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本 ・本 (688ページ) / ISBN・EAN: 9784041023280
作品紹介・あらすじ
地震のような衝撃で密室と化した中野ブロードウェイ。ビル自体が生き物のように変容し人が次々と“食われていく”。取り残された少年と少女の運命は!? 誰もプレイしたことのない最悪の脱出ゲームが始まる
感想・レビュー・書評
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脱出ゲーム系ホラーの皮をかぶった壮大なSF。中野ブロードウェイに行ってみたくなる、著者の集大成的な作品。
渡辺浩弐さんの肉声が聞こえてきそうな中野ブロードウェイの描写から始まり、ファミコンディスクシステムの『エッガーランド』やゴムベルトの話題が出て、いきなりオタク度全開の幕開けにニヤリ。
脱出ゲームの枠にボーイミーツガールからのセカイ系、という大筋は単純に好みだ。その中に、ゲーム・キッズやプラトニックチェーンに見られたような先端テクノロジーSFと各人物ごとのエピソード、歴史陰謀論的な背景、ちょっとグロいホラーテイストなど、多様な要素が詰め込まれていて、700ページ弱の旅路は読み応え十分。作者が書きたいことを書き切った感があり、読んでいて楽しかった。そしてまさかのあの作品の続編にもなっているとは……(-。-)ボソッ
ホラーファンにもSFファンにもオススメできる、贅沢な一品。
〈7F.〉カブトムシの話が好きです。 -
感染はウィルスではないが、バイオハザード7みたいな話。
著者プロフィール
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