- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041024171
作品紹介・あらすじ
この家には、障りがある――。ある雨の日鈴の音と袋小路に佇んでいたのは黒い和服の女。――あれも、いない人?(「雨の鈴」) 住居にまつわる怪異を、営繕屋・尾端が鮮やかに修繕する。恐怖と感動の物語、全6篇。
感想・レビュー・書評
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再読だからあまり怖く
ありません!(๑•̀ㅂ•́)و
だってどうなるものか
お話の展開を知ってる
から。
あるところに閉めても
閉めてもいつのまにか
薄く開いてる襖在り。
家の傾きが原因かな?
よくよく耳をすませば
襖の内からカリカリと
爪を立てる音がする。
誰かが歩き廻るような
足音もする。・・・・・・
そう、このジトーっと
すき間から覗かれてる
ような気配はすごく嫌。
ジトーっといえば肌に
纏わりつく小糠雨。
そのなかで傘も差さず
に悄然と俯いてる女性。
ねえ、あなたは誰?と
声をかけたら目の前で
スゥーっと消えて、
貴方の背後に張りつき
家までついてきちゃう
かもしれません!
って自分で勝手に話を
作りはじめてるな私。
しかも少し怖くなって
きました。。
わーどうしよう!って
知ったこっちゃないよ
・・・~~~(m´ρ`)m
さ、寝ましょ寝ましょ
皆さまおやすみなさい
♪詳細をみるコメント3件をすべて表示-
しずこさんレビューがもう一つの物語のようです。きょうは2編を楽しみました。レビューがもう一つの物語のようです。きょうは2編を楽しみました。2024/08/24
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コルベットさんしずこさん、おはようございます。ありがとうございます!こんなわけわからない感想に、そんなふうに言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)しずこさん、おはようございます。ありがとうございます!こんなわけわからない感想に、そんなふうに言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)2024/08/24
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しずこさんとてもいい物語でしたので、次回作も期待したいところですが、ご負担にならない程度に・・・とてもいい物語でしたので、次回作も期待したいところですが、ご負担にならない程度に・・・2024/08/24
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とても静かで情景が美しい怪談でした
ホラーや怖い話というよりも、
私は怪談というジャンルがなんかしっくりときます
原因を探ったり、怪異を追い払ったり
消してしまおうとはせず
怪異としてそのまま受け入れて
共存しやり過ごすという新しい解決方法
初めはじっとりとまとわりつくような
怖気立つ空気感なのですが
尾端さんの修繕で、怪異は無くなっていないのに
不思議と怖くなくなります
私は雨の鈴が、情景が美しくて好きでした
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古い街並み、城下町、石畳の袋小路…
古い家々で怪異が起こる短編が六つ。
ホラーと言うほどの怖さはない。
描写の上手さは際立っているが物足りない(*´-`)
怪異が起こる原因がわからない話もあり、解決する
営繕屋・尾端の登場もあっさりして呆気なさすぎる。
う〜ん…続きも読んでみようか_φ(・_・
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2022/12/04
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2022/12/04
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2022/12/04
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ホラー短編集。残穢が怖すぎたので大丈夫かなと思ってドキドキだったが営繕屋さんが共通して出てくるので物語として割り切って読める。夜に読んでも大丈夫。原因や解決方法はこれ!とハッキリしているわけじゃなく、こんな感じなら今後も上手く怪異とお付き合いできるんじゃないかというふわっとしたものだったがそれが逆にリアルでよかった。
雨の中に現れる喪服の女の人の話が好きだった。
続き物の様なので他の話も読んでみよう。 -
え、こわっ。
あかん、表紙の爽やかさ?軽やかさになんか気持ちが緩んでたというか。作者小野不由美先生ですもんね。なんで気を抜いたんだ、私。
めっちゃ怖い。足元がぞわぞわくる。
どれもこれも、怪異がものすごい描写力で書かれるので、めっちゃ映像化してくる。文章読んでるのに目の前で体験してる感覚。
屋根裏、井戸、家の隅に隠れる老爺、そしてガレージ。泣きそう。怖い恐いこわい。
読んでる時に限って、部屋の隅の誰もいないところでカサッて音がするんよね。もう眠れない。 -
怖くておもしろい。
古い城下町、古い家屋が立ち並ぶ小路。自分の住んでる古い家にはなにやら妖がいるらしい。妖を退治するのではなく、うまくやり過ごせるように家を修繕することで解決する6つの短編集。
1作目の『奥庭より』が1番おもしろかったです。 -
何度閉じても開く襖、屋根裏を這い回る跫音、雨の日に現れる喪服の女、扉を開けるといる老人、井戸から出てくる生臭いモノ、ガレージに現れる子供。
様々な怪異現象を解決する『営繕かるかや』の尾端。
彼自体は霊能者でも見える人でもない。まれにお寺の僧侶を連れてくることはあるものの、解決方法はあくまでも家の修繕。
怪異という不可思議なものと、物理的な解決法という相反するものが面白い。
喪服の女と井戸の話はゾッとしたし、ガレージの話は辛かった。
全体に通して言えることは昔の人がやったことには一見迷信や意味のないことのないように見えて、ちゃんと意味があることが多いということ。
昔から井戸や大木を触るときはお祓いをするように、古いものを動かす、あるいは廃棄するときは慎重にということだろうか。
文体が淡々としているし、解決後はサラッと書かれているので物足りなさはあるが、尾端のテキパキしているようで気配りもある話し方も良く安心出来る。
最近続編が出たようなので、尾端の更なる一端が見られると嬉しい。 -
一言で、よい意味で不気味。
城下町から残る古い家。
陽があまり入らず湿気も溜まる、どことなく落ち着くことができない。
そして闇が襲ってくる。
見えそうで見えない、はたまた、こちらに危害を加えそうにないけれど、それでも【いる】ことに対してどうしようもない恐ろしさがわいてくる。
日本独特の恐怖がここにある。
そんな恐怖を営繕屋である尾端が、修繕。
尾端についての詳しい説明は文中にはないものの、怪異現象に対して専門家ではなく、家主に助言し、意向を聞いてから修繕する行動は、恐怖の中にほっとする束の間が与えられる。 -
雨の鈴が一番不気味で、読みながらゾワゾワしました。お気に入りです。
読んでる最中に尾端さんが出てくると安心できるので、こちらまで救われた感覚になりました。 -
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出してください。手を(*'▽')
その弐も良かった~。
その参も読みたいんだけど文庫ではまだ出てないかな。
出してください。手を(*'▽')
その弐も良かった~。
その参も読みたいんだけど文庫ではまだ出てないかな。
2025/05/08 -
図書館に弐、参とあったので走ってきます₍₍ ◝( ゚∀ ゚ )◟ ⁾⁾図書館に弐、参とあったので走ってきます₍₍ ◝( ゚∀ ゚ )◟ ⁾⁾2025/05/13
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2025/05/13
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著者プロフィール
小野不由美の作品





