神さま、お願い

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 47
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023495

感想・レビュー・書評

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  • 2017年、14冊目は、再読月明け。ハズしたくないので、アベレージの高い、フェイバリット作家の一人、花房観音。

    京都、下鴨神社近くにある、小さな神社。その社に血を滴らせることで願いが叶うという。

    その社に、血を流し願いをした女の話が六編。今回は、そのタイトルだけ挙げておきます。

    一、安産祈願
    二、学業成就
    三、商売繁盛
    四、不老長寿
    五、縁結び祈願
    六、家内安全

    どれも、「返(かや)りの風」、「人を呪わば穴二つ」などの言葉を思い起こさせる内容。読後感は、どれもあまりよろしくない。ミステリー要素はほぼないが、イヤミスのソレと近い感覚。しかし、イヤミスでも、官能でも、ホラーでもない、ジャンル分けが難しい、独特な感じ。

    全体的に展開やオチはソレ程の意外性や、目新しさはない。その反面、細かい細工や、表現は実に巧み(←この字が似合うと思う)。字数的にも、引用登録していないが、二、学業成就の冒頭、1ページは、季節的にハマっている影響もあり、最高。

    個人的には、二、学業成就。三、商売繁盛がお気に入り。ただ、作者の他のお気に入り作品と比べるとインパクトに欠けるかな、というコトで総合評価は、★★★☆☆としました。

  • 2016 8 16

  • お、これは官能というよりホラーでしたか。
    若~干、いきすぎた感がありますが・・・ま、よかよかw

  • 京都 下鴨神社の側にある小さな神社、血を垂らしてお願いすると願いを叶えてくれるという。
    安産祈願、学業成就、縁結び祈願、家内安全などのタイトルとは裏腹に、女達の嫉妬、欲望、恨みなど呪いが詰まった短編集。
    納得のいくものもあれば、非情なものもあった。著者の思考がちょっとわからない。
    (図書館)

  • 下鴨神社近くの暗い神社に女たちが血を垂らしに通う。女たちの嫉妬・恨み・欲望など、いろんな感情が渦巻く6つの連作短編集。真梨幸子を少しマイルドにした感じのドロドロ感。人間の欲望を上手く描き、読者をゾッとさせる。そんな作品だった。今回は官能小説的な性的描写は無く、ほとんどが恨み辛みがメイン。生きてる人間の恐ろしさ、醜さを思い知らされる事になる。

  • 『人を呪わば穴二つ』って言葉が思い浮かぶ本。
    自分の血を捧げて願いを叶えてもらう神社は、人への恨みや妬みがいっぱい。
    人の不幸を願えば、自分にも不幸がやってくるっていうネ。
    でも、面白い本でした。
    色んなタイプの人が願いを叶えに来るから、短編集のように読めて読み進めやすい。
    装丁の色の華やかさに惹かれて買ったけど、装丁の意味が読み終えるとよく分かって…って感じww
    この本も今の時期に出会えて本当に良かったと思える本でした。

  • 下鴨神社の側にある小さな神社.血を流してお願いすると、祈りを叶えてくれる由.6編とも女性の嫉妬を題材とした短編だが、どんな女性もそうなんだろうか.男には分からない世界だ.明日菜と光美、美加子と静香、睦とあや、優香と姉の真美香、奈由とみのり、前者が後者を嫉妬する.最後の話は加奈子が息子と夫に嫉妬する.小さな神社がその嫉妬を叶えてくれる.何かゾッとする読後感だ.

  • 血を捧げて祈ると、願いが叶うという社がある。
    人を呪う願いより、お祈りの方が良いな…
    2015年5月26日

  • はじめて読みました。。

    毒があって読後感は悪いけど
    面白かった。。

    特に学業成就は
    あるよねー、ってオモタ。。

  • 神頼みは怖い

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プロフィール

はなぶさ・かんのん
京都市在住。京都女子大学中退。映画会社、旅行会社勤務などを経て、2010年「花祀り」で第1回団鬼六賞大賞を受賞し作家デビュー。女性のエロスを流麗な筆致で綴る。著書には『女の庭』『女坂』『指人形』『楽園』『やすらいまつり』『花びらめくり』『情人』『わたつみ』『色仏』『鬼の家』『くちびる遊び』『半乳捕物帳』などがある。新書『愛欲と情念の京都案内 魔の潜むこわ~い街へようこそ』も好評。

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