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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041020746
感想・レビュー・書評
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朝の連続テレビ小説を倍速再生したような内容だった
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"「な、何よ」
宇城は、すっと目をそらした。
「……あれは、おまえ自身のことか?」
「え、何のこと……?」
七名子は目を瞬かせる。その問いには答えず、宇城はひょいと肩をすくめて、歩きだした。
「ちっ……つまんねえ結末だな」"[p.113]
彼女の両親とか、ダブりの話とか。前巻で出てたか否か覚えてないけど、以後明らかになるにつれて宇城との関係にも何か意味が出てきそうで。
前髪云々は最初、時間の流れが速くなっちゃってるのかと思った。
"「ですよねー!」
七名子は不覚にも感涙しそうになる。
まさかこんなところに、これまで誰にも理解されなかった趣味を、分かちあえる心の友がいたなんて!」
「じゃ、じゃ、去年の秋限定、栗ぜんざい味はどうでした?あの、甘味への勇気あるアプローチは!」
ここで伊織の笑顔に陰りが見え始める。
「……いや……あれはちょっと……さすがに……」
「あ………………そうですか……」
喜びでぱんぱんに膨れあがっていた七名子の胸が、急速にしぼむ。やはり心の友は、そう簡単には見いだせないようだ……。"[p.186]
20180503 再読
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