Another エピソード S

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 59
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024010

感想・レビュー・書評

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  • エピソードSというタイトルから、アナザーの主要メンバーを主役にした短編集と思っていたのですが、鳴を探偵役にした長編でした。
    災厄に巻き込まれた鳴があの夏に巻き込まれたもう一つの物語を描いているのですが、自分の死体を捜し求める幽霊とのコンビというコメディになり得るシチュエーションをアナザー同様、ホラーでありながら本格ミステリという作風に仕上げているのは、さすがは綾辻氏だと唸る出来栄えです。

  • 1998年、夏――見崎鳴が語る“もうひとつの『Another』"。謎めいた屋敷に出る“幽霊"と異能の美少女の、恐ろしくも奇妙な“死体探し"の物語。著者インタビューや特別対談を収録した豪華軽装版が登場!

  • Anotherのスピンオフ。
    死の色が見える義眼を持つ見崎鳴が、自分の死体を探しているという幽霊に会い、共に死体探しをする。
    この物語は見崎鳴が主人公かと思いきや、話の大半は賢木晃也の幽霊目線で語られる。

    本編のAnotherはホラーだが、こちらはホラーというよりはミステリー。本編よりはインパクトが弱くてさらりと読めると思っていたら、最後にやられた。すっかり騙された。

  • アニメ本編は見たけど、原作の方は読んでない。でも、外伝のこちらは読むというなんとも中途半端な「Another」歴。どこかで本編も読んでみたいなと思います。
    そういえば、「Another2001」もあるんだっけ。

    見事に最後まで二人の記憶の混同に気づかず振り回されました。ラスト近くなるにつれて何が何やら。一人の記憶じゃないよ、ってちょっとずつ気づかされるヒントがあるので余計に惑わされる、という。

    そして、夜見山の怪談は続く…でいいんだよね。

  • あの夏の合宿前の一週間の出来事。ホラーではなく割とミステリーでした。
    サカキの幽霊の正体に途中で気付き、あぁあの子か……と思い当たるのに数秒でした。
    そこからはところてん方式で気付くこと多数でした。綾辻氏としては、割と読みやすいミステリーかなと思います。ミステリー超入門編として読めるかと。

  • Anotherを読破してる方にオススメです。
    最初は、全く関係のない話かと思いきや…
    繋がりの中に潜むミステリーが
    とても面白かったです。
    綾辻先生のインタビューも掲載されているので
    注目ですね

  • 先が気になって、4時間ほどで一気に読了。
    やはり今回も終盤になるまで真相に気づけなかった。サカキの幽霊がサカキの死体を発見するあたりでようやく違和感を感じて、真相に気づいた。
    今回はアニメ化は無理だなーw

    面白かった!

  • 本編「アナザー」で災厄が起こる1ヶ月前の、夏のお話。
    不思議な雰囲気をまとった少女、見崎鳴が夏に体験したもう一人の「サカキ」のお話。

    サカキは自らが住んでいる屋敷のホールの床に叩きつけられて死亡した。が、死亡のおよそ2週間後に目覚める。幽霊として。
    幽霊となったサカキは、自分がなぜ死んで、なぜ幽霊となってさまよっているのかがわからない。記憶喪失の幽霊、だ。しかし、幽霊として彷徨っているうちに、自分がまだ生きていることになっている、という事実を知る。自分の体が弔われずに放置されているのではないか、それが自分が幽霊として不完全な存在を保ち続けている理由ではないのか、と思うようになったサカキは、生前に何度か会っていた鳴(死の色が見える少女)の助けを得ながら自らの体を探し始める。

    語り口は比較的軽く、ライトノベルといってもいいほどだが、やはりミステリ作家だからだろうか、単純に「得体のしれないホラー」ではなく、論理的にストーリーが組み上げられているという点が好ましい。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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