ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041021637

作品紹介・あらすじ

謎の連続自殺事件。被害者は、かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいく。事件を追う新人刑事・藤堂比奈子が出会ったおぞましい真実とは!? ホラー大賞読者賞受賞!

感想・レビュー・書評

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  • ホラーというほどでなない。この位の猟奇犯罪は最近の警察小説では結構ある。うーん、私がそういうのに侵されすぎているかも。自己防衛反応を越えて自己を痛めつけて命を絶ってしまったとしか思えない変死体が発見され、それまで内勤だった藤堂比奈子が現場に出る。藤堂は異常に優れた記憶力を持ち、それを生かして他の変死事件との関連を見つけ出していく。この藤堂は結構純粋な感じで好感が持てるし、周りの刑事たちや事件の関係者たちと、なかなかいい関係を築いていく。その辺がなかなか面白い。事件の真相だが、こういうことが医学的に本当にあるのかな。ちょっと無理な感じはあるが。

  • 犯罪者の不可解な自殺が続く。犯罪者が被害者と同じ苦しみを味わうのは当然だが,脳をいじって疑似体験させるのは難しいと思う。読み易い。ノビ先生良い人だ。

  • 初、内藤了作品。

    ホラーというよりグロいミステリーでした。
    好きな人は好きな作品なのだろうという印象ですが、残念ながら個人的には事件の突飛な内容にあまりついて行けずでした。
    シリーズものとして沢山ある作品みたいなので、今後も読み続ければ内藤了ワールド&藤堂比奈子シリーズにどっぷりとハマってしまう危険性はあるかもしれない。

  • 主人公のゆるさで内容のエグさが丁度よく中和されているが描写はベリベリハードだ。
    シリーズ1作目、これからが楽しみです。

  • ドラマを思い出しました。東海林はだいぶ違っていた気がしましたが、他のキャラはキャストがイメージに残っています。

    内容としては盛りだくさんであっという間に読んでしまいました。奇妙で凄惨な自死事件、画像のネット流出、未解決の幼女惨殺事件、、、。謎が深まりながら繋がっていく過程は読み応えがありました。

  • 読む人を選ぶな?というより、作者が読む人選んでる?タイトルに「猟奇犯罪」入ってて、出版が角川ホラー文庫。
    それだけで、敬遠する人おるやん。
    ちなみに私は、あらすじだけで、ワクワク^^;
    こんなん読み過ぎか(ーー;)
    まぁ、ホラーというよりは、ミステリーやな。
    グロいけど、それほどでもないかな?それとも自身に免疫が付いてしまってるのか…
    猟奇殺人発生!でも死に方が妙な…何か自分で首絞めてるとか…難事件か…
    (少し原因は、あり得ん感じでチープ)
    そこに、現場お初の藤堂比奈子さん登場。でも、いきなりの現場でゲロゲロ…
    抜群の記憶力で事件解決なるか?
    サブキャラもキャラ立ちしてる。特に死神女史こと石上妙子さん。ウキウキしながら、変死体を解剖してる。
    結構、シリーズ化してて、10冊以上出てるんで、今後どうするかの判断材料に、積読本を押しのけて読んだ!
    結果、続編も読むことに決定!
    他の本が泣くので徐々に読む!

  • 記憶力がよくてココアに唐辛子を入れて飲む新人刑事の比奈子が謎の連続殺人に挑む

    過去に卑劣な事件を起こした犯人があり得ない方法で自殺し死んでいく

    どこかで聞いたことあるストーリーだなぁ、、と思ってたらドラマ化されていたんですね!
    8年も前のドラマなので見ていたのにスッカリ忘れていました
    うっすらとしか覚えてないですが、ドラマ版より比奈子はふわっとしたイメージで、ショウジはもっとチャラい感じだなと、ドラマと小説のちがいも含め楽しみました!

  • ホラーミステリーといった感じで残忍なシーンもあり、読む人を選ぶと思います。
    こういった研究が倫理面をクリアし、良い方向に進めば良いです。

    「急げ藤堂、都内の渋滞なめんなよ!」

  • 藤堂比奈子シリーズ1作品目。
    ドラマ化されて、先にそっちを見ました。
    人間の脳って不思議。
    脳内スイッチは面白かった。
    最初は善のためにやっていたことでも、
    行き過ぎると悪になってしまうこともある。
    確かに反省しているふりをして、
    何も感じていない犯罪者は多数いると思う。
    反省しているか犯した罪が軽くなるのも制度としてどうかとも思う。
    面白かったです。

  • シリーズ1作目。角川ホラー文庫だけど、ホラーというよりミステリ寄りかな?
    殺人事件の犯人が、自らが犯した事件と同じやり方で自らの命を絶つという不可解な事件。自殺か殺人か…?捜査に奔走する主人公の藤堂比奈子の、若い女の子がひたむきに頑張ってます!!!感がちょっと鼻についてしまった。死神女史やオタクの三木捜査官は個性的でよかったけど。特に死神女史の竹を割ったような性格は魅力的。
    ミステリで色恋沙汰が絡んでくると萎えるタイプなので、次作を読むかどうかは、微妙。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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