疫病神 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 281
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024935

感想・レビュー・書評

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  • 産業廃棄物処理場を巡って、裏社会の人や市議会議員なども絡み合う。その中を金目当てに右往左往と駆け回る。どっちもどっちの疫病神同士の繋がりがなんか面白い。それにしてもハードだった。

  • 大阪を舞台にしたドタバタ劇。読んだなりの面白さはあるかな。頭のなかで北村一輝の大阪弁になるのは面白かった。

  • 映画「破門」の原作シリーズの1作目。
    映画化された「破門」はシリーズ3作目。
    やんわりと映画キャストの印象があるので、主役の二人は思い浮かべやすく読み進めれた。
    ストーリーは産廃処理場建設を巡る、ゼネコン、処分業者、暴力団、フロント企業の役回りがよく描けており、日常縁のない世界の私たちも楽しめる内容。
    お互い、利害だけで行動していた二人が次第と相棒化していくのか?と2作目以降が楽しみになる。

  • 佐々木蔵之介の主演作のシリーズ第一作、というそれだけの理由で読んでみた。出版年も全く調べずに読んでいて、90年代の香りがするなぁと思っていたら、ほんとに90年代の作品だったのね。
    建設関係の下請けの関係や、やくざとフロント企業の関係を把握するのがなかなか大変で、今の段階では全部のからくりを理解しきっていない気がする…。

  • 裏社会もので殴ったりだましたりは好きではないけども、そういう世界があるんだなぁとか、産廃業者ってそんなものなのかなぁという気はする。

  • 2016_09_03-0092

  • 最近聞かない東北の震災ゴミどうなっているのでしょうか。

  • 黒川博行さんの作品を初めて読みました。
    友人のお気に入りということで知ったのがきっかけです。

    こちらの『疫病神』は直木賞を受賞した『破門』を含むシリーズの第一作目です。
    私は「シリーズものであれば一作目から読みたい」タイプなので、ここから始めました。

    独特の大阪弁がテンポ良く話を進めますが、それと対比して内容の作りこみが大変細かいです。
    今作は「産業廃棄物」がひとつのテーマとなりますが、その事情を良く把握した上で構成されていると感じます。
    単なる小説で終わらずに、他の分野における知識も手に入るという、何ともお得な(?)内容になっていました。
    私は産廃に関する知識が無に等しいので、特にそう感じたかもしれません。

    ざっと読むだけでは細部の作りこみが伝わらないと思うので、
    特に中盤からはスローリーディングを使って読んで頂きたいと思います。
    産廃の世界で動き回る、中心人物2名の頭の回転(と狡猾さ)を堪能して下さい。

    極道の世界が中心のお話ですが、勢いだけではない、頭を使った話の流れが気に入りました。
    女性でも楽しめると思います。
    ただし暴力的なシーンなど男性色の強い場面は織り交ぜられているので、それが苦手な方は少し注意でしょうか・・?
    それでも一度は読んでみて、面白いと感じれば次作へ読み進めて欲しいです。

  • 桑原と二宮のコンビの活躍が面白い。

  • 直木賞受賞作の「破門」が映画化されるというので、とりあえずシリーズ1作目であるこちらからお試し読み。建設コンサルタントの二宮と、ヤクザの桑原のコンビが、産業廃棄物処理場の候補地をめぐるヤクザや建築会社の駆け引きもろもろに巻き込まれて色々とややこしいことに。二宮のほうは父親はかつて極道だったけれど本人は一応カタギ、とはいえ仕事柄、裏社会に片足は突っ込まざるをえないハンパな立場。一方桑原は「天性のヤクザ」、好奇心旺盛で行動力、瞬発力がある桑原に、どちらかというと二宮のほうが巻き添えをくらいがちだけど、結果助けられもする。バディものとはいえ、刑事や探偵ではないから彼らは必ずしも正義ではないけど、ラストはそれなりに痛快。

    正直、産廃をめぐる企業のあれこれは意外と難解で、専門用語も多いし、出てくるのはオッサンばっかりで、基本は男性向けのエンタメ小説。しかしヤクザものだから当然つきものの暴力描写がそれほどエグくなく、女性キャラがほぼ出てこないこともあって男性向け作品にありがちな過剰なエロが一切ないので女性読者にも優しいかも。むしろ二宮と桑原のコミカルな掛け合いは一部の女性読者を喜ばせるでしょう(笑)映画化キャストを知っているので桑原がずっと脳内で佐々木蔵之介でしたがこれはハマり役だと思う。

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プロフィール

1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』『喧嘩』『果鋭』など。

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