怪しい店

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.47
  • (28)
  • (121)
  • (164)
  • (13)
  • (5)
本棚登録 : 955
感想 : 143
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041021415

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集

  • 久しぶりの有栖川先生

    安定の王道もの

  • もらい泣きは私の特技だ____有栖川有栖

  • ミステリーは飛ばし読みする私のような人間に向いていない~骨董店と言うより古道具屋で店主が撲殺され、押し入れの布団の間から翌日発見される。定年後に開いた古書店で、返せ、泥棒と叫んで、頭を打って意識を回復しないが、ある特定の本はよく考えて10日後に買いに来いというだった。芸能事務所経営者は破産を目の前に、愛人を殺害するが、マンションの鍵をなくしたと思い込んでいたものが、ポケットティッシュの袋の中に入ってきたのを見つけ出したことから、拾った人間が強盗に入ったのを装ったのだ。海辺の理髪店は閉店の日に、市役所の課長とその部下で顔をあたってもらう女性、犯罪学者が訪れたが、小学生ぐらいの子のいたずら電話で呼び出されたのは何故か、床屋出た女性が岬で列車に向かってハンカチを降っていたのは何故か。みみやの女性店主が絞殺された。聞いたないようで客を脅迫していたようだ~読者をミスリードする大事な部分を無視しちゃうからなぁ。宿シリーズに続いて店なんだって

  • 火村英生シリーズ。

    推理作家の有栖川と犯罪社会学者の火村のコンビが
    事件の真相をあばいていく。

    骨董品店の店主殺人事件。
    もともと骨董に興味もなかった店主の手伝いをする
    甥の時也の骨董店に対する愛情と証拠となったパニック障害。

    古書への愛が強すぎて偏屈な商売をしていた古書店店主。
    古書を売ってもらえないことに腹を立てた客が
    お金を棚に挟んで本を持ち出し、棚に挟まれていたお金を更に盗もうとした別の犯人。

    運営資金に困った芸能プロの社長が
    お金のために愛人に手をかけた殺人事件。

    火村が仕事で訪れた土地でたまたま入った理髪店での出来事。
    今日で閉店するという理髪店と、町1番の美人なリカちゃんが上司の髪を持ち去って企んでいたこと。

    人の悩みを聞いてくれるみみ屋というなんとも怪しい店の女店主が殺された事件。
    人の弱みを握ってそれをネタにお金を揺すっていたこと。
    自分もそれにあやかろうと録音レコーダーを設置していた夫兼介の誤算。
    妻を殺した夫の愛人。

    ミステリ、すごいねえ。他のシリーズも読んでみたい。

  • 20210401 問題提議されないと気づかない問題について話をしあげて貰える。そういうことかと分かった頃にはやられたと思って納得しないといけない事になっている。どの話も良くできていて謎ときとしても面白い。

  • 有栖川有栖さんの本を初めて読みました。
    ドラマにもなっていたんですね、火村英生シリーズ…。
    面白かったです。
    事件の後日談から、犯人が追い込まれていく心情、他人の取った行動を推理するやり取りが面白い。
    日常をそんなに考えることなく流し見していると、全然気づかない視点なので本当に目からうろこです。
    毎日、誰かの事(他人でも)を真剣に見ていたことがあるのかなぁ…と。
    結局自分のことしか考えていないので、見ちゃいないのでした。
    他にも有栖川有栖さんの本を読んでみたいです。

  • タイトルとあとがきをみてどんな不思議なお店が出てくるのだろうと手にとった。

    潮騒理髪店はとてもいいな。土地のイメージや風、強すぎずでも全体を包むような光、そこにある建物がくっきりと浮かんでくる。美容院であんなに良さを感じたことがないし、理髪店に行ったことがないから顔も剃られたことがない。
    どうしても窪田正孝さんと斎藤工さんで脳内再生される。映像の影響ってすごいんだな(刑事役のかたが誰だったか覚えていなかったからそこは影響されなかった)

  • 2002? 初読
    既にどんな話が入ってるかうろ覚え…理髪店の話は良かった気がする 

  • 短編集なのでテンポ良く事件が解決していくので読みやすい。
    描写が細かいので場面を想像しやすくて良いなと思った。

    殺人事件からちょっとホッコリする事件未遂の物まで収録されていて
    面白かったけど、特別印象に残るものはなかったかな・・・。

全143件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

有栖川有栖の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×