変革の知 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • シンガポールの水質浄化企業のCEOオリビア・ラムのインタビューが記憶に残った。まさに女性実業家のサクセスストーリー。エネルギーの源は「考え」から湧いてくるという。楽しいと思えば楽しくなる。幸せだと思えば幸せになる。すべては考え方次第。
    もう一人印象に残ったのはアメリカのベンチャーキャピタルのマイケル・モーリッツのインタビュー。シリコンバレーの生きる伝説で、アップル、ヤフー、グーグル、リンクトイン、ユーチューブなど誰でも知っているIT企業の出資者。若くアイデア溢れる人と仕事をすること以上に興味深いことはないとし、20代のインスピレーションの価値を高く買っている。これがモチベーションのようだ。
    二人を取り上げたが、表紙のジャレド・ダイアモンドは著書が多く、それを読めば考えは理解できたが、著書の少ないリーダーのインタビューはなかなかその考えに触れる機会がすくないので、その点でこの本の価値があるように思う。

  • 朝鮮日報に掲載された下記18人のリーダーへのインタビューをまとめたもの。
    アダム・グラント
    ロルフ・ドベリ
    セス・ゴーディン
    マイケル・ノートン
    ジャレド・ダイアモンド
    ダニエル・ピンク
    フィル・リービン
    カリム・ラシッド
    ヤン・チップチェイス
    ケビン・ファイギ
    ジョン・ライス
    ブルクハート・シュベンカー
    アニタ・エルバース
    オリビア・ラム
    趙王平
    テレサ・アマビール/ボリス・グロイスバーグ
    マイケル・モーリッツ

    田坂広志氏の序文が秀逸。

  • いいなと思う記事はあるけど、1人あたりがあまりにも短い。知の逆転の上を行く短さ。本っていうより、ネットや新聞の記事を集めた感じに近い。

    でも、一部は内容もリッチだったし、短いのが残念だがおもしろそうな話も多い。お気に入りの人物を見つけるのに最適なレビュー、または、生きてる人版の"列伝"と言える。

    250pの本を、約50箇所ドッグイヤーしてたw
    好きな章を読み直さなきゃ
    161112

  •  17人の成功者たち。
    土俵が違い、土台が違い、環境が違い、目標が違う。

    だから僕たちが真似ばかりしていても、
    きっと成功するとは限らないだろう。

    彼らを通して学ぶこと。

    悩むということ。
    模索するということ。

    答えのない問いを
    問い続けるということ。

  • 様々な分野のプロたちが綴る、問題解決をテーマにしたインタビュー本。面白いなと思ったのは、ヤン・チップチェイスの話で、あるルワンダの女性が電気が通ってからというもの自分の家にはアイロンがあるということを魅せつけるために、外出の頻度が高くなったというもの。表面的に見栄えのするものを消費者は買い、自分の社会的地位を高めているのだ。企業側は消費者の内面を知り、純粋な動機や欲に焦点を当てて商品を生み出すべきだ、と彼は語る。政治や流通など、様々なものはトップダウン方式で一般人に還元されるので、我々が”バカ”であればあるほどトップ側は得をするという現状を改めて知り、純粋に怖いと思った。
    また、アニタ・エルバースの話では、スターバックスがコーヒー1杯に4ドル払うことを普通だと感じるよう消費者を訓練した一方、音源1つに彼らは1ドルかけることに抵抗を感じていることを例に取り、顧客が「もう少し安くあるべき」と感じる産業は、その産業自体が危機にあると見なければならないとしている。スターバックスが消費者を訓練したという表現が新鮮である一方、的を得ていると感じた。1企業が消費者の価値観を変えうるという非常に興味深い事実である。
    全体を通して、インタビュアーの質問は的確で、彼ら(?)の知性をのぞかせている。おそらく、この原版は韓国のものであり、日本とズレた質問や例が散見された。ウォンを日本円に換算するぐらいはしてもいいのでは?と思った。

  • 朝鮮日報だから、韓国があせっている様子がなんとなく伝わってくる。

  • 「知恵」ではない「智恵」を実践している18人の知のスーパースターたちの発言集。知らない人もいて知の変革者たちの人名図鑑になっているかも。一人一人の発言がカッコよくて痺れたりしますが、ただカタログ的に網羅されているのでビジネスHOWTO本みたいな薄く広く、に感じてしまいます。『朝鮮日報』経済版のインタビューからの出版、という出自からなのかな?ただこれを入り口に気になる人の著作を読み進めばいい、と考えようと思いました。

  • 東スポの見出しみたいに小文字で書かれた著者の「ほか」を見逃して、『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンドの新作と勘違いして手に取ってしまったのだが、思いのほか楽しめた。
    細切れながらも、思わず膝を打つような一言があふれていたからだ。
    例えば、 <職業を選ぶ時に最も重要なのは、今後30年間の業界の動向>。バブルの頃にソニーやシャープに就職した人でなくとも、40代なら、誰もが納得するだろう。
    <私が編集局長になるとするならば、事件を報道する日刊紙ではなく、事件を誘発した背後にある要因を明らかにする週刊誌を作ります>。迷走を続けるメディアの面々に、ぜひ伝えたい。
    まさに<誰もがセールスマンの時代>だ。弁護士、会計士、税理士……、昔なら、資格を持っているだけで食えたであろう専門家も、今や過剰供給だ。営業のセンスは欠かせない。
    自分も実践しているのだが、世界を旅すると必ずマックに入る。いずれキューバにもできるだろう。<マクドナルドは各国の食習慣や文化的な背景に合わせ少しずつ異なる形で運営されている>のは確かな事実だ。インドに行けば、はさんであるのは当然、神様扱いの「牛」ではない。マトンだと聞いて、行ってみたらチキンだった。臭いに耐えかねたのかな? チリのマックでは、ポテトの塩っけがやたら強かった。本場アメリカのマックだと、ぱさぱさのパンが意外にしっくりくる
    感心したのは、アニタ・エルバース女史。この方のパートは全編にわたって気付きがある。オススメ。でも、全部じゃないから★★★

  • 韓国の雑誌に掲載されたインタビューをまとめたもの。
    タイトルはNHK出版の"知のxxx"に乗っかっただけで恐らく別物。
    そこまで内容は深くないが、それぞれの著者を知るきっかけにはなる

  • 今の世界の前線のビジネスマン・経営者・学者に対しての
    インタビュー集。
    ジャレットダイアモンド氏を筆頭にマイケル・モーリッツ。
    ジョン・ライス。フィル・リービン。ダニエル・ピンクなど
    わりと錚々たるメンバ。
    もうひとつの特徴は、この本が韓国の朝鮮日報の経済版
    でのインタビューの日本語訳ということ。
    こういう本の世界までアジア(中韓)のパワーが日本に
    やってきてるのかと思いました。

    哲学者たちは、これまで世界を「解釈」してきたにすぎない。大切なことは、それを「変革」することである。
    Byカールマルクス

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