事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男 (角川文庫)

  • 11人登録
  • 2.67評価
    • (0)
    • (0)
    • (2)
    • (1)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 荒井曜
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023099

事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 平凡だけれど平和な日常。
    それらに恐怖という楔を打ち込むように東京タワーは爆破され、無惨にも崩壊し倒された。
    多くの人々が犠牲者となり、予期せぬ出来事によって命を落としていった。
    偶然その場に居合わせたカメラマンの眞理子は、自身の危険をもかえりみずにシャッターを押し続ける。
    題材としては面白いと思う。
    20年前の虐待。瀕死の重傷から復活した悪魔。
    惑い傷つきながらも独自の感性を持ち続け、カメラを通して真実の顔に迫る眞理子。
    序盤で起きる東京タワーの爆破、崩壊の場面はスケールも大きくその後の展開に期待を抱かせる。
    社会貢献を掲げ、自らの虐待された過去を前面に押し出し、時代の寵児となっていく賢慈。
    けれど、その裏に隠された顔は「悪魔」そのものだった。
    洗脳されていく少年たち。
    リンチ、殺人、自爆・・・。
    賢慈の手足となって働くためだけに生きるようになっていく少年たち。
    面白くないわけではない。
    でも、あと一歩・・・もう少しといった残念さを半端なく感じた物語だった。
    加筆修正したはずなのだけれど残念さは残ったままだった。

  • 些か強引な展開と荒削りな文章で、せっかくの面白い設定とストーリーが吹っ飛んでしまったクライム・サスペンス小説。

    20年前に宮崎の病院に全身を切り刻まれて、捨てられた賢慈は青年になり、社会への復讐に走る悪魔と化する。

    葉真中顕の『ロスト・ケア』のような社会派ミステリーのようなテーマと沢村鐡の『一柳美結シリーズ』のようなストーリーを併せ持つ作品なのだが、両者のレベルには至らず。

全2件中 1 - 2件を表示

事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男 (角川文庫)のその他の作品

荒井曜の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男 (角川文庫)はこんな本です

ツイートする