礼讃

  • KADOKAWA (2015年3月2日発売)
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本 ・本 (472ページ) / ISBN・EAN: 9784041024331

作品紹介・あらすじ

早すぎる初潮、母との確執、最愛の人との出会いと初めて犯した罪…婚活連続殺人事件(首都圏連続不審死事件)の被告人が拘置所で書いた衝撃の自伝的小説!

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で予約中

    「少年」が発売されて犯罪者が書くものに
    興味を持ったのだがあちらは読む気にもなれず
    こちらを予約した

    他の方のレビューを読むと
    なんだか読む気も失せてくるレビューばかりだが(笑)
    とりあえず開いてみようと思っている

    ※※※※※

    本が届いて・・・その分厚さと文字の小ささ、そして
    文字の多さに萎えましたが(笑)
    せっかく予約までしたので読んでみることに・・・

    今やっと第一話まで読み終えたところですが
    皆さまのレビュー通りな印象
    なんだか、あんまり仲良くない友達の自慢話を延々と
    聞かされて、さらに恥ずかしげもなく自慢のように
    エロ話まで始めちゃったよ((+_+)) な、感覚。

    さて第二話・・・ 読むのかー・・・ 返却日近いし
    次に予約は絶対しないし、買うわけないし
    でも、ここまで頑張って読んで中途半端も悔しいので頑張ります。

    ※※※※※

    読み終えましたʕ•̀ω•́ʔ✧

    2章もエロ満載だが、喘ぎ声的な描写がないだけまだマシ。
    結局は何が言いたいの?

    自分はお金持ちの家に生まれ
    頭も良く知識も豊富で身体も良い

    だから、多少ブサイクでも男にモテて当たり前

    頭を使わずモテない女は理解できない=頭悪い

    殺人3件に謝罪や反省は微塵もなく

    全ては母親の育て方
    自分を騙した最初の男のせい、とでも言いたいのだろうか?

    女性死刑囚に刑が執行されたのは
    過去に2回のみ、の記述も

    ほんっとにワケワカンナイ╮(•́ω•̀)╭╮(•́ω•̀)╭

    唯一の救いは印税は寄付する。と最後のページに印刷されてたこと


    ある意味
    幸せな人だね



    評価する価値なし

  • 私はすごく好きな作品だった。言葉のチョイスがいちいちセンス良くかっこいい。実在する知らない店やホテル、お菓子など出てきて全て味わってみたいと思った。女性は見た目だけでは深くは愛されないことを思い知れた。

  • 自伝なのかと思ったがおそらく自分の経験を元に書いたフィクションなんだと気づいてどうでもよくなり読むのをやめてしまった。自伝的小説と書いてありましたね。紛らわしいので自伝という言葉を使うのはやめた方がいいと思いました

  • 想像していた内容と違ってビックリしました
    複雑な気持ちになりました

  • 途中で読むの中断

    うーん、作り話ぽい感じがあった…

  • 木嶋香苗、1974年北海道別海町生まれ、2009.9、3件の殺人、6件の詐欺、1件の窃盗容疑で逮捕、2012.4さいたま地裁、裁判員裁判で初の女性死刑判決。本書「礼讃」(2015.2)発行時は、最高裁に上告中。(2017.4、最高裁が上告を棄却、死刑が確定)「礼讃」は上下2段、469頁です。2007~2009年、婚活を利用した犯罪、おそらく嘘が上手なんだと思いますが、自伝的な様相で書かれています。さっと半分ぐらい目を通しましたが、これといった思いには至りませんでした。

  • 最近犯罪心理学がお気に入りです。
    またこの本は心理学に長けた天才結婚詐欺師が書いたものなので、興味が湧きました。

    ・どこがフィクションでノンフィクションかは不明ですが、母親との確執はなんだかかわいそうでした。ダイエットさせられたり、交換日記、体罰、言葉の暴力、嫌がらせ。

    ・関谷さんという恋人からのモラルハラスメントの部分は、こんなに心理術に長け計算高い彼女に、そんなことがあるのだろうか。なぜ別の恋人を探さなかったのか。不思議でした。すごく好みだったみたいですが。

    ・幼少期から高等遊民に憧れていたり、きわめて物質主義的だったり。”野ばら”という小説を読んだ時に感じたものと近かったです。まあこれはこの時代の雰囲気だと思います。
    でも、それだけではない。
    趣味が多様なところや、ギャンブル師だったり、計算高かったり、本人の言うように勤勉で凝り性、自己肯定感も強そう。まったく一筋縄ではいかない。

    それに、ものすごくマメ。こんなにたくさんの男性と誠実にお付き合いするのは、すごく忙しいし普通は面倒と思う。しかも、しっかりステディにセックスして、長年にわたり付き合う。ずっと偽名で。自分を含め大体の女性にはこれは面倒くさすぎる作業で、好きな人としかセックスしたくないし興味もわかない、と思う。まずそこで関係が終わる。

    ・肝心の?インターネット婚活や詐欺の話は、「それはまた別の物語...」と唐突に終わる。

    ブログ”上野さんの相談室”より
    「それでは礼讃という本は一体なんなのでしょうか?
    これは彼女の回顧録などという生ぬるいものでは御座いません。
    平成最悪の悪女が男性読者を口説いているラブレター。
    それこそが礼讃の本質であると私は思います。」



    138
    穏やかな笑みを湛える祖母にある目尻と口角の皺が、母にはなかった。皺というものは、加齢より表情によって作られるものではないかと感じていた。
    326
    94年は打ち手として勝負すると決めた。今年は勝負師としての試金石だと思い、様々な博打を試した。やっていける、と思った。
    ピアノ講師の肩書は必要だったので、続けていた。幸いと言うべきか、教室を開いて以来、やめた生徒は1人もいなかった。
    448
    家族がいて、恋人がいて、愛犬もいる。時間とお金の余裕もある。それなのに寂しかった。何故かわからない。どうしようもない重苦しさに心が暗くなった。いつも不安を感じるようになっていた。

  • 息をするように嘘をついてきた女性のことだ、この本に書かれている大半は嘘、というか美化しすぎた過去なのだろうと思う。しかし、家族との関係や、「容姿を褒められることに価値を感じない」というあたり、ハッとさせられ、やはりこの人は底知れないと思う。どこが本音なのかは本人にしかわからないが。

  • 欲により、本当は何を充したかったのだろうか。。。興味深い。

  • キワモノ

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