「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024058

感想・レビュー・書評

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  • 自分の子ども時代とは違った環境、信念で驚いた。こんなにも、母親が愛情をもちながら子どもの勉強を管理していることに。

  • ■ 母親の知的好奇心が子どもをつくる
    ■ 母親は本をたくさん読む

  • ☆本書のメッセージ
    親が子どもの学習のすべてをサポートする。子どもの貴重な青春時代にしかできないことだけを子どもにさせる。それ以外のことは全て母親がある

    ●読んだきっかけ
    audiobookのセールがきっかけ。「灘→東大理Ⅲの三兄弟」という事実が強力すぎて、読みたいと思った。その背景、環境が気になった。しかも、今は長女も東大の理Ⅲに受かったらしい...圧倒的な強さ

    ●本の概要
    母親である佐藤氏が、どのように考え、子どもたちの学習・勉強をサポートしていったかという話


    ●本の面白かった点、学びになった点
    *佐藤氏の立ち振る舞いが私の中の「母」という基礎概念を超えている。「プロ専業主婦」である。そういう世界、人々がいるということを知れた事実
    ・佐藤氏が子どもにかけるエネルギー、時間はすさまじい。そこら辺のサラリーマンや正職員よりも圧倒的な思考とエネルギー、時間を投資している
    ・「子どもが高校を卒業するまでは、子どものすべてに責任を持つ」をモットーに、サポートできるところは全てサポートする姿勢。特に、学習におけるサポートの姿勢がすさまじい。
    ・「この子たちの勉強・学習の力になるために、私に何ができるか」という問いを常に持ち続け、余す来なく実践し続けたのだろう
    ・明らかに、母親としてプロフェッショナルであり、全ての母親がここまでできるとは思えない。ただ、学べるところ、盗めるところは多い
    ・佐藤氏は、従来的な「母親」といようりは、各子ども専門の「受験勉強専任プロコーチ」といった印象

    *兄弟姉妹で「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばせない。兄弟間に上下関係を作らない
    ・早く生まれた、遅く生まれたとかで、差別があるのは非合理的。子どもたちの中で不公平感を与えないように、親も兄弟間もお兄ちゃんもお姉ちゃんとも使わない
    ・何かをあげるとき、与えるときも絶対に「お兄ちゃんなんだから」という理由を使わない。それは理不尽である

    *時間の大切さを教える
    ・そのために、家の時計を20分ほど早くしておく

    *家事よりも自分の時間を優先する
    ・自分のモチベーションと精神を保つために、家事には手を抜く。浮いた時間を「読書」に充てる。自分のための時間が作れている、ということがとても精神衛生上よい。また、読書から子育てのためのアイデアを得られることも多い
    →佐藤氏は、本著の中で「佐藤優氏の『読書の技法』からアイデアを得た」ということを書いてある。w私は、専業主婦をなめていた。佐藤優氏の著書を読む、専業主婦も、当たり前だがいるのだ

    *子どものテスト、問題集を読み込み、分析する
    ・たとえ、数学や英語がなくとも、毎回テストの解答用紙を読み込んでおくことで、子どもの間違いの傾向や、成長具合をつかめる
    ・各子どもが間違えた、直しのノートや、問題集を作成する。そのノートは子どもたちが学校に行っている間に作成し、帰ったら渡せるようにしておく

    *子どもの学習サポートを当然のもとのして行っておくことで、子どもが思春期になってもいつも通りコミュニケーションをとることができる
    ・いつもはサポートや支援をしていないのに、進路選択の時だけ、口出しをするから、親子げんかになる。子どもの進路に口をだすには、日ごろからの関係性が重要なのである


    *テレビは居間に置かない。ゲームもそんなにさせない
    ・テレビは居間にない。テレビは非日常にする。もちろん、ご飯を食べている最中も、テレビは見れないようになっている


    *子どもが中学生になるまでは、親が勉強や計画をコントロールする
    ・子ども、というか人間?は基本的に怠惰なもの。勉強の計画、どこまでやるか、というのは親がきっちり目を見張り、進捗を見ていく必要がある

    *勉強計画で大事なのは「時間」ではなく「何ページやるか」
    ・勉強や受験で最終的に求められるのは結果を出すこと。それまで、どれだけの時間を勉強に充てたのか、ということなど見られない。したがって、普段の勉強においても、「どれだけの時間を頑張ったか」などの観点は非合理的→さすがプロ主婦。合理的過ぎて笑ったw
    ・したがって、子どもと共に勉強計画を作るときは、必ず「ページ数」や「単元」などやる量を具体的に定めること



