらが派手に動き回るが、ミドリ町へ彼らが侵入する件が楽しめた.ヤクが当然のように行きかう町、日本の中の中国と言える雑多な町.このような場面を創造する著者の発想に感心した.クチナワとうまく連携して、窮地に追い込まれたカスミを救い出し、黒幕の敦(トン)を暴き出したタケルとホウの活躍は素晴らしかった.