優しき共犯者 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041021699

作品紹介・あらすじ

父から継いだ製鎖工場で女社長を務める翔子は、倒産した製鉄所の連帯保証債務を押し付けられ、自己破産の危機に追い込まれていた。翔子に想いを寄せるドロ焼き屋の店主・鳴川は金策に走るが、債権者の長山には相手にもされない。その矢先、長山が死体となって発見された。捜査に乗り出した刑事・池内は、殺人犯の他に死体を遺棄した共犯者がいると直感するが――。情の鎖がすべてを繋ぐ、社会派ミステリの旗手による傑作長編。

感想・レビュー・書評

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  • 大門剛明『優しき共犯者』角川文庫。

    プロローグで既に主人公のどろ焼き屋の店主・鳴川が死体遺棄の犯人と解り、この先、どのように事件が展開していくのか非常に興味深かった。また、少しずつ明らかになる鳴川の優しさに満ちあふれた人物像に物語に引き込まれていった。

    かつて鳴川が働いていた製鎖工場の女社長の翔子は倒産した製鉄所の連帯保証債務を押し付けられ、自己破産に追い込まれる。翔子に密かな思いを抱く鳴川は金策に奔走するが、そんな中、債権者の長山が翔子の製鎖工場で殺害される。一計を案じた鳴川は長山の死体を運び、自殺に見せ掛けるのだが…

    大門剛明の小説は『雪冤』以来読んでいるが、常に高いレベルにある一連の作品の中では、本作は並み程度のレベルだろうか。

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