猫鳴小路のおそろし屋 (3) 江戸城奇譚 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 77
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041025000

作品紹介・あらすじ

江戸は猫鳴小路の骨董商<おそろし屋>で売られている骨董は、お縁が大奥を逃げ出す際、将軍・徳川家茂が持たせた物だった。お縁はその骨董好きゆえ、江戸城の秘密を知ってしまったのだ――。感動の完結巻!

感想・レビュー・書評

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  • 最後の将門の首の話はよく分からなかったけど、シリーズでの話はどのエピソードも面白かった。
    今回で終わりなのが寂しい。

  • 第三弾完結巻
    新解釈の真田六文銭旗、弁慶と義経の逆転が事実?、安倍晴明の式神の謂れ、最後は江戸城の秘密?
    清明に関してはつい先日佐用町の晴明。道満の石塔を訪ねたばかり不思議

  • シリーズ完結編。

  •  3巻まで来て……正直、もう飽きたというか。
     お縁さんが狙われる理由も、勿体ぶりすぎてて、もうどうでもいいというか。
     最終話が子孫の話だったんで、そこですべての謎が解けるんだろうなぁ、て思って、それだけ読んだんだけど、勿体ぶった結果がこれかよ、て感じ。
     いや、当時の人にしたら大変なことで、命を狙われるのも無理からぬことかもしれないけど、読者の目からすると、これかよ、ていうね。
     もっと過去と現代が絡む、すごい壮大な話なのかと思ってた。

  • 骨董にまつわる因縁話の幾つかが語られるが、正直私にはワクワク感もドキドキ感も今ひとつだった。

  • ここに出てくる都市伝説的な日本の偉人たちの逸話は、荒唐無稽すぎて苦笑するものや、この巻の「弁慶の下駄」のような目の付け所が面白い新解釈などがあって、たった3巻で終わってしまいましたが其れなりに楽しめました。お縁さんの謎めいた過去がややあっさりしてたのには少々物足りなさを感じました。

  • 2015年5月刊。文庫書下ろし。シリーズ3巻め。最終巻。4編の連作短編。最終話は、現代のお話で、おそろし屋の謂われも明らかにして、うまく締めくくりました。可もなく不可もなくというシリーズでした。

  • 猫鳴小路のおそろし屋 完結江戸城(皇居東御苑)、見学に行ってみよう。東京の大きな秘密を私も知ってしまった(笑)将門の首の効力はずーっと続くのかな?

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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