- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041024133
作品紹介・あらすじ
激変の時代をどう生き抜くか? ジャレド・ダイアモンド、ダニエル・ピンクなど世界最高峰の学者、経営者ら18人が集結。現実を見通し世界を変革するための珠玉の言葉が詰まったインタビュー集。序文・田坂広志。
感想・レビュー・書評
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インタビュー集。
[目次]
第1部 世界を見通す賢人たちの基準
思いやりや与えることが成功の秘訣(アダム・グラント)
最高の選択をするためには間違った選択を避けること(ロルフ・ドベリ)
恐れがあればこそ仕事も人生もアートになる(セス・ゴーディン)
モノより体験を買う時、もっと幸せになれる(マイケル・ノートン)
スマートフォンではなく顔を見ないと本当の心は見えない(ジャレド・ダイアモンド)
第2部 代わりのきかない「自分」の創り方
現代人は皆、顧客の心を虜にしなければならないセールスマン(ダニエル・ピンク)
競争ではなく、ただ製品のためにエネルギーを使う(フィル・リービン)
私たちは何か素敵なことをするためにこの惑星に来た(カリム・ラシッド)
消費者の欲望を読み取るために、まず彼らになってみる(ヤン・チップフェイス)
あらゆる創造には「人間」に対する熱烈な探究心が必要(ケビン・ファイギ)
第3部 危機を乗り越えた生存戦略
やると言ったことを実践し、なると言った人にならねばならない(ジョン・ライス)
世代を見通す「職人」資本主義を学ぶべき(ブルクハート・シュベンカー)
つまらない1000人より確実な1人に集中せよ(アニタ・エルバース)
世界を救いたいと夢見たことが私を救った(オリビア・ラム)
真のリーダーは自分を下に置いてビジョンを提示する(趙玉平)
社員の感情も管理できる企業が成功する(テレサ・アマビール、ボリス・グロイスバーグ)
成功する企業は一目で分かる(マイケル・モーリッツ)
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東2法経図・6F開架:159.4A/D71h//K
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シンガポールの水質浄化企業のCEOオリビア・ラムのインタビューが記憶に残った。まさに女性実業家のサクセスストーリー。エネルギーの源は「考え」から湧いてくるという。楽しいと思えば楽しくなる。幸せだと思えば幸せになる。すべては考え方次第。
もう一人印象に残ったのはアメリカのベンチャーキャピタルのマイケル・モーリッツのインタビュー。シリコンバレーの生きる伝説で、アップル、ヤフー、グーグル、リンクトイン、ユーチューブなど誰でも知っているIT企業の出資者。若くアイデア溢れる人と仕事をすること以上に興味深いことはないとし、20代のインスピレーションの価値を高く買っている。これがモチベーションのようだ。
二人を取り上げたが、表紙のジャレド・ダイアモンドは著書が多く、それを読めば考えは理解できたが、著書の少ないリーダーのインタビューはなかなかその考えに触れる機会がすくないので、その点でこの本の価値があるように思う。 -
朝鮮日報に掲載された下記18人のリーダーへのインタビューをまとめたもの。
アダム・グラント
ロルフ・ドベリ
セス・ゴーディン
マイケル・ノートン
ジャレド・ダイアモンド
ダニエル・ピンク
フィル・リービン
カリム・ラシッド
ヤン・チップチェイス
ケビン・ファイギ
ジョン・ライス
ブルクハート・シュベンカー
アニタ・エルバース
オリビア・ラム
趙王平
テレサ・アマビール/ボリス・グロイスバーグ
マイケル・モーリッツ
田坂広志氏の序文が秀逸。 -
いいなと思う記事はあるけど、1人あたりがあまりにも短い。知の逆転の上を行く短さ。本っていうより、ネットや新聞の記事を集めた感じに近い。
でも、一部は内容もリッチだったし、短いのが残念だがおもしろそうな話も多い。お気に入りの人物を見つけるのに最適なレビュー、または、生きてる人版の"列伝"と言える。
250pの本を、約50箇所ドッグイヤーしてたw
好きな章を読み直さなきゃ
161112 -
17人の成功者たち。
土俵が違い、土台が違い、環境が違い、目標が違う。
だから僕たちが真似ばかりしていても、
きっと成功するとは限らないだろう。
彼らを通して学ぶこと。
悩むということ。
模索するということ。
答えのない問いを
問い続けるということ。 -
様々な分野のプロたちが綴る、問題解決をテーマにしたインタビュー本。面白いなと思ったのは、ヤン・チップチェイスの話で、あるルワンダの女性が電気が通ってからというもの自分の家にはアイロンがあるということを魅せつけるために、外出の頻度が高くなったというもの。表面的に見栄えのするものを消費者は買い、自分の社会的地位を高めているのだ。企業側は消費者の内面を知り、純粋な動機や欲に焦点を当てて商品を生み出すべきだ、と彼は語る。政治や流通など、様々なものはトップダウン方式で一般人に還元されるので、我々が”バカ”であればあるほどトップ側は得をするという現状を改めて知り、純粋に怖いと思った。
また、アニタ・エルバースの話では、スターバックスがコーヒー1杯に4ドル払うことを普通だと感じるよう消費者を訓練した一方、音源1つに彼らは1ドルかけることに抵抗を感じていることを例に取り、顧客が「もう少し安くあるべき」と感じる産業は、その産業自体が危機にあると見なければならないとしている。スターバックスが消費者を訓練したという表現が新鮮である一方、的を得ていると感じた。1企業が消費者の価値観を変えうるという非常に興味深い事実である。
全体を通して、インタビュアーの質問は的確で、彼ら(?)の知性をのぞかせている。おそらく、この原版は韓国のものであり、日本とズレた質問や例が散見された。ウォンを日本円に換算するぐらいはしてもいいのでは?と思った。 -
朝鮮日報だから、韓国があせっている様子がなんとなく伝わってくる。
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ジャレド・ダイアモンドの作品





