Another エピソードS 軽装版

  • KADOKAWA (2014年12月19日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 14
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  • 本 ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024010

作品紹介・あらすじ

1998年、夏――見崎鳴が語る“もうひとつの『Another』”。謎めいた屋敷に出る“幽霊”と異能の美少女の、恐ろしくも奇妙な“死体探し”の物語。著者インタビューや特別対談を収録した豪華軽装版が登場!

感想・レビュー・書評

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  • エピソードSというタイトルから、アナザーの主要メンバーを主役にした短編集と思っていたのですが、鳴を探偵役にした長編でした。
    災厄に巻き込まれた鳴があの夏に巻き込まれたもう一つの物語を描いているのですが、自分の死体を捜し求める幽霊とのコンビというコメディになり得るシチュエーションをアナザー同様、ホラーでありながら本格ミステリという作風に仕上げているのは、さすがは綾辻氏だと唸る出来栄えです。

  • 1998年、夏――見崎鳴が語る“もうひとつの『Another』"。謎めいた屋敷に出る“幽霊"と異能の美少女の、恐ろしくも奇妙な“死体探し"の物語。著者インタビューや特別対談を収録した豪華軽装版が登場!

  • 2.8

  • 後半は畳み掛けるように面白いけど其れ迄はダルい

  • 幽霊が自分の死体を探す話だが実際は甥っ子が自分を幽霊だと思い込んでたというオチ。ミステリとしては正直微妙だった記憶

  • 新作に合わせて何度目かの再読。やはりどっぷり。
    どこをとっても素敵なのだけれど。何度読んでもあの切なさにはぐっと胸が詰まります。失われてしまった大切な記憶、しかしそれでも心の奥底に残った想い。そしてその想いに蝕まれていく様子があまりに悲しく、これもまたあの「災厄」がもたらした残酷な悲劇の一環だったのだなあ、と……。
    最初に読んだ時から思っていた、新たな災厄への予感はやっぱり、ということで。いよいよ「Another2001」へ!

  • 『災厄』って、結局どうなったんだっけ?
    思い出せない……読んだのに。
    ま、これは夜見北中の話じゃないから別にいいんだけど。

  • 勢い、で読破。

    今回は、あまり激しくないので、わりと安心して読めました。

    ・・まだ続編、あるのかな?

  • Anotherのスピンオフ。
    死の色が見える義眼を持つ見崎鳴が、自分の死体を探しているという幽霊に会い、共に死体探しをする。
    この物語は見崎鳴が主人公かと思いきや、話の大半は賢木晃也の幽霊目線で語られる。

    本編のAnotherはホラーだが、こちらはホラーというよりはミステリー。本編よりはインパクトが弱くてさらりと読めると思っていたら、最後にやられた。すっかり騙された。

  • アニメ本編は見たけど、原作の方は読んでない。でも、外伝のこちらは読むというなんとも中途半端な「Another」歴。どこかで本編も読んでみたいなと思います。
    そういえば、「Another2001」もあるんだっけ。

    見事に最後まで二人の記憶の混同に気づかず振り回されました。ラスト近くなるにつれて何が何やら。一人の記憶じゃないよ、ってちょっとずつ気づかされるヒントがあるので余計に惑わされる、という。

    そして、夜見山の怪談は続く…でいいんだよね。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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