砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022542

感想・レビュー・書評

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  • 砂、水、空気。いずれも当たり前にありすぎて意識しないものが21世紀には商品となる、という話。よくよく考えれば、何とも恐ろしいことよ…。

    タイトルは、営業テクニックの極意から転じて、資源がなくても工夫(≒技術)次第で市場で成功できるビジネス・モデルの意。確かに、石油や天然ガスなど在る場所に限りがある資源エネルギーとはちょっと違う。

    著者の説明は何とも流暢(しかし、読み進むにはそれなりの疲労感)で、用語解説の脚注、合間に挟まれているコラムも読みやすい。ここしばらく気になっていた誤字・脱字もないのがイイ。

    ただ、著者の論点の中で、何か見落としているようなモジモジ感があるんだよね…。

  • ●帯に「ドバイで、サウジで、中国で、なぜか砂が飛ぶように売れる、その理由とは?」とあったが、読んでみると、なるほどと思った。砂漠の国という、一見砂に不自由することはないと思うが、建材の利用には不向きで、建材用の砂は輸入に頼らざるを得ないということのようだ。

  • コンクリート建材として砂や砂利は不可欠で、ビルなどは地表に無尽蔵に建てられる物ではない。
    砂を輸出する国はインフラも整えられなくなる。
    この辺りの話は聞いたことなかったので、面白かった。
    その後は石油や水の話。

  • 資源ビジネスの最近の話を俯瞰できる。コンクリートの意外な事実を知ってびっくり。

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