遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 397
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022986

作品紹介・あらすじ

天才と呼ばれる若き発掘師・西原無量が派遣されたのは、島根県出雲市にあるいわくつきの神域。無量が青銅製の髑髏を掘り当てた途端、地元名家の跡継ぎが発掘現場で遺体で見つかり……。シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 永倉よ、どっちを選ぶんだ!
    今回は古墳の遺跡を発掘してその時の旧家のゴタゴタに巻き込まれる。

    遺跡発掘して事件に巻き込まれる流れはどこかQEDシリーズに近しいものを感じる。あれは発掘ではなくて伝承を追って、ではあるが。
    旧家の今時ではあり得ない縛り、みたいな雰囲気がそう思わせるのだろうな。

    2023.9.3
    148

  • 続き物の途中から読み始めてしまったけど面白かった。出雲神話から戦中戦後の混乱まで繋がる血統を巡るミステリー、好きじゃないわけない。

  • 人の名前とか地名とかちょっとややこしい。整理しながらじゃないと分からなくなっちゃう。

  • 2023/10/02 再読
    そうか金垣が異動して、忍が入ってきたんだった。

    現場は島根県出雲市。

  • この回から正式に忍が仲間になったということでいいんだろうか?
    話のテーマ的には前回のような民俗学や天皇話が絡みつつ、古くからある名家の確執やら両家で連続する殺人事件やらで益々2時間ドラマ感が増した感じ。
    専門的な知識なんかも多くてちょこちょこ調べながら読んでるけどとても楽しい。
    今後あの3人の関係性がどうなっていくのかもきになるところ。

  • 蓬莱の海翡翠は コミックで読みました。

    文庫で読んだのは初めてです。

    西原無量と永倉萌絵 相良忍の発掘話し

    蓬莱の翡翠の時は 相良忍は味方なのか?

    という気がしたが 今回から はっきりと味方

    出雲の発掘で 降矢家と八頭家が複雑に絡んでくる。

    発掘チームの中に敵はいないのか?

    コミックより 後半盛り上がる感じがしました。

  • 2作目読了です。1作目も頭パンクしながら読んだのに…。半分くらいは神様と考古学のお話で頭パンクしながら読みました。ムズカシイネ。

    忍が固定キャラで復活してくれたのが嬉しかったです。表紙が忍なのかな?イケメン( ˆ̑‵̮ˆ̑ )
    無量も1作目に比べると柔らかくなったというか、優しくなったというか…距離が近くなったような。

    今作も変わらず、人間関係がドロドロしてました。最初に真相がわかる前の家系図、最後に家系図が欲しかったです。一族の話って家系図ないとよく「おおう…?この方はだれ…?」ってなる気がします( 実際なってた )昔の田舎の家柄のいいお家ならではのドロドロ感…犯人が不憫で複雑な気持ちになりました。
    自分は介護したくないからって「育てた恩を返せ」って押し付ける家族、大っ嫌いです( 2回目 )

  • 出雲に興味があるからか楽しく読めた。
    誰が今考えているのか、時々分からなくなるような書き方だけど、3人の視点が合わさっているのは読んでいて何を思っているのか分かるので集中できて読める。こういう小説好きかもと思う。

    前巻の萌絵の何も出来ずに騒ぐだけの子かと思っていたら今回の活躍で性格まで変わったような。内容はよかったのでキャラが確立してないような西原も人は多面性を持っているといいたいのかな??と思うようにして全巻集めてみようかなと思える話の持っていき方をしている。そこがタタルシリーズではない要素かもしれない。

  • シリーズ2「出雲王のみささぎ」
    シリーズ1より、しっかり構成されていたように思う。
    読み応えがあった。
    出雲国造家の千家氏(せんげし)と北島氏のような降矢家と八頭家。
    西原無料が発見する青銅製の髑髏。
    ミステリーの抑えどころは慣れた感じがした。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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