- 本 ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041023921
作品紹介・あらすじ
帝が進める大学寮の改革に反対する組織を突き止めるため、白桜は変装して男子寮に潜入することに! 朱咒と捜査を始めるが、青丞と鵬玄まで追ってきてしまう。しかもなぜか青丞が不自然な言動ばかりとってきて…!?
感想・レビュー・書評
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相変わらず、綱渡りの連続だが、もう慣れてしまった。それがないと面白くない心境にさせられてしまう。女なのに男と偽って頑張る白桜には、どんどん肩入れしたくなってしまうなあ。現代にだって、女子に対する差別はあるものね。
今回は、学生寮に潜り込んで、密かに進められている陰謀を暴くというもの。青丞が白桜の秘密を知ってしまい、右往左往するのが微笑ましい。白虎家の元跡取りの凌箔が再び登場し、その自殺した友人の叢雲の弟の皐月と組んで、復讐を図る。皐月もひょっとして女?なんて思ったが、どうかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回もハプニングつづきです。
ところで、いつも思うのだけれど友達ポジションの男の子の方が応援したくなるキャラなのはなぜでしょう?
ぜったいこっちの方が将来いいってばと。 -
【ネタばれ感想注意】
シリーズ7冊目。
大学寮の改革という夢の為に、白桜は再び男子だらけの寄宿舎に潜入します。
表紙の朱咒が美しいです。
表紙は朱咒と白桜の2人ですが、内容は青丞と鵬玄の互いを牽制し合うガチンコバトルでした。
今巻を読んでの感想は…。
氷の貴公子は好きな女にはとことん過保護でした(笑)!
今回も面白く、あっという間に読んでしまいました。
前作のラストで遂に青丞にも白桜=里桜だと分かってしまった訳ですが、青丞も恋に盲目だっただけで冷静になると白桜と里桜の類似点に気付き始めます。
白桜が愛しの里桜姫と同一人物だと知った途端に過保護になってしまう青丞に苦笑してしまいました!
これで青丞と鵬玄が同じ土俵に立った訳ですが、やっぱり自分は鵬玄のさり気なく見守ってくれる包容力のある愛情が好きです。
しかし、白桜は何事にも一生懸命なんだけど、熱くなりすぎて慎重に行動出来ないのが読んでいてツラい…。
青丞に何度も「何かあったら必ず報告しろ」と言われているのに、1人で行動しようとするのはダメ絶対。
今回も何とか四神の仲間達の協力を得て、帝からの命令を遂行出来たと思ったら、一難去ってまた一難。
ラストでお約束展開の次の試練が飛び込んできます。
本当に次巻への引きが絶妙で素晴らしいです!
次巻も楽しみです!
著者プロフィール
伊藤たつきの作品





