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本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041022979
作品紹介・あらすじ
永倉萌絵が勤める亀石発掘派遣事務所には、絶対的エースがいる。世紀の発見を繰り返し、天才発掘師と名高い西原無量、その人だ。奈良の古墳から出土した宝玉をめぐり、無量たちの周囲に暗い影が迫る!
感想・レビュー・書評
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面白かった。
本書、角川文庫ではあるが、
角川文庫の中のキャラクター小説
所謂キャラ文庫と呼ばれるカテゴリーのもの
別に男子向き女子向きって最近は言うたらあかんかもだが
ラノベ的なのが一応若い男子ターゲットになっているのに対して
キャラ文庫は若い女子がターゲットになってるというような感じ。
さらっとみる限り、甘酸っぱいロマンスものとか、
後宮ものとか、花嫁ものが目立つ、そんなレーベルな印象が強い
書店でも、富士見Lとか角川ビーンズとかタイガとかと
同じ棚にならんでいる
古本屋でも普通の小説とは混ぜず、
ラノベのコーナーに配置されてることがおおい。
でまあ、この『ほうらいの海翡翠』も
そんな小学女児が読むような小説だろうと、舐プで読み始めた。
ところがどっこい、かなり骨の太い
しっかりした小説なんである。
確かに登場人物が歳若く、男前で
天才ってのがラノベ的ではあるが。
主役は天才発掘師のサイバラムリョウ、
そして、ヒロインがナガクラモエという武闘派の美女。
奈良の上榛古墳から出土した遺物をめぐる
ミステリやらアクションやら。
たしかに、そんなにヴォリュームもないし
軽くはあるが、いやはや恐れ入谷の鬼子母神
とてもすばらしいエンターテイメントでありました。
確かに、高田本とか京極本とかを期待したらあかんが
これはこれで、、(笑)
シリーズ20巻ほどリリースしているようなので、
全部読んでみたいと思う。とてもリラックスに良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中々関わらない分野でのミステリ。遺跡だけあって結構壮大というか豪快であったが、キャラが立っていたのでとても楽しく読めた。
萌絵がはじめポンコツであまり好きではないけど、めちゃ武闘派のところは好印象。頭の無量、身体の萌絵ってとこか。
シリーズ沢山あるので次も楽しみ。 -
図書館でたまたま見つけて、ブクログ評価悪くないので手に取ってみました。
なんか2時間ドラマ的な?いやあそこまでいくとインディか?展開ではあったけど楽しめました。この龍の一族さんは今後も出てくるのだろうか?忍さんは今後も出てくるのだろうか?
永倉の留学理由と特技が好きでした。
あと、鬼の手ってゆーと、某漫画を思い出すのは年代によりけりか
2023.8.29
142 -
放置中 since 2022夏
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遺跡発掘師の無量くんは魅力的なんだけどね
いかんせん
無学の自分には
古代の歴史とか鉱物とか
む難しい…
漢字の羅列が…
エネルギーを要する
それでもストーリーは楽しめた
長く続いているシリーズで
最近、新刊も出ていたので読んでみたけど
これからあの3人の関係がどうなっていくのか
楽しみだ -
高田崇史のタタルシリーズより面白いとのレビューに購入。
歴史の蘊蓄オンパレードかと思っていたら最初の巻は物足りない気がする。ストーリーを重視するなら過去の苦い思い出や幼なじみの再会とこの人は味方なのだろうか?とハラハラする場面もあり、事件重視で内容はいい。
でもタタルシリーズでの読後の知識が培ったという感動は全くなかった。
しかも自分に知識が全くないので本当の事をいってるのか分からないのでモヤモヤが残る。
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考古学が好きなのでワクワクしながら読みました。
古墳好きさんにぜひ! -
『悪路王の右手』の次に読むと、無量のツンツンぷりに驚いた。『悪路王の~』では青年だと思っていたが、少年(高校生)のような態度でビックリした。それだけ無量が成長したのだろう。
風呂敷を広げ過ぎたような印象
著者プロフィール
桑原水菜の作品





