砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス

  • KADOKAWA (2014年11月25日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022542

作品紹介・あらすじ

レアメタル、化石燃料など資源は「レア」であるが故に高い価値が付いた。しかしここ数年、新しい資源ビジネスが盛んになってきている。誰も顧みることのなかった大量資源の商品価値が高騰している現状と未来を解説。

感想・レビュー・書評

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  • 砂、水、空気。いずれも当たり前にありすぎて意識しないものが21世紀には商品となる、という話。よくよく考えれば、何とも恐ろしいことよ…。

    タイトルは、営業テクニックの極意から転じて、資源がなくても工夫(≒技術)次第で市場で成功できるビジネス・モデルの意。確かに、石油や天然ガスなど在る場所に限りがある資源エネルギーとはちょっと違う。

    著者の説明は何とも流暢(しかし、読み進むにはそれなりの疲労感)で、用語解説の脚注、合間に挟まれているコラムも読みやすい。ここしばらく気になっていた誤字・脱字もないのがイイ。

    ただ、著者の論点の中で、何か見落としているようなモジモジ感があるんだよね…。

  • ●帯に「ドバイで、サウジで、中国で、なぜか砂が飛ぶように売れる、その理由とは?」とあったが、読んでみると、なるほどと思った。砂漠の国という、一見砂に不自由することはないと思うが、建材の利用には不向きで、建材用の砂は輸入に頼らざるを得ないということのようだ。

  • コンクリート建材として砂や砂利は不可欠で、ビルなどは地表に無尽蔵に建てられる物ではない。
    砂を輸出する国はインフラも整えられなくなる。
    この辺りの話は聞いたことなかったので、面白かった。
    その後は石油や水の話。

  • 資源ビジネスの最近の話を俯瞰できる。コンクリートの意外な事実を知ってびっくり。

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