終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)

著者 :
制作 : ue 
  • KADOKAWA/角川書店
3.66
  • (9)
  • (24)
  • (23)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 213
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022696

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  失礼ながらタイトルが長い作品は、なんとなく地雷臭を感じて読まないことが多かったのですが、この作品のアニメを見て良い意味でビックリしました。

     めちゃくちゃシリアスで哀しい作品やん、これ……。ラノベやWEB小説特有のノリ満載の作品なら、すぐに切る気満々だったのですが(苦笑)

     物語の舞台となるのは、突然現れた「獣」によって地上が蹂躙され、人類が絶滅した世界。獣人や妖精族といった人類以外の種族は地上を捨て、浮遊大陸で暮らしています。しかし、そんな浮遊大陸にも獣の脅威は健在で……。

     そんな中で人類の唯一の生き残りヴィレムは、友人の小鬼族から、ある兵器の管理人の仕事の斡旋されます。しかし、兵器があるはずの倉庫にいたのは幼女や少女たちばかり。そしてヴィレムは、その少女たち自身が兵器として扱われていることを知ります。

     少女たちの特徴として挙げられるのは、自分の危険についての感覚が鈍いところ。少女たちは大けがをしても、痛がるよりボール遊びを優先します。それは少女たちの種族の特徴でもあるのですが、それも少女たちの兵器の側面を表しているかもしれません。

     そんな中で管理人になる前に偶然ヴィレムと出会った少女クトリ。ヴィレムが気になる一方で、彼女自身の出撃の日時は迫ってきます。そしてそれは、諦めていたはずの命に対する未練が蘇ってくることでもあり……。

     一巻のハイライトは、クトリ自身が兵器としての自分から、年頃の少女の感性を戻していくところでしょうか。しかしクトリ自身の境遇を考えると、それはある意味残酷なことでもあります。

     アニメで話の流れは分かっていても、改めて切なくなる作品です。次巻の話の流れも分かってはいるのですが、また心がぎゅっとつかまれてしまうんだろうなと思います。

  • 前から気になってた小説ではあるものの、買うのが遅くなったせいでアニメ版を先に見てから読む形になったんですが、
    ヴィレムって18なのかよ!
    20代だと思ってた。
    まあ戦時の18歳だから妙に達観してる事もあるだろうけど。
    それにしても、養育院のアルマリア、本来の保護責任者がいい加減だからって、自分とさほど歳の変らない男に"お父さん"というあだ名を付けるセンスは…
    アルマリアが付けたわけじゃなくてもっと小さい子が付けたのかな?

  • ふざけたタイトルとは裏腹なシリアスなファンタジー。いいところで1巻が終わるため続きが非常に気になる。これは2巻も続けて出すべき。気になって仕方がない。

    バターケーキはそんなに美味しいものなのだろうか。

  • 長文タイトルでしかもLINEネタと、どんなイロモノかと思いきや、意外にも硬派というか、しっとりとしたラノベだった。バトルしないバトル物。いわゆる鬱展開というのは既に終わっていて、その後の話というのがしっかり描かれていた。登場人物が基本みんないい奴で、彼ら彼女らがいい具合に相互作用を起こしている。特に終わり方が好き。
    続刊は既に決まっているようなのでそちらも期待。

  • アニメで泣いたので原作を。一巻ではほとんど物語が動かないので続きを読んだ方がいいかも。クトリほか、妖精たちが愛おしい。

  • 1〜5巻まで読了。

    最初は美少女ハーレムものかと思って期待していなかったけれど、読み終えてみるとかなり硬派なファンタジー。タイトルでかなり損してる気がしますが…(›´ω`‹ )
    4巻、5巻であの設定がこうで、コレがこうでー!?って、最初から読み返したくなる本。

  • 2017年春アニメの1話を観て原作本を購入。早々に読了。アニメのシナリオライターが生業の方らしくアニメのシリーズ構成と脚本も担当されていて原作本とアニメの演出が順番変えたり台詞を変えたり無くしたりしてる。
    アニメ1話が気に入ってまとめ買いしたのだけどバリアントがあってアニメ観ても楽しめる。

  • 人類が滅びた500年後,耳は尻尾を持つ種族が空の上の島で暮らす世界に最後の人間として復活した元準勇者のヴィレムは,武器管理倉庫の管理人として就職する。そこで管理されている武器とは少女の姿をした妖精兵だった。
    ことに大きな事件が起こるともなく,かといって日常系でもなく,終末らしいかというとそうかもしれないけれど,今ひとつ登場人物達は普通である。でもつまらないわけではなくて,最後までするすると読んでしまった。

  • 大したことをしてるはずなのだが割りと淡々と進む。惜しい感じが勿体ない。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

クリエイター集団A‐TEAM所属。2002年にPCゲーム『Wind -a breath of heart-』のノベライズで富士見ファンタジア文庫よりデビュー。代表作は「銀月のソルトレージュ」(富士見ファンタジア文庫/全5巻)。近年は、PSPソフト『サモンナイト5』(2013年)のシナリオを担当するなど、多方面で活躍。

「2018年 『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#06』 で使われていた紹介文から引用しています。」

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)のその他の作品

枯野瑛の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする