月夜の島渡り (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 344
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024720

感想・レビュー・書評

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  • 『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』の改題文庫版・・・でした。

  • 201501最初の段階で読む気が失せてしまった。なぜだろう。直前に金色の獣を読んだからかも。とりあえず「わたしはフーイー」だけは最後まで読んだ。でも、金色の獣のほうがおもしろかった。ホラー要素がもっとあればよかったかも。

  • ほの暗い幼少期の記憶。忘れかけていた心を呼び出すかのように懐かしさとともに押し寄せてくる物語たち。沖縄の離島、過去と現在が交錯するといった構成も面白い。

  • 草祭寄りでとても好き

  • 沖縄を舞台とした、妖怪(?)ストーリー7本。

    ホラーではない感じです。

    沖縄にならこんな事も有るかも
    と思いながら読めますが、
    タイトルは単行本の、時の
    『私はフーイー 沖縄怪談短編集』
    のほうが、しっくりきます。

  • ホラーというよりも幻想譚という感じ。沖縄に行きたくなった……。

  • 沖縄を舞台とした短編ホラー小説。

  • 沖縄を舞台にしたホラー短編集。
    解説にある『異界の沖縄』という言葉が表すように、現実にある世界を舞台にしながら、作中の世界には不思議と現実感が無い。沖縄に行ったことがあれば、また違うのだろうか?
    クトゥルー的な異形の生き物が登場する『ニョラ穴』、ループものSF(タイムトラベルものという解釈も有り得るか?)を彷彿とさせる『月夜の夢の、帰り道』、輪廻転生ものの『私はフーイー』のように、王道ホラーに限定しない短編があるのも嬉しい。

  • 文庫化で改変されたようですが単行本のときのタイトルは『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』。というわけで、沖縄を舞台にした短編7編。ホラー文庫とはいえ恒川光太郎は怖がりの私でも余裕で読める土着的幻想系なので、今回も「怪談」というほど怖くはなかったです。

    精霊のようなもの、怪物のようなもの、不思議な現象、魔女的な能力を持つ女性、どれも沖縄の離島になら今もいるかもしれない、と思わされるし、「弥勒節」など実在の風習を取り入れたものもあって民俗学的面白さもある。

    怖いのはむしろ、精霊や怪物、怪現象より、簡単に人を殺したり虐げたりする人間のエゴや悪意のほう。お気に入りはラストで浄化される「弥勒節」と、うつろ舟の貴種流離譚とも取れる転生ものの「私はフーイー」。とくにフーイーは長編にもなりそうなくらいの題材をぎゅっと凝縮してあってインパクトがありました。

    ※収録作品
    「弥勒節」「クームン」「ニョラ穴」「夜のパーラー」「幻灯電車」「月夜の夢の、帰り道」「私はフーイー」

  • 沖縄を舞台にした怪異譚。現実と地続きになっている怪異が、そこにあります。よく判らない妖怪のようなものがそこにおり、気が付けば怪異に覆われている。沖縄独特の言葉や環境が、そこに彩りを与えます。そんな世界がそこにあると思わせるのが、沖縄の持つ力なのでしょうか。沖縄から連想される青い空青い海が、却って禍々しいものを連想させる要因となることに戦慄を覚えます。
    死者と語る胡弓の調べ、望みを叶えてくれる妖怪との思い出、無人島で出くわした怪物の恐怖、心身ともに蝕まれる娼婦の囁き、など沖縄の空の下から怪異はやってきます。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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