なぞとき紙芝居 思い出の幽霊 (角川ホラー文庫)

著者 : 中村ふみ
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年5月23日発売)
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  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023273

作品紹介・あらすじ

喫茶店〈ひがな〉の地下で、亀と一緒に住む謎の男・御劔耕助。「バッドエンドの物語しか作れない」とうそぶく彼の作る紙芝居は、生きている者の心を癒やし、死んでしまった者の魂をも鎮めるのだ……。

なぞとき紙芝居 思い出の幽霊 (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前巻の最終話で出てきた霊脳体質の美人女教師・百合が一話目から活躍。
    終盤に行くにつれて、百合を縛る生霊の存在が明らかになる。

    一話目は、天文部の合宿に巻き込まれ、深夜に学校に残ることになった奏たちの前に現れたバスケットボール好きの野幽霊を、御劔が一緒にバスケして鎮める。

    二話目は奏の母が務める老人ホームで、ある老人の元に悪霊が出るという。母は御劔に除霊を頼み、奏立とともに現場に向かう。
    老人は過去に、自分の親族をもろとも毒殺した疑いが掛かっていたことが明らかになる。独り生き残った老人に悪霊が襲い掛かろうとしていたのを百合が除霊。
    老人の疑いは晴れないものの、やむにやまれぬ事情があり、御劔は気にやむなと説く。

    三話目は、御劔が学生時代仲の良かった山口という男と再会する。山口は男女二人ずつの仲良しグループの一人だった。当時付き合っていた女性とそのまま結婚している。もう一人の佐野も当時付き合っていた女性と結婚したが、妻は亡くなってしまい、自身も精神の病に陥っている。
    実は佐野は山口の妻と浮気していた。自身の妻を亡くし、記憶があいまいになった佐野の姿は、山口にとっては一人でのほほんとしているように見えた。
    御劔の紙芝居の効果で記憶を取り戻した佐野に、山口は自分の口からも真実を突き付けて、不倫を吐かせようとしていた。
    このストーリーの合間に、御劔の高校時代の回想が入ってくる。

    四話目。大野百合の背景が明らかになる。
    敵は手強そうで、弱音を吐きたくなる。そこへ御劔がやってきて、彼女を受け止める。

  • 百合の活躍が目立つ2巻でした。
    御劔の高校時代の同級生の話、百合の過去の話と登場人物を深く掘り下げる話が後半を占めていました。
    御劔の学生時代の話で悲しい別れ方をした同級生と次の百合の過去の話で旧交を温めている様子が覗えたのが少し救いでし。

  • シリーズ2作目。今回も短編4編。
    中でも御劔さんが学生時代の友達と再会した「ペーパーシアター」が好き。相変わらずバッドエンドというか、後味の悪さを感じるんだけど、少しだけ救いのあるラストが印象的。

    今回メインとなった御劔と百合の2人がかなりワケありなので、奏の真っ直ぐさが際立ち、重く哀しい話の中で救いとなる。今回はちょっと奏の出番が少なめだったのが残念。

    結局百合と御劔の因縁や、細かい謎はまだまだ持ち越しの形。とりあえず読みやすいし、続きが出たら読んでみるかな。

  • ミツルギさんと先生の過去が!
    最後の最後に二人の過去の関係のにおいが!
    次回作楽しみ

  • なぞとき紙芝居シリーズ、2作目。

    シリーズ続編でもあるし、紙芝居屋の耕助と霊能力者の百合のキャラに関してもう少し掘り下げてくるかなぁと思ってはいたが、結構ガッツリと二人の過去が語られた感じ。それこそラスボスっぽいのも出てくるし、意外とこのシリーズ、この後長く続かせないつもりなのかな?
    登場時はちょっと鼻持ちならん女性だと思っていた百合だけれど、今作を読んで結構可愛いくて応援したくなった。今後、Dの女との闘いに、耕助はもちろん奏もどう絡んでくるのか、展開に期待してしまう。しかしながら、その前に紙芝居屋ならではの紙芝居を使った除霊話をもっとお願いしたい。

  • 紙芝居もっと作れ!

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