- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041020616
作品紹介・あらすじ
「自分革命」を起こすべく親友との縁を切った女子高生、家系に伝わる理不尽な“掟”に苦悩する有名女優、無銭飲食の罪を着せられた中二男子……森絵都の魅力をすべて凝縮した、多彩な9つの物語。
感想・レビュー・書評
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しきたりやしがらみから脱却したい人たちのお話。テーマは恋愛が多めな印象。
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生活にのしかかってくるような、そういう本ばかり求めて読みあさっている自分がどこか好きだった。
表紙のかわいさで本を選んでしまうなんて自分らしくないようなでもそれでいいような、そんなやわい状態で選出したこの作品。
タイトルとかそれこそ見た目より内容すごい。よかったどれも。なにより読みやすくて、どの作品もちゃんと色があって、文章もことばの一つひとつもいいかんじに流れてきてくれて、こういう本を選べるようになってきた自分も悪くないじゃないって、なんだか偉そうだけど、ちょっと誇れた一冊。
あとがきも秀逸さが光る。
どれも好きだけど、いまいくつか選ばせてもらおうかと思ったけど、いやいやむずかしい。
どれもこれもいい色があるんです。ちょっと激しい色彩が飛び出てくるときもあるけど、全体的にはやさしいかんじ。繰り返しになるけど、どれも好き。
図書館からの本だったので購入したい一冊へイン。
今年最初の完読が幸先も内容もよすぎて自分へはなまるを気分上々であげたい一冊。 -
ウェルカムの部屋、東の果つるところ、が面白かった。短編集でした。
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様々な人達の人生の一場面を描いた短編集。
自分革命のために親友と絶交する女子高生、故郷の因習を嫌い母と別れ都会で暮らしシェフを目指す青年、一人の男性とのほんのひと時の出会いから本当の恋を知る少女。何かに「囚われた」人達が、そこから自由になっていく話が多いかな。
一つ一つの作品が短いし重たくもないので読みやすい。前向きになれるような内容で楽しめる。 -
短編集。どれも何かに執着がある人が主人公。
こだわり少なめでウエルカムの小部屋が1番好きかな。 -
さまざまな短編集です。読んでるときの気分と一致するとラッキーです。表題おもしろかったです。気楽に読める本でした。