インフェルノ(下) (角川文庫)

制作 : 越前 敏弥 
  • KADOKAWA/角川書店
3.86
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本棚登録 : 752
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041025031

作品紹介・あらすじ

人類の未来を永久に変えてしまう、恐るべきゾブリストの野望――。破壊的な「何か」は既に世界のどこかに仕掛けられた。WHO事務局長シンスキーと合流したラングドンは、目に見えぬ敵を追ってサン・マルコ大聖堂からイスタンブールへと飛ぶ。しかし輸送機の中でラングドンに告げられたのは、驚愕の事実だった! ダンテの〈地獄篇〉に込められた暗号を解読し、世界を破滅から救え! 怒濤のクライマックス!

感想・レビュー・書評

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  • 「ダヴィンチ・コード」「天使と悪魔」は既読となってます。(「ロスト・シンボル」は積本となって眠っています)
    両作ともに小説は読みやすく面白いが映画はイマイチという感想の作品でした。特に後者の映画は酷かった....

    で本作ですが。

    結末にとても納得がいきません!
    投げたボールが帰ってくるどころかそのまま川に落ちてゆらゆらとどこかに行ってしまったような気持ちの悪さ!
    このシリーズはまだまだ構想が沢山あるらしいですが...なんかもうどうでもいいような...いや、出ればきっと読むんでしょうが...

    ただ途中まではとても面白く読ませていただきましたし、イタリアを観光しているかのような丁寧な背景描写はとても勉強になりました。
    (ネットで美術検索しながら読むのが楽しかったw)

    映画が秋に上映されるようですが、まぁ原作がこれではとても期待はできないなぁ...

  • 2018.10.8 読了

    289ページ

  • 増えすぎた人類を減らすためにゾブリストが考えたのは、病原体をばらまくこと。
    WHOと合流したラングドンは、仕掛けられた病原体を止めるために急ぐ。
    そこで知らされた驚くべき真実とは。

    上巻、中巻とで見てきた出来事ががらっと覆る。
    誰が敵で誰が味方なのか、下巻になってさらにわからなくなる。
    どんでん返しは楽しいですが、結末は予想外。

  • インフェルノは、ラングドンシリーズにしては珍しく、最初から物語が展開し続けるタイプで、「上・中巻はつまらない」現象が発生しなかった。
    その分下巻への期待が高まっていたのだが、期待値の高さゆえなのか、ラストがぱっとしなかった。
    「インフェルノ」はばらまかれてしまったけれど、シエナは逃亡の日々に幕を下ろして世界に向き合うことになるし、ゾブリスト亡きあとだけれど、ラングドンという新しいパートナーは見つかって、という、ハッピーエンドでもバッドエンドでもない……。
    というか、人口の割と大きな割合が生殖できなくなった世界線で、続編はどう描かれるのだろう。そこが気になるので、「オリジン」を早く読んでみたい。

    【ラングドン】
    今回は最初に記憶喪失を起こしていたため、疑心暗鬼になる場面が多かった。ミッキーマウスの腕時計がなくて、さらに不安を煽られているあたりは相変わらずで安心。また、今回はシエナの影響もあってか頭が冴える場面が多かったような。

    【シエナ・ブルックス】
    天才少女の成れの果て。天才ゆえに周囲の子どもとなじめず、鬱を発症。その際医師に「自分の問題ではなく周りの問題にフォーカスしてごらん」との助言を受け、実行するも、そこで学んだのは、自分には世界は変えられないという絶望的な現実。その後は医学の道に進むが、ある時ゾブリストの論文に出会う。彼の論文に描かれるのは、このまま人口爆発が続けば、人類は存続できない、という根拠に富んだ悲惨な事実。しかし、ゾブリストはシエナとは違い、自分には世界が変えられると信じていた。そんな彼のカリスマ性と強さに心惹かれ、シエナは彼と恋人関係に。しかし、ゾブリストは彼女に別れを切り出すと、人類にランダムに働きかけ、その1/3の生殖機能を奪う「インフェルノ」という空気感染するウイルスを生み出す。手紙でそれを知らされたシエナは、彼がインフェルノを放つのを阻止するために動いたが、彼は結局、彼女の目の前で投身自殺してしまう。
    シエナは「インフェルノ」が政府などの機関の手に渡ることを恐れていた。いつだって、すぐれた技術――原子力や進化論――を悪用するのは悪意を持った政府だから。そこで彼女は独自にインフェルノを回収することを決意、記憶喪失のラングドンとともに行動を開始する。

