惨敗の理由 我々が犯した間違い ザック激白!イタリア現地取材!未来へ!

  • KADOKAWA (2014年12月22日発売)
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  • 本 ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023976

作品紹介・あらすじ

ザッケローニ前サッカー日本代表監督にイタリア直接取材!彼が語る「惨敗の理由」とは! そして対戦国の代表だった選手たちにも取材を決行、日本の欠陥をあぶり出す。何をすべきか!

感想・レビュー・書評

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  • 足りなかった「勇気」。
    戦術でもフィジカルでもなく。
    僕も同じように感じた疑問。
    だが考えてみると納得した。勇気。それは経験に裏打ちされた覚悟。「勝者のメンタリティ」も同義だと思う。
    それの獲得には、甘えの余地のない場で闘いの蓄積しかない。それが文化になる。その文化が世界との差。
    文化の違いといわれ続けてきたし、そう言ってしまうのは安易かもしれない。
    でも、やり続けるしかないんだと思う。
    地道でも、進んだり後退したり、きっとどこも同じなんだろう。
    正解はない。だから面白い。
    そして、初戦を落としたリオ五輪代表。
    このタイミングで読み終わったことに運命を勝手に感じる僕。
    ここが、勇気の見せどころ。

  • 著者がイタリアのW杯を終えたザッケローニに直接取材し、W杯でのそれぞれの試合について、あのような采配をなぜしたのか指揮官に直接尋ねている。指宿のコンディショニングの失敗ということが通説になりつつあるが、日本人のメンタリティである勇気のなさ、相手をリスペクトしすぎることに問題があるのかもしれない。

    インテンシスタのあるサッカーをするためには、日本代表が海外でアウェイの戦いを経る中で、自分の立ち位置を少しずつ感じていくことしか、本当の意味での強化はできないのかもしれない。

    全てをザッケローニに同意することはできないが、ある部分は共感や今後の強化について考えさせられることが多かった。

  • 当然のことだけど、最近になってワールドカップの総括がいくつかまとめられてきててなるべく読んでいる。サッカーに限らずスポーツは試合もたのしいけど、ゲームの前も後もたのしみ方はあると改めておもいます。

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著者プロフィール

スポーツライター。1968年、神奈川県生まれ。『Sports Graphic Number』などのスポーツ誌で様々なスポーツノンフィクションを手がける他、海外サッカー、Jリーグ中継の解説も務める。J1・大宮アルディージャの公式ライターの一人でもある。著書に『低予算でもなぜ強い? 湘南ベルマーレと日本サッカーの現在地』(光文社新書)など多数。

「2017年 『必ず、愛は勝つ! 車イスサッカー監督 羽中田昌の挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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