水やりはいつも深夜だけど

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.77
  • (107)
  • (287)
  • (196)
  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 1794
感想 : 254
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041021347

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2.0

  • ★3つと2つの間という感じだったけれど、迷ったときは下の方、と。
    実際にいそうな、ありそうな設定で、起こることも日常の中の「家族」の短編が五つ。
    どれも後味が悪くない終わり方で悪くないのだけれど、読後に何も残らないし、登場人物の誰も印象に残らないし、台詞もどこかで聞いたことがあるような…。

    合わないというだけだと思う。
    わざとかもしれないけれど、句点の多さが読みづらい。
    それは編集の力かもしれない。
    「家族だったら、多分、これ、塩辛い、って、遠慮しないで言う、よね。普通は」
    うーん、残念。

  • もともとこの著者さんは「ふがいない~」が話題のときに読んだら私には全く合わず、この人の本はもう読むまいと思っていたのに、ファッション誌プレシャスの書評欄を読んで興味が湧き、つい再チャレンジしてしまいました。

    が、やっぱり私には合わなかった・・・
    角田光代を薄っぺらくしたような短編集です。
    レビューでは評判がいいのでフクザツな心境~

    セレブママのふりをしてブログを更新しながらママ友の評価に怯える女の話や、知的障害者の妹と自分の子を重ねて悩む女の話や、子連れ同士の再婚によってある日突然自分に母と妹が出来て戸惑う女子高生の話など、この手のたぐい、連ドラだと楽しくみれるのに活字にすると苦手なのです。

    プレシャスの読者層がターゲットなの?意外だ。

  • なんか上手く終わらせすぎだろーという感じ。
    そんなにうまくいけば苦労しないよね。

    それよりもまず、「、」が多すぎてとにかく読みにくかった。
    どうしてなの?わざと?
    「、」が多いと読んでいて息切れするようで、疲れるんだよね。

  • 同じ幼稚園に通う5家庭の短編集。子供のちからはすごい。

著者プロフィール

1965年東京生まれ。2009年『ミクマリ』で、「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」第1位、「本屋大賞」第2位に選ばれる。12年『晴天の迷いクジラ』で「山田風太郎賞」を受賞。19年『トリニティ』で「織田作之助賞」、22年『夜に星を放つ』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『私は女になりたい』『ははのれんあい』『朔が満ちる』等がある。

窪美澄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×