ラスト・ワルツ

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.52
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本棚登録 : 1454
感想 : 234
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041021378

感想・レビュー・書評

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  • 今季春アニメで始まったジョーカーゲームの
    今出てる中では一番新しい続編。

    一作づつ読み切りの短編という体を取っているので
    気軽に読める。今回も「雰囲気に浸るための」読書。
    娯楽という意味では一番面白く…。

    満州鉄道の華やかな客車の中を舞台にした、
    アジアン・エクスプレスと、
    孤独で扇情的な華族の奥方と結城の恋を絡めた
    舞踏会の夜、がどちらも秀逸。

    女性にスパイの協力者をやらせるって、あるだろうけど。
    華やかで…せつなくて…懶惰で…。

    昭和初期。戦争までにあった、クラシカルな雰囲気が
    作品に生きていて格好がいい。

    日曜に紅茶飲みながら楽しむ読書としては
    なかなか良かったかな。

  • D機関シリーズの4冊目。
    暫く期間が空いてしまったので忘れていたが、そういえば2冊目以降には微妙な評価を下していた。

    本書は3作が収録されているが、実はうち2作はD機関のメンバがメインではない。
    正史にこの機関があったら日本の現状は有り得ない訳で、今後シリーズを続けていくならば周囲を描くことは確かに重要だ。
    そういう意味での続きを期待している。

  • あいかわらずかっこいい。満州鉄道をモデルにした話、もっと読みたいです。

  • D機関、今回はちょっと悪ノリしすぎな感もありましたが、
    スパイの活躍を楽しめるドキドキだけど安心のストーリー。
    「アジア•エクスプレス」が好きかなぁ。
    ちょっとスパイがピンチになって焦ってるとこが読んでみたい。
    D機関、今回はちょっと悪ノリしすぎな感もありましたが、
    スパイの活躍を楽しめるドキドキだけど安心のストーリー。
    「アジア•エクスプレス」が好きかなぁ。
    ちょっとスパイがピンチになって焦ってるとこが読んでみたい。

    できればあたふたしてほしい。

  • 結城中佐が出てくる『舞踏会の夜』がたまりません。
    約束守るところが…どんな理由であれ信念感じて人として素敵。
    その教えを受け継ぐ瀬戸や雪村もかっこいいけど。

  • マンネリかな。

    読み終わっても、これと言った感想が無いです。

    惰性で四冊目まで読んできましたが、そろそろ飽きてきましたね。

    このシリーズの魅力は、結城中佐の圧倒的な実力なので、それが出てこないと途端に駄作に変わります。

    シリーズだから読んでるけど、単体で人に薦めるほど面白くはないですね。

    もうそろそろ結城を全面に押し出して、派手にシリーズ完結を望みます。

    イマイチでした。

  • 今回も面白かった☆

    結城中佐に恋する?女のひとの話は、普段のスパイ自身の視点ではなくて、また一味違って良かった
    結城中佐の真意に、約束を果たそうという気持ちもちょこっとでもあったらいいなぁと思う

  • 「舞踏会」が好き。結城中佐が格好良い。


    (図書館)

  • 今回もD機関のクールさを愉しませてもらったけど、今回はどんでん返しもなく拍子抜けな面も。
    安定の星3つ。

  • 3編収録。
    やっぱりどれも好きだなあ。

    今回は、非情の世界であるスパイが、少し温かく感じられ、けれどそれすらも計算なのかもしれないと思わせる辺りが面白かった。

    子どもに対する態度。
    ロマンスを感じさせるやり取り。
    敢えてのスパイ映画のような立ち回り。
    何しろ目立っちゃいけないはずのスパイが、花火を打ち上げちゃいますからね。

    よし、今回の話の展開はわかったぞ。
    なんて思っても2回も3回もひっくり返されて、よくよく読み返せばちゃーんと伏線が張ってある。
    ああ、まだまだ未熟だよ、私。

    だから次の作品も読みたくなるんだよなあ。

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二〇〇一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で第十二回朝日新人文学賞受賞。〇八年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞。他の著書に『象は忘れない』『風神雷神』『二度読んだ本を三度読む』『太平洋食堂』『アンブレイカブル』などがある。

「2022年 『はじまりの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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