猫乃木さんのあやかし事情 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023334

感想・レビュー・書評

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  • かわいらしいお話だった。続きも読んでみよ。

  •  2015-08-17

  • 居候先は、年老いた男性が住む所…と思いきや?!

    連続短編になっていて、出てくる人に動物の漢字が。
    とか思っていたら、それもフラグのようでした。
    地域が地域なだけに、不思議な日常が大量。
    これに順応できる主人公が、ある意味すごいです。
    最初に出会った(?)のが、無害でしたし
    その後は…そこまで被害がなかったし?

    タイミングがよかったので、出てきた人が
    もしや…? とか思いましたけど、安定の
    違う方向が犯人(?)という現実。
    しかし勝手に名前つけて大丈夫なのでしょうか?
    言霊…は、本人(?)が言ってましたし、もしかしたら
    あだ名、という認識で大丈夫なのかも知れません。

    妙な争いに巻き込まれるのはお約束ですが
    あの先輩は、そうやって狭く見ているから
    他が見えなくてそうなっているのでは。
    こちらも王道な思考回路で、変わるのかそのままか
    気になるところです。

  • 主人公の七海が後先考えずに行動してしまって、騒ぎを大きくしているのでちょっと落ち着いて欲しい。
    猫乃木さんとの恋は微笑ましいです。
    前半特に説明不足気味に進むので、もう少し日常の二人のやり取りを丁寧に書いてくれると嬉しかったかな。

  • 京都×あやかし×猫の連作短編集。
    ライト文芸のレーベルによくある感じの話。
    場面の転換がわかりにくかったり、
    「いつの間にそんなことになってた!?」という唐突感があったりと、
    つたないところはいくつかあったけど、
    取り立てて良いところも悪いところもないという印象。
    猫が好きな人は、それだけで評価高くなりそう。

  • かなりかわいらしすぎるというのが印象でした。

  • ヒロインは大学生になったばかり。相手方の猫乃木千歳はそれより年上。猫乃木さんの友人も交番勤務というキャラの平均年齢は高め。
    全体の雰囲気として、ビーンズというより、一般文庫のような構成と雰囲気。
    とはいえ、読みやすい文章量の短編が4本+ss。
    乙女ノベル的なラブは薄いですが、ラブ未満の痒さはなかなか良かった。
    後半になるにつれ、ファンタジー要素増しで、彼に関していろいろと明らかになる展開。
    挿絵の登場人物紹介は無い。
    あきさんの中表紙的カラーピンナップ付き。(のれんをくぐる猫乃木さん)
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4350.html

  • 何の背景説明もなく、唐突に新しい設定が加わったりしてちょっとびっくりすることはあったけど、お話自体はほっこりしていてテンポもよく読みやすかった。続きに期待。

  • 面白かったです。
    レビューではけっこう賛否が分かれているみたいですが、私はこのお話好きです。
    ただ、主人公の女の子が開けてはいけないところを開けたり、反省したのにまた開けたりと、それはどうなのてきなこともありましたが、続きがでたら嬉しいです。

  • “「物の怪でもちゃんと心があるから、私となにも変わらないと思ったんです」
    七海を見つめていた千歳が、視線をわずかにそらした。
    「そんなにいいものじゃありませんよ。物の怪は自分の欲望を満たすために人間なんていくらでも欺くし、嘘も吐く。偽りの夢を見せて、同情を買うのも彼らの常套手段だ。信じないことです」
    「鶴さんが私を騙そうとしているとは思えないんです。本当にただ着てもらいたかっただけで……その願いを叶えてあげたいんです!」
    七海は無意識にパジャマの裾を握り絞めながら訴える。
    祖母に言われたことがある。
    迷った時には、心が一番強く訴えることに従いなさいと。それが一番、間違いがないから。”[P.54]

    短編式で読みやすい。
    舞台は現代の京都で、物の怪に、猫に、犬に、狐。
    やっちゃだめと言われたことをやっちゃう主人公だけど、物の怪に名前をつけたり話を聞こうとしたりするあたり好き。
    奈央ちゃんがいいキャラだと思う。続編出るかな。

    "緊張している手を握り絞めて、千歳は眼を細める。
    「ありがとう。君がいてくれたことで、俺は多分、すごく救われているんです」
    「猫乃木さん?」
    七海が目を丸くしてから、不安げな表情を浮かべた。
    「どうしたんですか?なにかあったんじゃ……」
    「ただそれを伝えたくて」
    千歳はそう答えて微笑んだ。”[P.158]

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