記憶の渚にて

  • KADOKAWA (2016年6月30日発売)
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  • 本 ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041025277

作品紹介・あらすじ

あなたの記憶は、あなただけのものですか?
記憶の概念を揺さぶる、記念碑的エンタメ巨篇。直木賞作家による全身全霊900枚!


――記憶こそが私たちのすべて。
国際的に著名な作家だった兄が謎の死を遂げた。
古賀純一は兄の遺品の中から謎の遺書と『ターナーの心』と題された随筆を発見する。我が家の歴史を綴ったその文章は、記憶とは大きく食い違うデタラメばかり。偽装された文章は兄の死となにか繋がりがあるのか? 兄の死の真相に迫る古賀を待つ、謎、謎、謎――。
日本からイギリスへ。海を跨ぎ、150年の時を越える一族の記憶に導かれ、すべての謎が一つの像を結ぶとき、予想だにしない圧巻のラストが立ち現れる!

この不確かな世界を生き抜く力となる、最新傑作長篇。

「小説の限界に挑んだ、私の作家人生を賭けた作品。
私の読者も、そうでない方も、私の小説が嫌いな方も、とにかく読んで下さい。」白石一文

☆本書に寄せられた推薦の声☆
「これまでの白石作品のなかで最も立体的で謎に満ちた物語。 ひとりでも多くの人に読んでほしいです。」 森絵都氏(作家) 「本の旅人」7 月号より
「小説だからこそ生まれた大胆な“仮説”。作者の物語る力に思わず引き込まれた。」 養老孟司氏(解剖学者)
「壮大かつダイナミック。先読み不可能な白石一文の新たな傑作!」 池上冬樹氏(文芸評論家)「本の旅人」7 月号より
「記憶」のあり方を疑ったとき、人生の意味そのものが大きく変わる。いくつもの謎に込められた意味が次々に明かされるクライマックスには鳥肌が立った。大胆な仮説をもとに私たちの認識を問う、おそるべき野心作。読後、世界が一変して見えるだろう。」 タカザワケンジ氏(書評家・ライター)

感想・レビュー・書評

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  • 長々読まされて結論は菜食主義の究極を目指せというオチだった。
    確かに人口肉が松阪牛と同じ美味しさになればそれは叶うかもしんないけど…。
    ながかったね。

  • なんだこれは?



    わからないので
    もう一回読むしかないかな

  • 途中までは、謎めいた期待感があって面白く読んだが
    最後、記憶についての考察が始まったあたりから
    説明的過ぎて飽きちゃったのと
    登場人物の関係が複雑過ぎて
    書き出しでもしないと、すっと理解できず
    何だか尻切れとんぼな読後感。
    記憶についての考察を、もう少し最後まで
    物語として落とし込んで欲しかったなという感じがした。

  • 話の長いおっさんとサシで飲んでくだまかれてる感じ。良い事も言うんだけど、急に雑談になったり、誰の話をしてるのかわからなかったり、宗教とか手かざしとか出てきた時点でもう早く帰りたい(読み終えたい)と思った。

  • 走り読みをしてしまった。
    再読は不要。

  • 読み終えるまでしんどかった。
    人間関係が把握できない。

  • 読み始めは快調に行ったのだけれど、登場人物がどんどん出てきてメモをしながら読むべきだったと思い始めたころから、もしかしたら新興宗教?がテーマ…不思議な話になって少しひいてしまった。この手のお話は個人的に好まないな〜

  • 長いけど、一気読み
    好きな作品です

  • 程よいリアリティーを感じつつ、結末が気になり読んだ。
    結末はもうちょっとまとめて欲しかったけど、、話としては面白かった。
    登場人物多くてちと混乱。
    主人公も古賀純一かと思ってたら、白崎東也だった?
    過去と現在も入り乱れ難しかったけど読み応えはある。

  • この作者の作品は好きで読んでいる。随所に興味深い表現があったのだけれど、物語全体としては今ひとつの感が否めない。二度、三度読めばまた印象も変わるのかも知れないが、もう一度手に取りたいとも思わない。

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著者プロフィール

白石 一文(しらいし・かずふみ):1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第22回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第一四二回直木賞を受賞。著書に『不自由な心』『すぐそばの彼方』『僕のなかの壊れていない部分』『草にすわる』『どれくらいの愛情』『この世の全部を敵に回して』『翼』『火口のふたり』『記憶の渚にて』『光のない海』『一億円のさようなら』『プラスチックの祈り』『ファウンテンブルーの魔人たち』『我が産声を聞きに』『道』『松雪先生は空を飛んだ』『投身』『かさなりあう人へ』『Timer 世界の秘密と光の見つけ方』等多数。

「2024年 『代替伴侶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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