哀しみの星 (角川文庫)

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  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041020531

感想・レビュー・書評

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  • 過去に苦しみ逃れる為に、自分を傷めつけ他人に牙を剥き声を荒らげ己を顧みて心に泣く。過去を、悪魔を、許す為には先ず自分を許してあげなければならない。他人に優しくなる為には先ず自分に優しくしてあげなければならない。そんなこともわからずに、他人も自分も傷付け血に笑い、心の奥底から湧き上がる本物の涙にも気付けない少年少女がきっと沢山居る。そんなとき、知らなくても視えなくても、ただ抱きしめてくれる人がいる、それだけで変われる気がする。

  • 久しぶりに著者の作品を読む。

    白新堂らしい、ほっこりするところ、
    黒新堂らしい、読み進むのもためらうほどのエグい描写の双方が盛り込まれている。

    物語構成は先が読めてしまう部分もあるかもしれないけれど、目が見えない少年と、心に傷を負った女子高生というシナリオ自体は面白いと思う。

    だからこそ、もう少しどうしてこうなったのか?
    そうした掘り下げが欲しかった。

  • 稀に見る駄作。
    ストーリー以前にプロかと疑う筆力のなさ。

    時間も金も無駄にした。

  • 母親に殺されかけた経験から心に深い闇を抱く少女と盲目の青年との出会いの物語.青年は少女の闇に気付き,自らの過去の闇に重ね,次第に少女に惹かれていく.そして青年は彼女を救うことを決意する.これ面白いな.もっと掘り下げても良い感じ.単純なハッピーエンドではちと物足りない.人は自らの心を壊さないために時に鬼を棲まわせてしまう.そして一度棲みついた鬼は一生出て行ってはくれないのだと思う.鬼とどう向き合って生きていくのか,そんなテーマだったら良かったな.

  • 白新堂路線の小説だが、黒新堂のスパイスも入っている。幼い頃、実の母親に殺されかけた高校生・沙織の裏の顔、転落と再生を描いた物語。

    如何せん、感動の押売りのような強引な先の読める展開が残念。沙織の過去や裏の顔など設定が良いだけに非常にもったいない。黒新堂を表にして、白新堂をスパイスにした方が良かったように思う。

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著者プロフィール

1998年、「血塗られた神話」で第7回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。裏社会や剥き出しの欲望を描いた作品群と、恋愛を中心とした作品群とを書き分け、前者は黒新堂、後者は白新堂と呼ばれる。「枕女優」「カリスマ」「百年恋人」など著書多数。近著に「痴漢冤罪」「夜姫」。

「2018年 『制裁女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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