- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041024980
作品紹介・あらすじ
江戸は新両替町にひっそりと佇む骨董商<おそろし屋>。光圀公の杖は四両二分……店主・お縁が売る古い品には、歴史の裏の驚愕の事件譚や、ぞっとする話がついてくる。そしてこの店自体にもある秘密があって……?
感想・レビュー・書評
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2025.02.28
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図書館で推薦されていたので借りて読みました おそろし屋の曰く付き骨董品はおそろしくて面白かったです シリーズがあるみたいなので読みたくなりました
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猫鳴小路にある、曰く付きの骨董を扱う「おそろし屋」が舞台。武田信玄、光圀公、北斎、佐藤中将…と品物にまつわる因縁はどれも少しおそろしい。フィクションだとはわかりつつも、色々考えてしまう。黄門様の話とか。4話でいきなり時代が現代に変わったことに面食らいましたが、「おそろし屋」の伏線のためかと納得。いったいこの店にはどんな謎があるんだろう。お縁も何者なのか。
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シリーズ第一弾
武田信玄の影武者に関する逸話、水戸黄門漫遊記と本性を描いた話、葛飾北斎の幽霊画、現在の二百三高地の無駄な攻防に関して、いずれも解釈は? -
肝心要のところが抜けてますが、それは続刊待ちということなのかしらというか、続刊出ているのでしょうか。
曰く付きの品物を扱う骨董屋の話す品物の謂れの話。わりと有名どころなので、歴史はちょっと…という私でも大丈夫でした。
江戸江戸江戸ときていきなり時代が飛んで驚きですよ。
どちらかといえば江戸話の方が好きですね。 -
江戸時代、骨董商のおそろし屋で、店主のお縁さんが、その品にまつわる因果や歴史をお客に聞かせるお話。
タイトルからして、お縁さんが主人公になるのかなとも思うけれど、彼女の語る話は、彼女が語り部となった伝聞というより、作中作みたいな感じで、しかもその部分の量が多いから、ここのお話としては、その作中作の中の人物が主人公? て感じ。
というか、お縁さんたちの登場率が低い。
わりと幽霊とかが絡んだ話が多いかな。
オチの意味の分かるのもあれば、わけ分かんないのもありました。
1個1個の話は普通と見せかけて、実は裏に壮大な設定が隠れてる形式は、結構面倒くさいと思うタイプなんだけれど、出て来るキャラがそんなに嫌だと思わなかったので(てか、あんま出て来てないからね)、そこまで毛嫌いするほど嫌な話ではなかった。
時々、どうにも我慢ならないほど嫌な本てあるよね。そこまでじゃない。
第3巻で完結なので、そこですべてが分かるのかな、と思って、最後まで読むつもり。
あ、猫はちょっと出て来るけど、今のところ、ただ出てるだけで、何の意味も成していない。 -
2015.08.29.読了
風野真知雄さんの新しいシリーズ
猫鳴小路のおそろし屋
風野さんは適度なところで
シリーズを完結させて、
どんどん新しいシリーズを出して
面白いなぁと思います。
主人公達は、
似ていないけど
似ていて、
どれも好きなタイプなので、
ついつい読んでしまいます。
今度の主役の
おそろし屋のお縁さんも
ちょっとだけ出てきた
月岡皓七郎さんも
好感もてそうです。
今回のお話は
北斎のもいいけど、
信玄の話も面白かった。
よく 思いつくものだと感心します。 -
2014年12月刊。文庫書下ろしの新シリーズ。4編の連作短編。「黄門さまの杖」が怖かったです。最終話は、時代が江戸から現代に移り、おそろし屋4代めのお話でした。お録さんの謎というかおそろし屋の謎が、とても気になります。
著者プロフィール
風野真知雄の作品