    *明日の道具や必要なものの準備は全て母親が行う。高校生になっても。
    →さすがに中学生や高校生になってまで、そんなところまでやるのはどうか、と思ったけども...
    →佐藤氏はこの子育て法で結果を出しているし、何より「家事とか料理とか明日の準備とかの経験なんて、青春時代にさせてももったいない。必要な時にさせれば覚えられる」というのも、一種合理的で理解できる。明日の準備や持ち物を確認する時間を、全て勉強に充てられるとしたら、12年間の学校生活館で結構な時間が生まれるしな、、、


    ●本のイマイチな点、気になった点
    *勉強の環境は関係ない
    ・佐藤氏は、子ども全員を全て目の届く範囲で勉強させるため、一階に集めていた、と語っていた。ただ、これはあくまで佐藤氏の家庭上の都合であり、全て勉強部屋を作らず、そのようにさせることがいいかどうかは、不明瞭だなぁ、と思う
    →ただ、各々の部屋がなくたって、学習机がなくたって、灘にも東大にも行けるというのは知っておくべき事実ではあろう


    ●具体的なアクション&学んだことをどう活かすか
    すぐに実行できることはないものの、自分が後輩を育てようと思うとき、人を育てようと思うとき、そのやりようはいくらでもあるのだな、と学んだ。佐藤氏は、高校生の息子の英語や数学などよくわからなかったそうだが、毎度の解答用紙を見つめたりすることで、子どもの弱点やその傾向をつかむこと、自己理解を助けることに貢献していたそうである。

    自分が力がなりたい人のために、何ができるのか、考えつづける。コーチとして、支援者としての思考をあきらめなければ、サポートする手段はいくらでもあるのだなと学んだ

  • 参考になるところと真似したくないなと思うところがあった。
    学力の強化ばかりに重点を置いているのはどうかと思った。

  • 全てが良いとは思わないけど
    うまく育てているなと思いました。

    天狗になる子いますよね。

  • [図書館]

    「私のやり方は正しい」「私は正しい」「私だけが正しい」
    という主張がグイグイ迫ってきて読んでて正直辛かった。
    教育学的には効果がない、逆効果とされてる方法も多いし…眉に唾つけて読むのが良いと思った。

  • 2回目読了。

  • 佐藤ママは凄いです。
    ここまで徹底的にやれば子どもが東大理科Ⅲ類に受かるのかと納得はしました。
    ただこの方法はお金の心配を全くしなくて良い人のやり方だと思います。
    普通の家庭では子供4人にここまでは出来ないのではないかと思います。

    私とは相容れない考えもありますが自分なりの信念を持って一生懸命に
    子育てをしている姿には素直に感心しましたし、参考になる部分もありました。
    子離れがちゃんと出来れば育て方としてはそんなに間違ったものでは無いかもとも思います。

    個人的には理Ⅲでなくても東大に行ければ凄いと思ってるので
    ここまで徹底はせず親としてやれることをやっていこうと思いました。

  • 2017.7.24
    自分が育てられた環境と比較しながら読んだ。
    自分の直感を信じて、最大限に子どもにエネルギーと時間を割いたのがすごい。
    ・とにかくほめてほめてほめ倒す
    ・「ちょっと待ってね」はNGワード
    ・母親の知的好奇心が子どもをつくる
    ・朝はニコニコ、絶対に怒らない
    納得できること・真似したいことがたくさんあった。後半、勉強まで細かく見てあげられたのは専業主婦だからかも。

  • 話題の人みたいなので、遅まきながら読んでみた。
    言いたいことには概ね賛同できる。
    真似は出来ないけど。

    佐藤ママ、ワイドショーを見た人から散々叩かれてたみたいだけど、お子さん1人1人をとてもよく見ている良いお母さんだと思う。

    あと、お子さん達は本当に天才ではなく秀才のようだ。
    東大理Ⅲなんて天才しか受からないでしょ、ということはなさそう、と思った。

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著者プロフィール

佐藤亮子(さとう・りょうこ)
奈良県在住。大分県で高校まで過ごし、津田塾大学へ進学。卒業後、大分県内の私立高校で英語教師として2年間教壇に立つ。その後、結婚。以降は専業主婦。長男、次男、三男、長女の順で3男1女を出産した。3兄弟は、難関私立の灘中、灘高等学校(神戸市)、長女は洛南高等学校附属中、洛南高等学校(京都市)に進学。大学受験では4人とも東京大学理科三類(通称「東大理三」)に合格した。4人の子ども全員が東大理三に合格するのは極めて稀なケースで、その子育て法と受験テクニックに注目が集まる。子育てが一段落した現在、中学受験塾・浜学園のアドバイザーを務めながら、全国で講演活動を展開している。子どもたちに読んだ絵本・歌った童謡の数は毎日記録したが、家計簿を緻密につけることには3回挑戦したものの「書く時間が無駄」と思い、毎回2日目に挫折した。現在は極めて大まかに1カ月の収支をノートに書いている。

「2020年 『東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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