髪ゆい猫字屋繁盛記 赤まんま (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 52
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024911

作品紹介・あらすじ

木戸番のおすえが面倒をみている三兄妹の末娘、まだ四歳のお梅が生死をさまよう病にかかり、照降町の面々は、ただ神に祈るばかり――生きることの切なさ、ままならなさをまっすぐ見つめる人情時代小説第五弾

感想・レビュー・書評

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  • 得次郎の3人の子供たちを育てているのは自身番のおすえ。
    その暮らしに慣れてきて、3人の表情も明るく元気になった。

    ところがある日末の妹、お梅が原因不明の病に。
    再びおすえに訪れる悲劇。

    それを近所中で支え合う。照降町の仲間。

    泣けます。

  • このタイトルの時代小説は2冊目です
    北原亜以子先生
    さて、幼い子は簡単に死んでしまう江戸時代
    悲しいですね

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    佐吉と祝言をあげ、猫字屋の嫁がすっかり板についたおきぬ。今後も照降町にはよきことだけが待っているように思われたその矢先、木戸番夫婦の許ですくすく育っていた三兄妹の末っ子お梅が突然の病魔にたおれる。砂を噛むような想いで己を責め続けるおすえ。それでも後ろを振り向いてばかりはいられない。人情で繋がった世界に身を置き、悲しみや不幸から立ち上がろうともがく人々をあたたかく描く書き下ろし時代シリーズ第五弾。

    平成28年10月4日~7日

  • 髪ゆい猫字屋繁盛記第五弾。

    女に騙され黒岩組の親分を殺した、サブの行く末がわかるが、
    自身番の伊之吉とおすえが預かっていたお梅が病気で亡くなる。
    おすえは実の娘も亡くしているので可哀想だった。
    そして、またおすえという迷い子。

    新しい駆け落ち夫婦、衣笠夫婦も参加。

  • 第五弾
    照降町自身番書役日誌からすると10巻目か
    今回読むのも久しぶりか、全部読んでないので分かり難い処はあるが、全体的に問題は無いし、内容はいつものほろりとさせる内容、今回も亡くなる人へ、そして新たな出会いは
    話は連続して続いて行くので、さてどうする

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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