妖ノ宴 (角川ルビー文庫)

著者 : 丸木文華
制作 : サマミヤ アカザ 
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年11月29日発売)
2.81
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022115

妖ノ宴 (角川ルビー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 武士×大名家当主の息子

  • 最後は昔話のような終わり。

  • 戦国時代もの。隠微で官能的な丸木文華ワールドを堪能しました。
    戦で功績をあげることこそが武士の誉れと考えている慎三郎が命じられたのは、病弱で親からも見離されて御殿の奥で過ごす当主の息子に仕えること。失意と屈辱を胸に参じた新三郎はそこでこの世のものとは思われない美しい秀秋の傲慢な態度と奇行に呆然とします…

    慎三郎は丸木センセの時代物らしく、とても精悍なもののふです。血気盛んで物事には動じなさそうなタイプ。そんな慎三郎が、孤独で子供じみてるけどどこか妖艶な秀秋と出会い人生観を覆されていきます。
    戦国の世で戦えない軟弱者はクズと思っていた慎三郎が、秀秋の孤独な心を知り自分の奇怪な嗜好に苦悶しているのを見て、徐々に心を奪われていき色欲に溺れるまでの様子がほんとに煽られました。
    官能の極致っていうヤツです。
    二重三重の禁忌を犯している尋常じゃない二人の絡みが濃厚で、息づかいまで聞こえてくるようでした…!
    絶倫攻と絶倫受。主従らしいやりとりも萌えます。

    ラストの道行きっぽい描き方も余韻があってよかったです。「マヨイガ」にゾッとしたりゾクゾクしたり。…これは二人だけの世界ってことなんでしょうか。
    怖くて、そしてエロティックでした。

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