    【”大機構”】
    ちょっとよくわからなかった。もう一回読まねば。
    1周目でわかったのは、総監をはじめとする<メンダキウム>の乗組員は、クライアントの秘密を知らないのにその依頼を完遂するプロ集団で、かつ踏み込まない仕事人であるということ。しかし、倫理観はしっかりしているために、今回ははじめてゾブリストという依頼煮人を「裏切る」ことにしたということ。あとヴェンサが不遇すぎるということ。

    【銀髪の魔女=エリザベス】
    WHOの、不妊の女性リーダー。ゾブリストに侮辱されながらも冷静に対応したという印象。まっとうな、しかも相当な立場を持つ人間が、ゾブリストのような過激な論に耳を貸すのはどうかと思うし、シエナに言わせれば「あなたはゾブリストの意見に耳を貸さなかった」けれど、それがあるべき姿だろう。私に言わせれば、彼女はただ頑張っていた。巻き込まれただけ。かわいそう。

    【ゾブリスト】
    個人的には賛同してしまう。トランスヒューマニズムの先鋒。
    人類の恒久的存続のために人口を減らすべき――何も間違ったことは言っていないような気がしてしまう。原始的な人類の集団同士が戦争をしたのは、田畑にひく水をめぐって優劣をつけなければいけなかったから。だとすれば、水や食料不足が戦争を招く。だったら――全員が生きているせいで全員が不幸になるのだったら、人を減らして、残りの人が平和に暮らす方がいいような気がしてしまう。そうでなくとも、現状維持では人類がいずれ滅びるなら、手をこまねいている場合ではない。手を打つなら早い方がいい。
    最初は「インフェルノ」は大量殺戮兵器みたいなものだと思っていたが、生殖機能不全を起こさせるものだと知ったとき、なるほどな、と思った。奪われる1/3の中には不幸になる人ももちろんいるだろうけれど、誰も死なない。ダンブラウン天才か!それやろう!とまで思ってしまった(きっとこんなこと普通の人は思わないんだろうな、異端児扱いされてしまう。私がべつに子ども欲しくないからこう思えるのだろうか)。

    【謎解き】
    今回のは歴史的背景知識がないと解けないので、ロスト・シンボルほどは謎には興奮しなかった。今回は疾走感重視で謎がおまけ感が強かった。

  •  あれ? これ主人公間違えていないか? というくらい主人公のラングドン教授の影が薄い。もはや自動ジェントル謎解きマシーンか。もしかしてミッキーマウスの腕時計がなかったからか。本体はあっちか。
     相変わらず目まぐるしい謎ばかりだが、個人的にはヒロイン視点で読んでみたかった。

     あと、この世界軸でもこのことかなかったかのように、シリーズ内の事件は次の事件で引きずらないことが、どこから読んでも面白いシリーズであることと同時に地球滅亡レベルの危機が使い捨ての軽いものとなってしまうことが、個人的にはさみしい。
     ゆえに、このシリーズは、一気読みせず、かなうならば1年おきくらいに読んだ方が楽しそう。

     読み飛ばしてたロストシンボルは、ゆっくり読もう。

  • 2017/12/21~12/28

    人類の未来を永久に変えてしまう、恐るべきゾブリストの野望―。破壊的な「何か」は既に世界のどこかに仕掛けられた。WHO事務局長シンスキーと合流したラングドンは、目に見えぬ敵を追ってサン・マルコ大聖堂からイスタンブールへと飛ぶ。しかし輸送機の中でラングドンに告げられたのは、驚愕の事実だった!ダンテの<地獄篇>に込められた暗号を解読し、世界を破滅から救え!怒涛のクライマックス!

  • 映画版のオチがまるっきり違っててワロタ

  • 裏切らない、ある意味いつも通りの展開。

  • 中から下にかけて一気に面白くなりました。

    好きなシーンは、シエナが泣いて何も信じられない、というのに対し「とりあえずロバートラングドンを信じてみて」というところ。泣けました。
    頭がよくて、頭がよすぎるゆえに孤独なシエナが初めて誰かを頼って泣けたんじゃないかなあ、と思いました。

    全体としてダンテの神曲から連想されていく謎解きが面白く、神曲読んでみたくなりました。

    印象に残った格言は「今宵を忘れるな、永遠の始まりなのだから」という言葉。ロマンチックだなと思います。

    物語中に出てくる建造物、美術品が気になるので、映画も観てみたいと思います。

  • 夏にフィレンツェへ行くことにした。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2018年 『オリジン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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